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リズム感が良くなりたい! [リズム編 vol.1]

リズム感が良くなりたい!


今回のテーマはこれです。

これも本当によく聴く悩みです。


実際の所、
本当にリズムが一番重要です。


例えばボーカルの場合、
発声があんまりでもリズムがかっこよかったらかっこよくきこえます。

リズムがあんまりだったら、
発声が良くても良く聞こえない。
むしろ音痴に、聴こえます。

逆に音痴でも、
リズムがあっていたらかっこよく聴こえるという現象が起きます。笑

という事は、

リズム>発声>音程

こんな感じですね。


でも大半の人は、

音程>発声>リズム

こんな風に考えてしまいがちです。


ボイストレーナーの人でも結構、

リズムを3番目に捉えて、
書いている人も多いですが、

僕的には
リズムは圧倒的に1番目なのです❗️


大袈裟な話、

音質も音程も全くあっていなくても、

タイミングが合っていれば、

超カッコいいのです!


曲を聴いていて、

ここでこれきたかあ!

ここのこれが最高!

何回でも聴きたくなる!

こういった高揚感は、

タイミングが氣持ち良すぎるから起こりますね。


それもそのはずです。


宇宙的に考えてみましょう。笑

惑星の軌道や、

自然の、木々のせせらぎ、

滝の流れ、水の音

薪ストーブの炎の揺らぎ、

星のまたたき、

これらは全て、

一定のリズムですよね。

ドラマや映画にも共通しますね。

ある一定の間、

無音、音、

タイミング、瞬間、呼吸、

衝動、波動、振動、ヴァイブレーション


みんな、リズムからくるものですね。

というわけで、

リズムを磨けば磨くほど、

音楽的には研ぎ澄まされます。


日本人は農耕民族


プロデュースしている人や、

出会った音楽仲間には良く話す内容なのですが、


日本人は農耕民族です。

はるか昔はわかりませんが、

元来、田畑を耕し、それがベースになって生活をしています。

日常は、桑を振り下ろします。
これがルーティーンワークです。

よっこらせ、どっこいしょ

(話はそれますがどっこいしょの起源は仏教用語やヘブライ語等諸説説がありますが、とても面白いです)


桃が川から流れてきます

どんぶらこ どんぶらこ


お祭り、踊り

エンヤーコーラヤ ハァ ドッコイジャンジャン コーラヤ


生活のリズムの中に置いて、
一拍目にアクセントをつけているものが多いです。


西洋は騎馬民族


かたや、ロックが生まれた国、イギリスを始めとする西洋諸国はどうでしょうか。

騎馬民族国家ですよね。

(ジプシー、遊牧民国家もありますが、多いのは騎馬民族です)


パッカパッカ
馬に乗ります。
これが日常(ルーティーンワーク)

になります。

すでに跳ねているのです。
パッカパッカ

これは3連(音を3つ並べる)
のビートですね。

西洋諸国によくある、行進曲(マーチ)に3連の曲が多いのもそのためです。

2/4 や 2/2 の、曲の中にも、
シャッフルが入っているので

パッカパッカ 

タッタタッタ

というリズムが基準になります。


この時点で、スタート地点で全く違うんですね。


日本人と西洋諸国の人々とのリズムに対する捉え方の違い


日本で生まれ育った、農耕民族の日本人が

頭にアクセントが行くのは自然な流れなのです。


綺麗好きできっちりしたものを好む日本人は、
音もキレイにしがちです。

一拍目にアクセント
ビートはジャスト
キレイに鳴らす
比較的スクエアなリズム
時として前のめりになりがちな
オンのビート
ジャストのテンポ感

これが基準なのに対して、


それに対し、西洋諸国(騎馬民族)は、

私生活もまるで違いますよね。

日本人に比べて、

大雑把でルーズな人が多く、

争いがちで、はっきり物を言う人が多く、

(もちろんめちゃくちゃ優しい人もあります)

声が大きく、

風呂に毎日は入らない人も多いです。

生活、環境、価値観が全く違うから、

そら、奏でるビートも変わってきます。

オフビート
音楽において、通常とははずれたところにアクセントがあること。特に、4拍子の音楽において、2拍目と4拍目に置かれる。

バックビート
(オフビートみたいな感じで、
1拍目の前のビートを重んじる、というかそこ(2拍目と4拍目)にアクセントが行く。

ビートルズの映画にもありますね。

僕的には、バックビートを感覚的、哲学的な感じでも捉えています。

レゲエでいうワンドロップ、みたいな感じで。


シャッフルビート

(基本シャッフルしている。8ビートですら、海外の人のは、感覚的にシャッフルしている)

比較的ルーズ
(もちろん演奏が超タイトな人々は沢山いますが、ビートやグルーブに対する感覚として)
比較的おおらか
比較的自己中心的
適当

こんな感じで、基準が全く違います。


海外のグルーブの方が、
なんか心地いいなあ、乗れるなあ、と思ったあなたは、

これらの理由からそう感じたんだと思います。


自国のアイデンティティを通してできる音楽


とはいえ、決して日本がダメというわけではなく、
日本にも素晴らしい音楽がたくさんあります。
(歴史を辿ればそういう話も沢山ありますが、それはまた次回以降に。。)


日本にもルーツミュージックもあるし、
グルーブ感のある音楽もたくさんあります。

ノリ、というものに対する捉え方が全く違うということを覚えていてもらえたら、
それだけでもかなり変わってくるんじゃないかなと思います。

もちろん近年のロックやポップスのルーツは西洋から始まっているので、
ニュートラルにそこを学び、吸収して、

それぞれの自国のアイデンティティを通してできる音楽がとてもかっこいいと思うので、


いいものを知り、感動し、学び、

そこから創り出すものは

元のオリジナルのものとは全く違う、

オリジナリティになりますよね。

最初は猿真似で真似すればいいと思います。

やり抜いたら気づいたらそれがオリジナリティに変わっています。

そんな感じがしますね。

みんなそれぞれでそれを学び、表現して行きましょう!


リズム感を養う、
シンプルでいい練習方法があります。

また次回以降に話しますね。お楽しみに!


好き&フォローよろしくお願いします。


maeson


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