まがしき

esportsファン・ゲームファン。新作は必ずチェックし、遊んだりしている。espor…

まがしき

esportsファン・ゲームファン。新作は必ずチェックし、遊んだりしている。esports大会はFPS中心に見ており、プレイもたまにする。 欧州サッカーファンで12年ほどマンチェスターユナイテッドのファンをしている。 趣味は読書で月に2~3冊読めたら読む。西尾維新ファン。

マガジン

  • 読書感想まとめ

    自分が読んだ本たちの感想をまとめていきます。 1~2週に1冊くらいの本を読み、そのたびに更新していきます。

最近の記事

ゲーム&読書感想『魔法使いの夜』※ネタバレ注意

今週クリアした、読み終えた作品は『魔法使いの夜』です。間に合ったー! 4月12日にコラボが発表された翌日に購入してから約2週間、いつかやろういつかやろうと思っていた作品でしたので遂に機会が来たと思い、存分に楽しませてもらいました。 もともと第1、5魔法が出てくること、月姫で青子が出てくること、なにより橙子さんが出てくることも相まってとても楽しみにしていました。 事前知識としては魔法使いが出てくること、冠位とる前の橙子さんが出てくることだけでした。ほとんどネタバレなしで楽しめ

    • 読書感想『鬼怒楯岩大吊橋ツキヌの汲めども尽きぬ随筆という題名の小説』※ネタバレ注意

      今週読み終わった本は著作西尾維新の『鬼怒楯岩大吊橋ツキヌの汲めども尽きぬ随筆という題名の小説』でした。 今作は群像2023年10月号に掲載されたものに手を加えて出版したものらしく、新作とは言い切れない感じがしますが新作です。 群像という文芸雑誌は存じ上げていなかったのですが、これまた著名な文芸雑誌らしく純文学をメインに扱っているそうで芥川賞が出たりする講談社のなかでもかなり格式の高い雑誌のようです。 自分は純文学というものはあまり詳しくなく、文学的に評価される系の小説とい

      • 読書感想『来るべき書物』※ネタバレ注意

        今週読み終わった本は前回のユリイカpanpanya特集以来2か月頑張って読んでいたモーリス・ブランショ著作の『来るべき書物』です。 繋がりで言いますと、かなり昔ミシェル・フーコーを二冊読みましたが、そのフーコーさんが大のファンだったということでフーコーを貸してくださった方に借りたものになります。 いや~本当に難解でした。残念ながら二割も理解できたがどうかどうかってところだと思います。時代も違い、文章も難しい。太宰や夜と霧で値を上げていた自分にはレベルの高い書物でした。

        • アニメ感想『葬送のフリーレン』※ネタバレ注意

          今週見終わったアニメは今絶賛大流行中の『葬送のフリーレン』でした。 昔8話まで見ていてそこから時間をおいていたんですが、タイミングが合ったので全部見れました。 この作品、8話の時点ではそこまで自分心惹かれなかったんですよね。そもそもフリーレンのヒンメルに対する思いだって「それはそこまで興味はなかったけど、改めて死に触れたから涙が出ただけでは?」と思っていましたし。 旅をする中で改めて人間というものを知る作品なのかなとこの時は思っていました。 明確にこの考えが変わったのは1

        ゲーム&読書感想『魔法使いの夜』※ネタバレ注意

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        • 読書感想まとめ
          36本

        記事

          アニメ感想『ARIA The NATURAL』※ネタバレ注意

          FF7R以来、お久しぶりです。 先月はFFにかかりっきりで小説もアニメも全くでしたが、今月はウイニングポストの新作をボチボチやりながらアニメや配信を見る日々を送っています。 というわけで今回は友達にお勧めされていたアニメ、『ARIA The NATURAL』を見ました。 (一期も見たんですが、感想書く前に2期見始めたのでなしにしました) なんと見た目のぽわぽわ感に対して設定が結構SFで驚きました。 火星をテラフォーミングして水の惑星に仕立て上げた世界、しかも重力や天気を操

          アニメ感想『ARIA The NATURAL』※ネタバレ注意

          ゲームクリア感想『FINAL FANTASY Ⅶ REBIRTH』※ネタバレ注意

          今週クリアしたゲームはスクエアエニックスのFF7Rシリーズ第二部、『FINAL FANTASY Ⅶ REBIRTH』でした。 クリアまでの時間はおおよそ90時間でした! 終盤にどっと増えたサブクエとミニゲームは断念してこれですからものすごいボリュームでした。 前作はもう4年前ですか… 前作をプレイしていた時はまだ高校生でした。今のようにPCやモニターではなく、テレビに繋がったPS4であのオープニングを見た時の感動をいまだに覚えています。 タイトルでも書いている通り、間違

          ゲームクリア感想『FINAL FANTASY Ⅶ REBIRTH』※ネタバレ注意

          ゲームシナリオ感想『ペルソナ3 リロード』『ペルソナ3 フェス』※ネタバレ注意

          昨日、ペルソナ3リロードの感想を上げた後、自分はYouTubeに上がっていたペルソナ3フェス エピソードアイギスのシナリオまとめ動画を見ました。 そこで思ったのは、「なぜこれもリメイクしなかったのか」という強い思いです。 自分はこのストーリーを見ることですべての思いを消化できました。 なぜそう思ったのかを自分の思いを吐き出す意味でも書いていきたいと思います。 ペルソナ3は残された人たちの物語である自分はペルソナ3という作品の、特にS.E.E.S.のメンバーに共通するテー

          ゲームシナリオ感想『ペルソナ3 リロード』『ペルソナ3 フェス』※ネタバレ注意

          ゲーム感想『PERSONA3 RELOAD』※ネタバレ注意

          今週クリアしたゲームは開発アトラスのペルソナシリーズ第3作、ペルソナ3のリメイク作品である『ペルソナ3 リロード』でした。 無印版などのリメイク前の方は触ったこともストーリーも知らないので、完全初見ということになります。そもそもペルソナ3が最初に出た時が2006年ということで、自分は4歳ですからね。舞子ちゃんより年下なのでは? クリア時間は大体80時間、ほとんどのフルボイスを真面目に聞くとこうなります! まぁ自分のペルソナ5ロイヤルは100時間かかったのでノウハウがあっただ

          ゲーム感想『PERSONA3 RELOAD』※ネタバレ注意

          読書感想『ユリイカ panpanya特集』※ネタバレ注意

          今週読んだ本は『ユリイカ panpanya特集』でした。 panpanyaさんの漫画個人的に結構好きで、最新刊も買わせてもらいました。 ユリイカ自体を買ったこと自体が初めてだったんですけど、ずいぶん専門書的な感じなんですね。 そうそうたる肩書の方々が濃密で詳細な解説や感想を語っていく、同じファンとして自分の感想がよりマッシュアップされていくような不思議な体験でした。 自分も他の方々にもれず、panpanyaさん像というものを掴み切れず謎の人物だと思っていたんですが、インタ

          読書感想『ユリイカ panpanya特集』※ネタバレ注意

          読書感想『ソウルドロップ奇音録 メモリアノイズの流転現象』※ネタバレ注意

          今週読んだ本は(読み終わって三日くらい経ってしまいました。)著作上遠野浩平のソウルドロップシリーズ第二巻『ソウルドロップ奇音録 メモリアノイズの流転現象』でした。 前作はロボット探偵との凸凹コンビが主人公でしたが、今作は東澱の倅であり、東澱の家から出ていった次男坊のお話でした。 自分では制御できない誰かの過去を見る力を持っている主人公(ブギーポップ・パンドラにも似たような子いましたよね。あっちは未来でしたが。)が、探偵としてある家の離婚騒動を終結させるべく赴くお話であり、大

          読書感想『ソウルドロップ奇音録 メモリアノイズの流転現象』※ネタバレ注意

          読書感想『ソウルドロップの幽体研究』※ネタバレ注意

          今週読んだ本は著作上遠野浩平のソウルドロップシリーズ第一巻『ソウルドロップの幽体研究』でした。 『生命と同等の価値ある物を盗む』怪盗が巻き起こす不審死とそれを追う保険会社の調査員の二人を中心に展開する作品でした。 これ、ペルソナ5のモチーフなんですかね。 それもあって随分と入りやすかったですが、こっちはもっとシリアスですね。 自殺なのか他殺なのか、死んでしまった超人気歌手のみなもと雫。 その追悼コンサートをめぐって人々がそれぞれの思いをぶつけあう、と書いてしまえばかっこい

          読書感想『ソウルドロップの幽体研究』※ネタバレ注意

          読書感想『傷物語』※ネタバレ注意

          というわけでこちらも先週読んだ本になりますが、著作西尾維新の物語シリーズ第2巻『傷物語』でした。 映画を二回目見に行こうと思っていて、そのためにも改めて小説を読もうと思いいたり5年~6年ぶりくらいに読みました。 前回読んだのは自分が高校1年生だったころです。なのでおそらく6年前のほうが正しいと思いますが、改めて読んで思ったことは「自分が全く違う」ということです。 あの頃とは全くもって変わってしまった自分を実感しつつ、あの頃ではできなかった楽しみ方ができたと持っています。

          読書感想『傷物語』※ネタバレ注意

          読書感想『ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成〈S〉(後編)』※ネタバレ注意

          先週読んだ本は(パルワールドやりた過ぎて感想書くの後回しにしてました…)『ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成〈S〉(後編)』でした。 前回(前編)の続きであり、後半六作の感想を以てSF修正を終わろうと思います。 魚舟・獣舟 上田早夕里 本来は人間と同じヒトゲノムを使い、人間とは別の生物を産み出したという設定の作品です。 作中に登場するのは人類と自分と同一のゲノムを持った兄弟というべき別生物である『魚舟』です。 今作では水没しかけている地球に住む人類と人類の兄弟『魚

          読書感想『ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成〈S〉(後編)』※ネタバレ注意

          映画感想『傷物語』※ネタバレ注意

          昨日見た映画は1月12日から劇場公開の始まった映画『傷物語-こよみヴァンプ-』でした。 2016年に三部作として劇場公開された傷物語を一つにまとめた傷物語の決定版。三部作の冷血編を上映していたころに私はこのシリーズのファンになったわけであり、なんと前作から6年近くたっているとのことです。 当時はまだ中学生でしたね…… まず最初に言っておきたいことは、「三部作を見た人も見てください。」ということです。完全に別物です。 監督の尾石さんがパンフレットでも語られていますが、多くの

          映画感想『傷物語』※ネタバレ注意

          読書感想『ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成〈S〉(前編)』※ネタバレ注意

          新年あけましておめでとうございます。 一月はアマプラに物語シリーズが入ったということもあり、バルダーズゲートや最近再び熱の入ったモンハンワールドと並行して楽しんでます。 というわけで新年最初の読書は『ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成〈S〉』の前半五編でした。 序で言われている「2から始まる年号って、数字の並びだけでDFだよね。」という庵野監督の言葉は2000年以降生まれの自分にはわからない感覚でした。自分だと2077とかそんな感じなんですかね??? というわけ

          読書感想『ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成〈S〉(前編)』※ネタバレ注意

          読書感想『残酷号事件』※ネタバレ注意

          今週読んだ二冊目の本は著作上遠野浩平さんの戦地調停シリーズ第五巻『残酷号事件』でした。 前作『禁涙境事件』で登場した(感想では全く触れなかった)残酷君がメインとなるお話であり、その名の通り残酷を体現し、背負い、巻き起こしていく怪人のお話です。 今作は作品を通してずっと暗いです。残酷ですからね。 そして今作は今までの作品すべての中で最も戦争の醜さが前面に出ています。どことどこが戦争し、そこの難民をどうするのか。中間地点の対応はどうするのか。相手国民を虐殺するのか、捕虜にする

          読書感想『残酷号事件』※ネタバレ注意