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出かけてきたよ㉕(帰宅🌎)

(昨年夏の思い出を綴っています。)
あっという間に、里帰りが終わる。
さて、飛行機に乗ろう。まずは、伊丹空港へ。

私は、空港が大好き。
飛行機に乗り降りする人々の高揚感と
色々な土地のエネルギーが建物の中に漲っているからだ。

出発の2時間以上前に、国内線チェックインカウンターへ。
そこで、驚愕の事実を知る。
「お客様。確かにこの便、本日搭乗の予約確定されてます。
しかしながら、お客様の在住国への便自体の就航は、半年先なのです。」

・・・え。
・・・・・・えぇ?
・・・・・・・・・・?・・・・・・・・・・・・
えええーーーーーーーーっ?!?!

そのグラウンドスタッフの方は、すぐに上司らしき方に連絡を取り、
テキパキと事態を説明している。

この時空と次元が捻じれたような事態に、びっくり。
母国内は移動できたとして、在住国へ乗り継げないかもしれない、とは。
しかし、その懸念は一瞬で消えた。
仕事に真摯で、誠実なグラウンドスタッフの方を見ていたら、
「私はオンタイムで帰宅できる、心配無用。」そう思えたから。
根拠は、全くないのだけど。

「お客様。羽田からの乗り継ぎ便の会社に照合いたします。
今しばらく、お時間いただけますでしょうか。空港内でお寛ぎください。
お手数ですが、再度この窓口に、1時間後お越しいただけますか。」

感涙。
この表現が適切でないのはわかっているが、
「さすが、母国系航空会社🙌」と、万歳したくなった。

感謝の気持ちで胸いっぱいのまま、
お言葉に甘え、ゆったりと”空港限定系”を次々楽しんだ。
私、守られているんだ。有難いな。
国内線出発だからと1時間前に空港に来てたりしたら、
時間が足りなくて、羽田で足止めを余儀なくされただろう。

1時間後、先程のチェックインカウンターに出向く。
「お客様、お時間頂戴して恐縮です。
乗り継ぎ便会社と交渉いたしました。
ご安心ください、本日、定刻通りお出かけください。
出発時刻が、かなり早い時間に変更になっています。
乗り継ぎ便会社に連絡済みですが、羽田到着後すぐお荷物を預け、
セキュリティを出来るだけはやく通過するようにしてください。
経由地が一か所増えますが、最終目的地までの便は、確保されております。
若干早く到着することになります、よろしいでしょうか。」

感動した。
その方の仕事意識の高さと配慮の細やかさ。
これらに触れることができて、とても嬉しかった。

最後まで、ありがとう、母国。
また来るよ。”いってきます”

”ただいま”
オンタイムで、私は帰宅した。
ターンテーブルに、自分の荷物がすぐに、目の前に流れてきた。
なんて有難いんだろう。
帰宅する飛行機を運行し、手配してくれる人がいる。
色々な人のお蔭で、今回も私は、里帰りをすることができた。

ゆっくり綴った、2022年の里帰り日記は、これで終わる。
この夏、再び母国を訪れることを楽しみにしている。

ありがとうございます! あなた様からのお気持ちに、とても嬉しいです。 いただきました厚意は、教育機関、医療機関、動物シェルターなどの 運営資金へ寄付することで、活かしたいと思います。