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ペンタゴンのハイタッチ会へ行った話

9月2日土曜日、まだまだ暑すぎる夏が続いていた。
PADOのリリースイベントの抽選が当たり、ハイタッチ会に行けることになった。どうせ当たらんよという気持ちで購入していたので当選メールに震えてしまった。パシフィコ横浜でのコンサートを終えて数日後のハイタッチ会、
興奮状態で参加することになるだろう、自分は正気でいられるだろうか?
コンサートを楽しんでいる最中も今そこで歌ってる人たちとまた数日後に会うと考えてしまい、心臓が壊れてしまいそうになった。(最近心臓が止まる夢を見ていたので怖かった)

感動のコンサートが終わってもまだ私には楽しみが待っている。
それは「希望」である。
抱えている問題はたくさんあっても希望があるだけでその問題の重みは少しだけ変わってくる。

元々土曜日は午前中仕事が入っていたのだが、午後にハイタッチ会があると伝えたら「え!?そんな時に仕事してる場合?ゆっくり準備して行きなよ」と言われ、仕事が休みになった。
世の中、そんな天使のような人がいるのだなと感動した。
きっと下界に迷い込んだ天使が天に帰れなくなってしまったんだろう。
ハイタッチ会は15時からなのに1時間半前には集合して受付してくださいとのことだったので、仕事が終わってからだとバタバタだなとは思っていたので本当にありがたかった。

支度はゆっくりできた。
いつもはポンパドールにお団子スタイルを貫く夏だったけれど、この日ばかりはしっかりアイロンして綺麗にした。メイクもいつもより丁寧に。
どうせ暑くてドロドロになるんだけど、その準備している時も大事な時間。

でも、やっぱり凄く暑かった。
場所はオタクの聖地秋葉原、学生時代たまに電子部品を買い求めに訪れた場所だった。その頃も確か何かのオタクをしていた気がする。
相変わらず外国の観光客が多い、この暑いオタク天国秋葉原を楽しんでいる様子だった。私は暑さと緊張と乗り物酔いで気持ちが悪かった。

会場に入る直前、トイレで制汗スプレー(無臭)を全身にバンバン放ち、
香水をほんの少しだけつけた。

受付を済ませてときめきのハイタッチ券をもらう。

並ぶこと1時間半以上、すっかり疲弊していた。(体力なし)
ユリシーズを読み意外と集中してしまい余計に疲弊してしまった。
会場で永遠と流れていたPADOにすっかり飽きてしまった(失礼過ぎる)
PADOのアルバムを流せばいいのにと少しキレ気味だったことについては申し訳ない気持ちだったが、自分が違う曲聴いたらいいんだなということに気付きました。イヤホンをしてトロイくんの四つ打ちRUSHでテンションを上げてしまったのでした。(かなりキマってくるんですよ危ない曲です)
無理矢理あげたテンションをキープしつついよいよ15分前、推しへかける言葉を何も考えていないことに気づいた。
とりあえず、大好きだと言うことだけ伝えて推しの顔を記憶に深く刻もう。
全集中してこないと忘れるよと先輩に言われていたので、とにかく集中。

どこの部屋に連れて行かれるのかと思っていたが、同じフロアでパーテーションのすぐ向こうにいた。すぐそこにスタンバっているメンバーたち、並んでいるユニ達に「イエーイ」と声を上げてきた。キノくんの位置は終わりの方だと確認。ロックオン。
本当にすぐそこにいるんだ!?突然浮き足立ってくる、どうしよう冷静になるんだ、だめだ、集中しろ、あああああああ〜心臓が〜とあたふたしているうちにハイタッチ券を回収されどんどん進んでいく、ぎゃーと次々と起こるユニ達の悲鳴。何を見たんだ!一体そこには何がいるんだ!!(数日前に見たメンバーだよ)

いよいよ、このパーテーションの向こうのメンバー達と対面する時が迫る。

一番手お出迎えは、

安達


ウファーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
安達ーーーーーーーー、お兄さんかっこいいスラっとしすぎ、顔ちっさ!!
手を出してくる安達「おおおおおおおおお応援しています!」にっこり笑う安達 嘘だろ?同じ日本の方ですよね。すんごいかっこいいwww無理。

二番手。

シノン

おかしいwwwwww人間界にこんなに透き通った人がいらっしゃるんですか??????こっちをじっと無言で真顔で見てくるシノンwww
その顔がイケメンすぎてしばらく言葉が出てこなかった私ですが
「ほほほほ、本物ですね」とぼそっと言った気がする。シノンには伝わっていないだろうがそのまま真顔で頷くシノン、は?まじかwwww嘘だろ?正気の沙汰じゃない透明感、そしてイケメ〜〜〜〜ン…
正直軽く意識が飛びそうだった…でも今日は次々と現れるモンスターに立ち向かわなければいけないんだ勇者なんだ

シノンの余韻がすごいところに…三番手

ウソク 洒落にならない存在

あああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ………………
……………嘘だろ??嗚呼……………アァアァアァアァアァアァアァ…
191センチメートルのジャイアントベイビーウソクのお目々がブラックホールのように私を吸い込んでいくーーーーーーーーーーーー 
世界一のきゅるんきゅるんビッグお目ん玉の超強力吸引力がエグい。
しかも191のベイビーが目の高さをしっかり合わせている!!なぜだ!ウソクは腰を曲げているか、膝を曲げているか、はたまた両方が曲がっているか。苦しい体勢なのだろうが目線をしっかり合わせ、さらにはこちらの汚い顔を覗き込んできているんだ!!!!!
近いです!!ウソク!!!!
あ〜もう衝撃がすごい無理、応援していますと言ったかどうかも覚えていない。とにかく衝撃のお顔だった。もうビックバンが起こりすぎて宇宙がいくつも生まれてた。コスモ…ユニバース…………

ここで完全に記憶が飛んだらしく、次はホンソクだったそうだが
残念ながら1ミリも覚えていない。

俺の最推しキノ

はい次、いよいよ推しのキノだ!!!!
好きですと伝えなければいけない!!!!
今日のミッションだ!!気を確かにもて!!ちゃんと言え!!!
しっかりしろ!!!(でも、正直まだウソクのビッグバンを引きずっていた)
そこにスタッフ、早く進んでと背中を押されたwww
ぼーっとしてたんだ私!!!戻ってこい!!
言ってない、まだ言ってない!!頼む言わせてくれ!お願い!!
「大好きです!」と大きな声でキノくんに言ったら振り返ってくれた。
テメーの番はもう終わってんだよ、という顔はしてなかったと思う。
多分笑ってくれてた。(脳内補正)
ミッションクリアだがキノは目力が凄かったといううっすらとした記憶しかない。(最推しなのにこの記憶の薄さに帰ってから愕然としましたw)

ヨウォンヨウォン

はい次!
えええ???EEEEE?え?ぇ?え?え?え?え?え?え?え?え?
え?また?信じられない!また?またですか?またですか?またですか?
この透明感どうなってんだよ、後ろの壁が透けて見えてるよ!!!!!
ヨウォン!!!!!!!そして優しすぎる笑顔がすごい、優しい人で有名だけどこんなに顔優しいことあるのか?
優しさと透明感どうなってんだ??わからない。全然わからない。
今後優しいという言葉を使う時、代わりにヨウォンを使っても差し支えないくらい優しさを体現している。
「バファリンの半分は、ヨウォンでできています」
優しさを擬人化したら完全にヨウォンさん、あなたです。

キノくんに大好きですと大声で言った手前、ヨウォンに言わないのは失礼だと思い「大好きです」と伝えた。もちろん凄いヨウォンヨウォンだった。
優しさと透明感に感動したのも束の間。

ラスボスが待ち構えていた。それも200%の笑顔で…

スマイルの乱れ打ち

フイくん。

ぎえーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
フイくんが物凄いスペシャルスマイルを私だけに今くれている!!!!!!
そんなそんな破壊力のある笑顔は危険すぎる!!!だめだダメだ生きろ!!
正気を取り戻すんだ!!!!!!!!!!遠くなる意識、信じられないことの連続に正気でいられる方が恐ろしいよ。今までのことが全て信じられないっていうのに、こんなスマイルを浴びせられたら、初期装備布の服では防ぎようがないんだよ。
ただひたすらに笑顔攻撃を受けながらも小声で「大好きです」と伝えることができた。満遍の笑みの時に垂れ下がる目尻、皺の寄る目尻に激萌え状態だった。オレの魂どこいった。

終了。

終わって会場を押し出された後、その辺で興奮しているぼっちユニボスを捕まえてあーだこーだ話しまくってしまった。いつ爆発するかもわからない感情爆弾を抱えて一人で帰ることなんてできなかった。
ひとしきり駅まで興奮しながらお話しさせていただいて、お別れしました。

帰りの電車で思ったことがある。
そういえば、ホンソクがいなかったな、突然のお休みだったのかな?
体調でも悪くなったのかな?でも公式からそんな発表なかったし…いなかったのはミュージカルで本国へ帰ったジノ君だけだったよな…ええっと…もしかして… (この辺から怖くなる)Twitterでユニボスの呟きを急いで探す。
居る。
ホンソクは居た。
順番的にどこだったのだろうと探すと、キノくんの前…ということは、
ウソクの次ということになる。
ハイタッチせずに通り過ぎるなんてことは絶対にないのに記憶がない。
私は気絶してたのか?

こんなにかっこいいホンソクお兄さんを見逃すわけがないだろう?
普通は。

記憶ZEROホンソク
あ〜あ

何がどうしても思い出せない。
もうホンソクとのハイタッチはなかったことにしよう。
人生諦めなくちゃいけないこともある。
それでもホンソクの写真を見るたびに後悔してる自分がいる。
次回、いつになるかわからないけれどリベンジしたい。
いつか会おう!ホンソク。

ありがとう、ペンタゴンの皆さん。
本当に素晴らしい夏の思い出をありがとう。
今年はたくさんペンタゴンに会えた。


ホンソクの記憶がないのは、多分ウソクのせい。


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