1日でクラファンを撤退して、
先日開始したクラウドファンディングについてですが開始1日でプロジェクトの取り下げをしました。
その事情をお伝えしなければと思い、今回記事を書かせていただきました。
ご支援くださった皆さん
企画、制作、提供してくださった皆さん
モデルとしてご協力くださった皆さん
この度はご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。
今回、プロジェクトの初動を見て、その時点でクラウドファンディングの取り下げをしようと判断しました。
しっかりと準備をしてきたつもりでしたが、今見返してみれば不十分な点が多かったとも思います。
ダサい失敗企画に巻き込まれてしまったと感じる方もいらっしゃるかと思います、本当に申し訳ありません。
本当にダサいし恥ずかしい、しかしながら失敗は過程でしかなく、また次の方法を考えて進んでいきます。
お金や復活劇は要らない。
プロジェクトの初動がうまくいかなかった時、手を貸してくれた人や知恵を絞ってくれた人が周りにたくさんいました、本当にたくさん。
こんなに有り難いことはありません、心強くて気持ちが救われました。
ただ、
どんなに熱意をもって応援していただいても
どんなに有力な知恵を出していただいても
どうしても気持ちがしっくりきませんでした。
そんな中、励ましてくれていた友人が目の前で3万円の支援をしてくれようとしたのですが、反射的に友人の手からスマホを取り上げていました。「これじゃない」とはっきり感じた瞬間です。
文化祭で友人の部活を立てるために欲しくもないホットドッグを20個買う、そんな光景を思い出しました。
私がクラウドファンディングに求めていたのは、お金でもなく、復活劇やサクセスストーリーでもありません。私のことを多くの人に知ってもらい、私の理想に共感してくれる仲間と出会うことでした。
もっと早く進みたい。
沈みかけた船を修繕しながらなんとか前に進むくらいなら、私は違う乗り物にどんどん乗り換えたら良いと思っています。
たしかに沈みそうな船が目的地に辿り着いた時の感動は計り知れないでしょう、旅の過程で得られる学びも多いと思います。
でも私には時間がありません、
早く結果を出さなければなりません。
今、電車のホームにふらふらとたっている人
寂しさで理由もなく夜中苦しんでいる人
人生にどう向き合っていいのか分からず罪を犯してしまう人
過去の私もそうでしたが、世の中には心が満たされていない人が沢山いるなと感じます。一刻も早くそんな人たちの力になりたいです。
なので、ボロボロの船を修繕しながら前に進む時間とエネルギーがあるのなら、ジェット機に乗り換えるためにそのすべてを使いたいと思っています。
今年の2月に「株式会社PEACHFULL」という会社を設立しました。
PEACHは桃の形から心を表しており、心をFULL、満たしたいという思いからこの社名にしました。
キャラクターとして「歯科医師」は多くの方に覚えてもらいやすいため、
今のところ「歯科医師」や「歯磨き」を全面に出しているというのが実情ですが、将来的には歯科の枠組みを超えた活動をしていきたいと思っています。
「まりこ」と「まりこの作ったもの」
今回の失敗を機に、これまでの自分の取り組みを振り返りました。
私はこれまで自撮り画像を頻繁にアップしてきました。
そうして集まって下さったフォロワーの方々は「まりこを見たい」と思ってくださるかもしれませんが、「まりこの作ったもの」には興味を持たないのかなと感じました。
たとえば、橋本マナミさんには多くのファンがいらっしゃいます。
しかし「橋本マナミさんがプロデュースしたもの」はあまり興味を持たれないでしょう。
「まりこ」もこれと同様の事象が起きているかもしれません。
この事実を踏まえ、今後の発信の仕方も考える必要がありそうです。
SNSインフルエンサーの下で成長しても、彼らの枠組みを脱せない。
SNSは自分を拡張してくれるものです。
しかし、それはSNSインフルエンサーと呼ばれる人たちが作り上げた「仮想の世界観」といえる側面もあるかもしれません。
たとえば今、SNS上ではインフルエンサーたちの「オンラインサロン」が流行しています。
確かに私も多くを学ばせてもらい、多くの恩恵を受けてきました。
しかし、彼らのサロンをきっかけに成長したとしても「サロン主催者の子分」という枠組みを脱せません。
そうして成長した先に、最終的に自分がやりたいことが実現できるのか。
自分が構造的にSNSインフルエンサーに取り込まれないか。
本当にやりたいことがある人は、一度考えてみてもいいかもしれません。
真に成し遂げたいことがあるのなら「他人の枠組み」に取り込まれすぎるのは危険だと思っています。
もちろん、他人の作った枠組みに取り込まれず、それをうまく利用できるのであれば大いに利用すべきだと思います。
今後も私はSNSを続けるつもりですが、それ以外のあらゆる手段を考慮に入れ、今までの枠組みを超えていこうと思っています。
自分の直感を信じて進む。
私はこれまで、直感に身を任せて生きてきました。
過去に、新しい勤務先のクリニックに可愛い柄の靴下を履いていったところ院長に怒られ、そのことに違和感を覚え、私には合っていないと思い1日で辞めたこともあります。
それでも、そのクリニックを辞めたことを後悔したことはありません。
自分の直感に従って下した決断は、私にとっての正しさです。
そして、今回のクラウドファンディングも1日で撤退する結果となりましたが、自分の中で全く後悔はありません。
今回ご協力頂いた皆さんにはご迷惑をおかけする形になってしまい本当に申し訳ありませんでした。いつか必ず恩返しさせてください。すでに次の手段を考えており、これからは今までの枠組みを超えてSNS以外のチャレンジもはじめていこうと思っています。
皆さんの日頃のご支援、ご協力に感謝しています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
お読みいただきありがとうございました。