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皆さま、宴もたけなわプリンスホテル。
ご指名に預かったわけでもございませんが、しばしお耳汚しにお付き合いのほど。


「過去に戻れるとしたらいつの頃に戻りたいか」

ある程度のお年頃にもなりますと、お酒の席などでも交わされる定番な話題にこんなテーマもございますが、聞かせたくなる「黄金の時代」みたいな頃を皆さま、お持ちなんでございますの?

恥ずかしながら、「この世は一切苦」と思い生きて参りましたもんですから、あたくしにあるのはネガティブ女王の闇の時代。

当時は『だって』『でも』『どうせ』のベースメイクで塗り固め、
ドレスときたら、ブラック&グレー&チャコールグレーがお気に入りのネガティブトリコロール。
ええ。もちろん、オートクチュールで。

そんな玉座の時代へ時を戻そうなんて、あたくしには悪酔い確定の悪いご冗談。

古き、良き時代を懐かしく語られる方々のお話を、空のジョッキを虚ろに眺めて聞いたものですわ。


思えば「ネガティブ思考」「ポジティブ思考」なんていつの間に浸透したのでしょう?

「ポジで行こう!」「ポジですべてうまく行く!」ポジOK!
「ネガ」はNG、ネガは後ろ向き。非生産的。

この二極的観念を無意識に刷り込んで、あたくしは自分の首を絞めて行く一方だった気がいたします。

「自分を嫌うこんな自分ではダメなんだ」と、さらに否定の上塗り。
否定思考のブートキャンプ状態。

ハンバーグなら『ネガ★ダブルスタンダードDX』出来上がりですわ。
サイドメニューに無気力と自責のサラダを添えちゃう。

もとい、あたくしが武士だったならば、自分が刀を持っているという罪意識に、己の刃で切腹しそうになっていたやもしれませぬ、ということですかしら。

武士でなくてよかったと思います。


閑話休題



そんな、ネガティブ女王だったあたくし。
最近気になっていることのひとつに、ネガティブ思考では『引き寄せ』が出来ないとか、『願望実現』は出来ないと思っていらっしゃる方が少なくないのでは?ということがございますの。

それは勘違いですのよ、誤解。

自分を二重の否定思考の呪縛から解いてやるだけ。
無理にポジティブになろうとしなくてよろしいんですの。

「ポジ神話」に捉われてムリにネガを排除しようとすると、むしろ波動を乱すだけでロクなことはありませんのよ。

だからいいんですよ、そのままで。

コインに裏表があるように、人にもポジとネガの性質は両方あって。
アルコールに対する耐性の強い弱いがあるように、あたくしはネガ体質でネガ分量がポジより少し多いだけ。

近頃の流行りのフレーズに「ありのままに」というのをよく耳にいたしますが、自分に抗うことを止めるだけ、なんですの。

ネガ体質にはこれがカンタンなことではないのですけどね。

光は濃い影を作るし、影は光を際立たせるもの。
暗闇から見る光はとても美しいけれど、闇が消えれば光も消えてしまうのです。

ポジも良き。
ネガもまた良き。

両方あってのこの世でございますもの。

あたくしはこのことにずっと気づかずに参りました。
ずっと抗って参りました。

このまま闇の世界でネガティブ女王のティアラをつけて生きて行くのかと絶望する時代の長かったこと。

それが今は柔らかな光と程よい影のバランスに包まれて、心地よいソファに身を委ねる日々ですわ。

でも、「ネガティアラ」を手放したわけではありませんのよ。
今も、たまに取り出して眺めたり、丁寧に磨いちゃったりもして。

昔は捨てたくてしょうがなかったのに、やはりしっくり来るというか、今は自分にちょうどいいなんても思えたり。

長々と語ってしまいまして。

漫談といいながら、オチはございませんの。

ネガティブ女王のエピソードはまたの機会にということで。
では、ごめんあそばせ。




こんなことを語りたくなったきっかけを紹介させてください。
(随分、日にちが経ってしまってごめんなさい)


アークンさんのチャンネルにご招待頂きまして、『イメージトレーニング』のお話を色々お伺いしました。

それはそれは、スピリチュアルな観点でも相当に興味深いものがございました。

アークンさんの印象は、ひと言で例えるなら『光の戦士ライトウォーリアー・ポジティブ小僧』

ポジティブなイメージで未来を好ましい状況に具現化し、明るい光で満たして行く。

ま~、あたくしとは対極ですことよ。
根っからのポジティブ体質の方とお見受けいたしました。

ネガティブの玉座で光から目を背けていた時代ならば、あたくしはこのポジティブ小僧が眩しくて疎ましかったかもしれません。

しかし、光は影を作り、影は光を輝かせるもの。

私たちの「陰陽統合インテグレーション」トークは最強のタッグマッチでございます。


あ、そうそう。

ネガティブでいい理由やネガティブでも願望実現できるお話しなど、これも合わせて別の機会にというお約束代わりに、ヒントとしてこちらの図をご覧くださいませ。

テストに出ますわよ~


ではまた、ごきげんよう。






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