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日記:20240220・上〜梅を見に行く〜

 今年の目標を決めた。「毎月とは言わなくても2ヶ月に1度は有休とってお花を見に行く」です。

 2月の花は梅。花言葉は知らない。

 東京の梅の名所を調べたら、小石川後楽園と湯島天満宮が挙げられていた。そんなに離れていないので、この2箇所を巡ることに。

 お花を見る前に腹ごしらえで、水道橋の『シンガポール海南鶏飯』でお昼をいただく。
 ふつうカオマンガイはジャスミンライスの上に蒸し鶏がどーんと乗っているイメージだけど、このお店はお皿とご飯茶碗で別々に盛られている。このお店独自のやり方なのか、これがシンガポール風なのかは不明。上品な感じで、これもまたよし。アジア系の外国人と思われるお客さんもいて、本場の人が食べに来るということは本格的なお味なんだろう。

 お肉がスタンダードな蒸し鶏と、揚げてあるタイプの2種類があり、両方食べられるハーフ&ハーフを注文。ついでにセットメニューのハーフサイズのラクサも。
 実を言うと、ラクサが食べてみたくてこのお店を選んだ。カップヌードルのシンガポール風ラクサしか食べたことなかったけど、大きな海老が丸ごと入っていて、海鮮の出汁が効いてて美味しい。今度はハーフサイズじゃなくて、フルで行きたいな。でも海南鶏飯も食べたいし、他のランチメニューも魅力的だった。迷う。


 水道橋の駅を超えて、小石川後楽園へ。入場してすぐの池で、鴨が犬神家みたいになっていた。


 池の周りには小さな梅の木にちらほら咲いているくらい。門を回って、しばらく歩いてみるけど、なかなか梅の花が見当たらない。ちょっと不安になりかけた頃、梅林がようやく目に入ってくると同時に、不織布越しでもわかるくらい芳醇な梅の香りが漂ってきた。梅の花ってあんなに鮮烈に香るものなんだ。びっくりした。
 早咲きの品種なのか、もうだいぶ花が落ちてしまっているものもあったり、桜のような満開に咲き誇る感じではないけれど、すこし控えめに慎ましく綻ぶ梅はとてもかわいらしく、愛おしい。


 記録的に気温の上がった1日で、上着を脱いでロンT1枚になって園内を廻る。ゆっくり歩いて1時間くらいかな。池のほとりのベンチでお弁当食べてる人たちもいて、近辺のオフィスで働く人たちがうらやましくなった。


 続いて湯島天満宮へ移動。徒歩でも30分くらいらしいので、せっかくだから歩いて行く。
 湯島は『梅まつり』を開催中らしく、入口の時点で高齢者施設の送迎車が何台も停まっていたり、団体客、個人客、日本人・外国人を問わず、たいへんな賑わいだった。
 梅の花も人出に呼応するように満開に咲き綻んでいた。桜と見紛うばかり。境内には屋台の出店がいくつもあったり、猿回しのパフォーマンスをしていたりと、思っていた以上にお祭りの雰囲気。
 満開の梅も綺麗なのだけど、やっぱり好みとしてはすこし寂しげに咲いているくらいがいいな。

 湯島天満宮はのんびりするには人ごみが多すぎたので、一通り梅を見てそそくさと退散。時間調整で上野公園の不忍池まで足を伸ばす。
 季節のせいか、不忍池は水鳥がやたら多かった。白と黒のパンダっぽい配色の鳥がかわいい。ぬいぐるみみたい。キンクロハジロというらしい。


 
 のんびり池の周りを一周して下北沢に向かう。続きは「下」で。

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