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出かけてきたよ⑭(仙台②)

(この夏の里帰りの思い出を綴っています)

風に誘われて、青葉城址へ。
美しい仙台の街が一望にできるため、観光客に人気なのだとか。
とはいえ、私が訪れた時は、人もまばら。

「あの、今日これで、終いですから。」
と、そっと多めに、宮城名物をサービスしていただけた。
そこでわかった。
なんと、閉園時間間近だったなんて。

ゆったりと、園内を歩く。
この日も猛暑。
しかし、ここは澄んだ空気に満ちていて、涼やかだった。

空の不思議な雲に守られていた、「宮城縣護国神社」
明治維新以降、宮城県関係の英霊を祀っている。

英霊顕彰館も訪れた。
散華された皆さんの遺徳が伝わってくる。
お人払いされた館内。
私と家族は、静かな空間に包まれた。

人々が日常を送ることができる、平和。
その奇跡に、私達が恵まれるよう願い、今日も誰かが見守っているのだ。
なんて、有難いことなんだろう。
胸がいっぱいになった。
外に出ると、どこまでも明るい、大きな青空が広がっていた。
それは、英霊の皆さんの想いそのものだと、気づく。
皆さんが護ってくれた空。私も護っていきたい。

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