見出し画像

8/9追記【土地探し】用途地域って何?【後編】



前回はそもそも用途地域とは?というお話でした。今回は、

一種低層(第一種低層住居専用地域)

一種住居(第一種住居地域)

それぞれの特徴をお話したいと思います。

一種低層は高さや隣家との距離に制限がある地域のこと。住宅などの低層建築を建てるために、一番厳しく制限がなされている土地なんです。

それゆえ、基本的には陽当たりがよく、ゆとりある住環境を保つことができます。

50㎡以下でなければ建てることができないので、コンビニやスーパーは建たないでしょう。騒音や夜間の人通りなどを気にしなくて済みますが、立地によっては不便な面もあるかもしれません。

一種住居は高さ制限がないぶん、中規模の商業施設を建てることができる地域です。さきほどの騒音や夜間の人通り、という意味では一種低層より気をつけなければいけない面もあるかもしれませんが、その分街灯が多くついていたり、かえって夜道が安心な側面もあります。

また二種低層、二種住居というものもあり、これはそれぞれの制限がもう少し緩やかなバージョンと考えてもらえばいいと思います。

実際には13種類もあるという用途地域。じゃあ実際どれを選べばいいのか?という話なんですが…

それらをみっちり覚えるよりは、まずはそんなこと気にせず立地などが気に入った土地をピックアップしていきましょう。

えっ?じゃあ今までのなんだったの?と思いましたか?

いい土地を見つけたいなら知識を持っているということはとても大切です。

だからといって、用途地域までガッチリ決めて土地探しをしていくと、選択肢が狭くなりすぎるんです。そうなると、いつまでも理想の土地は見つかりません。

だからひとまず、気に入った土地を集めてみる。それから、用途地域などもチェックして比較していく。そういう順番でいいんじゃないかと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?