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ゲーム感想『PERSONA3 RELOAD』※ネタバレ注意

今週クリアしたゲームは開発アトラスのペルソナシリーズ第3作、ペルソナ3のリメイク作品である『ペルソナ3 リロード』でした。
無印版などのリメイク前の方は触ったこともストーリーも知らないので、完全初見ということになります。そもそもペルソナ3が最初に出た時が2006年ということで、自分は4歳ですからね。舞子ちゃんより年下なのでは?

合間に飯放置とかしてたので正確には70~75時間くらいかな?

クリア時間は大体80時間、ほとんどのフルボイスを真面目に聞くとこうなります!
まぁ自分のペルソナ5ロイヤルは100時間かかったのでノウハウがあっただけ早く終わりましたね。

トロコンはまた今度!

なんとまだクリアした人は全体の1%未満らしいです。
そりゃこんなに暇な人はそうそういないよなと思いつつ、この12日間めちゃくちゃ楽しかったと改めて思います。

クリア前と比べるとより解散した感が出ますね。

クリア後画面美しすぎないですか。なんか本当これだけでちょっとしんみりとうるっと来る……



というわけで細かい感想について語りますか。シナリオは長くなるので最後にします。まずはゲーム性からにしますかね。


感想① ゲーム性・ゲームシステムについて

ゲーム性、特にバトル面についてはあんまりペルソナ5と変わらないと言っていいと思います。
ただ、ゲームの内容だけで言えばペルソナ5より少ないです。基本ずっとタルタロス上るだけですし、やることが明確な分5より単調な繰り返し感はありますね。
ただそこまで文句を言うほどつまらん!というわけでもなく、普通に楽しかったので人に寄りけりかなと思います。

1つ文句があるとすれば薄明の欠片ですね。あれはもっと余裕をもってもらえるかもっとそこら中に落としといてほしかった。中盤以降常に数を気にしないといけないし、毎日のようにエリザベスに会いに行ってたので。


感想②コミュ

コミュはやっぱり一周目では完走できませんでした。
残ったのはデブと裁縫の子と美術部の子と余命宣告の子です。

ペルソナ5のコープの感覚で行くと重すぎてびっくりしました。
出会って二回目とかで重たい話を振ってくるな!と毎回思っていました(笑)。
全体的にやっぱり暗い話が多かったですが、それぞれがちゃんと己と向き合う過程だったりそういうものが重視されていていいなとも思いました。
特に好きだったのは無達と舞子ちゃんですかねぇ。

ちなみに彼女は美鶴さん一択でした。ゆかりちゃんと揺れたんですけど、かっこいい人のテレに弱い。
ここも数少ない文句を言わせてほしいんですけど、デートにいけないの凄い残念でした。5みたいにいろんなところ行きたかった。


感想③音楽

これに関しては文句なしです!
今サントラを聴いているので、数日後に追記で好きな楽曲名を載せるかもしれない。早くSpotifyに来てくれないかと楽しみに待ちます。

Full Moon Full Lifeはずば抜けて好きです。ゲーム開くたびに毎回OP聞いてました。
あとはやっぱり戦闘BGMと夜の町BGM、学校の前後期両方、そしてなによりラスボス戦。このあたりは外せませんね。

好きな楽曲一覧 追記2024/02/15
1. full moon full life
2. Aria of the Soul
3. want to be close
4. When The Moon’s Reaching Out Stars
5. Mass Destruction Reload
6. Color Your Night
7. Master of Shadow Reload
8. Joy
9. Deep Mentality Reload
10. It’s Going Down Now
11. Changing Seasons Reload
12. Living With Determination
13. Memories of School
14. Living With Determination Iwatodai Dorm Arrange
15. Battle Hymn of the Soul Reload
16. Burn My Dread Last Battle Reload
17. Memories of You Reload
18. Memories of You Reload Instrumental

最後のほうの曲は聞いてるだけで涙出る……

感想④シナリオ・ストーリー

ここです。本題。今回感想を書こうと思った主な理由です。

順番がおかしいかもしれませんが、まず触れさせてください。
あのエンディングは美しいが耐えられない。大好きなパターンだけれど、それと同じだけの悲しさがあります。

事前情報なしでもあの最後のHPをすべて使う演出とアイギスの膝枕でなんとなく察しました。そして後々調べました。
間違えてほしくないのはあの終わり方以外はありえないと自分は思っていることです。そのうえで残された人たちの思いやこれからを考えると苦しすぎる。
美鶴とあんなに将来やりたいことを話していたのに…とそんなとこばっかり考えてしまう。ペルソナ7あたりで彼を救ってあげてほしい……

一貫してずっとシリアスだった今作、自分がこのストーリーを好きになった理由は普段好んで読んでいる作品と共通するテーマがあるからだと思います。

例えば上遠野浩平がよく取り上げる『自分の最も大切なものは何か』というテーマ。今作ではコミュを最大まで上げると各々が自分の大切なものを託してきます。中には嫌な記憶だったり、逃げる理由としてきたもの、縋ってきたものなど、自分を作ってきたものを再確認したうえで未来へ踏み出すというストーリーがあります。

例えば那須きのこが良く取り上げる『自分自身の起源は何か』というテーマ。主人公は両親を事故死で失った事、他のメンバーにも過去自身を決定付ける大きな出来事を背負い、そして最終的に自身の起源と向き合うことで成長していく。美鶴や天田君のように目の前で大切なものをなくし、それに準じた新たな起源を得るものもいる。
これらも自分の好きな作品に共通するテーマです。

そして例えば西尾維新が良く取り上げる『青春という自問自答』。
みんなが自分自身のできることや自分の役割、そして将来について悩みます。そのうえで主人公と共に、主人公を通して自身を見つめ成長していく。

これらのテーマが合わさっているからこそ、自分としてはより好みのストーリーとなったわけです。

そのうえで今作の大きなテーマであるメメントモリ、死というものについて。
死んだ人は生きた人の中にしか残らない。託されたものを背負わなければならない。そのうえで生きなければならない。
このあたりのテーマもこの時代ゆえの暗さというか、深さというか、時代感を感じますしとても好きです。

ネットの発達が今ほどではなく、他者の世界が見えない時代だからこそ産み出された己と向き合う話が自分は大好きです。


感想まとめ

全体的に素晴らしいクオリティのゲームでした。
ペルソナ5以上の美麗グラにフルボイス、なにより可愛いコロマル。
そして美しくも悲しいストーリーとあの最後の演出。
本当に忘れられない名作であることを今の時代に改めて感じさせてくれたアトラスに感謝。

今はペルソナ3フェスの後日談Episode Aegisのまとめ動画的なやつを見ています。そのあとに改めてサントラを聴いて一旦はペルソナから離れようと思います。


3月からはFF7Rです。クライシスコア買ったんで間に合うかはわかりませんが遊びたいと思います。


それでは最後まで読んでくださった方いらっしゃればありがとうございました。
筆者Twitter:まがしき @esportsmagasiki


追記部分 好きな楽曲一覧 2024/02/15(木)

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