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バレンタインの儚くも美しい?思い出

こんにちはこんばんわ。

マンガファンの為のマンガサイト『アル』でライターをさせていただいておりますもり氏と申します。

バレンタインにオススメのマンガは『キャプテン翼』です。

甘ったるいコマが満載でバレンタインとの相性もバッチリです。

さて、せっかくバレンタインデー間近ということで中々にほろ苦い

バレンタインにまつわる昔話でも綴らせていただきます。

遡ること20年ほど前の話です。

今でも自身の歴史の中で塗り替えられていない個人的バレンタインデーの最高記録【チョコ4個】を達成したというサクセスストーリーです。

たかが4個、されど4個です。僕の個人史の中では大事件です。

当時僕は、確か中3かそこらでした(記憶が曖昧)。

ただ、20年経った今でも誰から貰ったかは明確に覚えています。

ちょっと名前出してしまってイイのかアレなのですが

陽ノ元さん、水無月さん、

一文字さん、赤井さん

の4人でしたね。ええ。

・・・え?クラスメイトか何かって?

そうですね。広義の意味で言えば

クラスメイトと言えなくもないですね。

個人情報保護の観点もあるので

あまりこのような話を詳しくお伝えさせて頂くのも

いかがなものかな、とも思いますが

そもそもこんな記事を読んでる人もそうそういないだろうと

いうことで

赤裸々に語ってしまおうかと思います。

・・・

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・・・・・・

ハイ。白状します。

全てときメモ2の登場キャラクターでした。

いやもう本当、なんかスイマセンでした。

自分の中でも現実と仮想空間の区別がつかなくなって

リアルの出来事だと思ってた時期すらあったのですが

ちゃんと振り返ってみると、ばっちりゲームの中のお話でした。

【ときめきメモリアル】とは?

当時一世を風靡した大人気恋愛シュミレーションゲームの第2弾です(以下ときメモと略させていただきます)。

当時、何の迷いもなく僕は自分自身へのクリスマスプレゼントとしてときメモ2特装版を激チャ(※激しく自転車を漕いで目的地へ到着しようとすることの意)して最寄りのゲームショップまで買いに行ったことを昨日のことのように覚えています。もうちょっと迷うべきでは、とすら思います。

それでも、あの時の自分のまっすぐな気持ちは大切にしたいと思う今日この頃です。

ご存知の方もいらっしゃるかもですがときメモとは、高校生活3年間の間に、様々な女の子と出会う中で意中の女の子とデートやらのイベントを重ねて、ラストの卒業式に女の子から告白されることをゴールとするのが目的です。

3年間の高校生活の中で、バレンタインのイベントは3回しか訪れません。ここで僕が声を大にして伝えたいことは、ときメモの世界でヒロイン4人からチョコレートを貰えるほどに仲良くなることは、1人のヒロインに卒業式の日に告白されることよりはるかに難しいということです。

わざわざ太字にしてまでお前はなにを言っているのかと自分で思わないでもないですが、どっこいこれこそ学校では教えてくれない真実です。

ここまでの関係性を作る為に、こまめにそれぞれのヒロイン達と距離感を大切にしつつも、予定がバッティングしないように綿密なスケジューリングを行うという経験は、対人関係におけるコミュニケーションスキルの醸成、人を大切に想うことを重視する人生観の形成など、僕の後々の人生に多大なる影響を与えてくれました。

最早ときメモなくして自分の人生を語ることは出来ない、と言っても差し支えないでしょう。

段々なにを言ってるのか自分でもよくわからなくなってきましたが、とにかくときメモの世界において4人のヒロインからチョコレートを貰うことは東大に入るより難しいということだけは覚えて帰っていただきたいです。

そして、この絶妙なバランス感覚を養うことに腐心した僕は、ゲームのラスト、高校3年生の最後の日、迎えた卒業式。

誰からも告白されませんでした。

当時の僕はあまりの結末に絶望しましたが、今思えばなんと学びの深い経験をしたことでしょう。ときメモから得た経験は何物にも代え難い僕の財産であり、湯水のごとく時間を浪費してしまった後悔の歴史でもあります。う〜ん表裏一体。

もし今、あの頃の自分に声をかけてあげるとするならば

仮想空間に逃げるな、現実を生きろ」でしょうか。

でも実際は、仮想空間もどうして中々結末はしょっぱかったりもします。何事も経験というヤツですかね。

それでは皆様、ハッピーバレンタイン!


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