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基本情報技術者試験💻紙を愛する文系が50時間で資格取ってみた

私のスペック

最初に結果をお教えする。
A問題 840/1000
B問題 670/1000
私にしては良い出来ではないだろうか。

私にしてはとか言われても困ると思う。簡単に自己紹介しておく。
20代文系。ITに全然関係ない仕事をしている。私も含めExcelすらよく分からない人多数の職場で紙資料に埋もれて働いている。
1年くらい前にITパスポートは取ったものの何も覚えていない。
こんな私が何とか基本情報技術者試験に2〜3週間で受かった経験を記念にまとめてみる。

どんな資格か

ITエンジニアの登竜門。(ちなみにエンジニアには程遠い私が受けた理由は会社のインセンティブのため。ちょっと手当が出る会社もある。)ITパスポートよりも難しい。誰でも受験できる。テストセンターのパソコンで受けるタイプのテストで一年中好きな時に受けられる。 A問題とB問題があり両方とも6割取れれば合格。(詳しくはお調べください🙇‍♀️。↓ご参考)

勉強時間
少し調べてみたが初学者だと150〜200時間かかるという記事が多い。それなら私のやり方は結構効率がよかったのではないか。今回2〜3週間かけて合計50時間程度の勉強で達成した。1日2〜3時間の計算だ。

必要経費
お金については受験料が必ず7,500円。テキストを買えばテキスト代が追加でかかるし、講座に申し込めばもちろんそれだけ高くなる。個人的には講座までは要らないと思う。

最高効率の勉強法 by知人

私がどのように勉強したかの前に、頭の良い知人に聞いた効率の良い勉強法を紹介しておく。これが可能な方はこちらがおすすめである。

⓪とりあえず申し込み
リミットを設定する。やる気を出すためにとりあえず申し込んでしまう。

①過去問を解く
テキストなど買わずに過去問道場をひたすらやる。分からなくてもどんどん解く。解説を見て覚えれば良い。間違えることが記憶の定着に良いのだそうだ。過去の振り返りなど効果的に使うため会員登録もすると良い(無料)。


②時折実力テストをはさむ
過去問道場の模試モードを用い、弱点を見つける。

あとは①②の繰り返しである。テキスト要らずですぐ始められるし、お金もかからず財布にも優しい。
でも残念ながらわたしにこれは合わなかった。

私の勉強法

どこが合わなかった?

・知らない言葉ばかりの問題が多いと心が折れる
・体系的な学習が難しい
・普段「これはテキストの右ページにあった単語だ」というような覚え方をしているが、サイト上ではできない
・ペラペラめくって雑に斜め読みするには不便
・B問題の解説を読んでも理解できないことがある

紙好き文系人間だなあという文句である。(同じような方には最後まで読んでいただけると嬉しい。)
過去問道場のみの学習は早々に諦めテキストを買った。

先に『出るとこだけ!…』を購入したのだが、本当に受かるぎりぎりしか載っていない感じが不安になり、『いちばんやさしい…』も購入。結局私にはどちらもあって良かったという印象。実際買ったのはどちらも昨年度版。もちろん片方だけで問題無いと思う。(普通はこのタイプに追加でもう一冊買うならB問題系のテキストだと思う。この二冊の併用は特段おすすめ!というわけではない。私がもう一度受けるならいちばんやさしいorこの2冊の中間くらいのテキストにプラスでB問題系テキストを買うかどうかかなと思う。)
特徴をまとめておく。

『出るとこだけ!…』
・解き方を教えるタイプのテキスト
・計算問題に比較的強い。
・比較的本が薄い。
・知識情報の詰め込みには弱く、シラバスの全項目を説明していない。章末問題だけでなく、過去問、サンプル、公開問題をきちんとやり込むべき作りになっている。問題に知らない単語が多くてもあなたのせいではない。

『いちばんやさしい…』
・知識のインプット向けテキスト
・ほぼ単語解説。解き方のテクニックとかはそんなにかも。
・初学者にもわかりやすい説明にするため文字数がとても多い。
・B問題の説明が薄い。プログラミングを自分でやることを勧めてくる。

勉強法

⓪申し込み
最初に申し込むのは同じ。(ちなみに試験3日前まで、最初の申し込みから1年以内なら何度でも変更可能なので安心してほしい。ただキャンセルはできないため、1年以内には受けることになる。)

① サンプル問題、公開問題を全部印刷
公式サイトにある。印刷時にこんな感じなんだなというのをちらっと見ておく。

② テキストをひとまとまり(一章分とか)読む
『いちばんやさしい…』タイプの場合
雑な斜め読みで良いのでなるべく速く。それほど頑張って覚えなくて良い。ふーん、そうなんだ、くらい。心の健康を保つために知らない単語をなんか見たことあるかもに変えるための作業として読む。

『出るとこだけ!…』タイプの場合
上と比較してきちんと読む。そんなに構えなくて良いが。なるほどな…?というくらい。テクニックを覚える。

③該当箇所の問題を解く
章末問題などがあればきちんと解いてみる。解説も読む。あとで忘れるとしても、その時は何となく分かる状態だと嬉しい。
なければ過去問道場を活用。こちらはテキストに対応しているわけではないので、全然知らない言葉が出てくることがある。その場合はこちら(「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典 https://wa3.i-3-i.info/index.html)で調べると少しすっきりする。

④適当なタイミングで公開問題を解いてみる
②③を繰り返し適当なタイミングで公開問題を解く。適当なタイミングとはなんか飽きてきたな、実力を軽く試したい、実際どのくらいできるか不安かも、などまあなんでも良い。時間を測るかはお好みで。解けなかった問題の復習はきちんとした方が良い。でも全部の選択肢が分からなかったからしっかり覚えないと、というほどではない。このスタンスは勉強中ずっと変えなくて良い。
ちなみにこういう適当なタイミングが複数回来る場合は、過去問道場の模試を半分の問題数でやるのがおすすめだ。

⑤試験一回分の問題を時間を測って解く
②③を繰り返し最後まで到達したらひとまずの実力確認をしてみる。時間を測るが、時間内に解ききれなかったものも後で解いてみる。できなかったものの復習と弱点の確認をする。解説を読むだけでなく、テキストの該当箇所に戻るとさらに良い。

⑥あとはひたすら弱点を中心に問題を解く、テキストを読み返すの繰り返し。時々模試。B問題はトレースの練習。
テキストの読み返しはしっかりもう一巡などではない。弱点箇所を読み込むこと、たまに太字や囲みなど重要部分だけ斜め読みすることが近道だと思う。

その他

・おすすめYouTube。
すーさん
B問題解説が助かった。きっと私の仲間の皆様はB問題が苦手だと思うので良かったら見てみてほしい。一緒に手を動かしてみると良い。
その他もシラバス全体を通して解説してくれている。(長いには長いが)動画派の方にはおすすめ。有料だがnoteも出してくれているのでテキストをwebで見たい方にも良いと思う。

みみスタ
聞き流しに良い。移動中や寝る前などにおすすめ。

・私の偏見によるおすすめ
A問題は口を動かす、計算、B問題は手を動かす。単に読むだけだと覚えにくい。テキストを声に出したり、考えたことを書き出したりするのがおすすめ。小学生みたいにゆっくりはっきり読む必要はないし、全部綺麗に書き出す必要はない。とりあえず目以外も動かすと覚えやすくなる気がする。お試しあれ。

・色々書いてから見つけたが、これもわかりやすいかもしれない。『出るとこだけ!…』の出版社。なんで勉強期間に気づかなかったのか。当日の解き方なんか私がやった方法そのままである。ということで当日のポイントは端折らせていただく。

おわり

受験記念にまとめてみた。n番煎じになってしまったが何となくすっきり。満足。

ご興味ある方は是非受けてみてください。簡単ではないけれど興味深かったです。個人的な収穫はゆるコンピュータ科学ラジオがほんのり分かるようになったくらい。おもしろいよ。

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