模話1「ヒサビサのロック対談だね」
模話2「食べ物ばっかりだったね(笑)」
模話1「ヒサビサって片仮名だとピザピザに似てるな」
模話2「くだらないな(笑)。食べ物じゃなくてロックなんだろ？今回は。それにピザじゃなくてピッツァ」
模話1「おっ、サンドイッチマン面白いよね。いやピザじゃなくてピッツァの店やデリバリーの話書かなかったなって思ってさ」
模話2「今回は音楽にしなさいよ。びしっ。音楽にしようとした理由は荷物整理してたときに壊れたウォークマンが出てきたからだよね？」
模話1「そうなのよ。壊れたウォークマンだけど、充電すると、短い時間だけど聴けるんだよ。びっくりしたさ」
模話2「体調への悪影響あるから、基本的には聴いてなかったやつもあるんだよね？」
模話1「まあね(笑)。でもやっぱり聴きたくなって聴いちゃったよ」
模話2「しょうがねえな(笑)。中毒者がまた手を伸ばしてる感じだね」
模話1「だからだらだら聴かないようにした。幸いせいぜい30分くらいしかもたないし(笑)」
模話2「で、何を聴いたよのさ？」
模話1「グリーディーグリーンの空いろだっけ？」
模話2「浅草橋ヤング洋品店の時間帯のコマーシャルで、確かジーンズアメリカ村の宣伝のバックに流れてたやつね。名曲だね」
模話1「ミニアルバムばっかり聴いてたな。当時は中村一義やサニーデイサービスやくるりとか、ミッシェルガンにサンボマスターとか…海外より日本の音楽のほうがよかったんだよな。ある意味日本のロック最後の黄金時代だったかもしれない。体験できてよかったよ」
模話2「加藤久くんもね。ブレイク寸前のまま体重とともに浮かび上がらず」
模話1「いや、ミュージシャンズミュージシャンとして、トリビュートアルバムへの参加者の豪華さはすごかった」
模話2「ヒロトさんがニックニックニックが好きなことは周知のことだしね」
模話1「バイク時代にコーツ？だっけ？忘れたけど、新宿ジャムでモッズシーンをつくってた仲間らしいよね。間違っていたらごめんなさい。ゴーバンズの森若さんとかと出てるビデオみたことあるな」
模話2「関係ないけど水道橋博士さんのラジオにヒロトさんがゲストで出てきてて附属小学校でコウモッタンって呼ばれてたとかさ…話が面白くて仕方なかったよ(笑)」
模話1「ヒロトさんがコウモッタンって呼ばれてたって知られるのいやがってるのがたのしかった。調理クラブでケーキつくる話とかさ～。YouTubeに出てるから聴いてほしいね」
模話2「で、グリーディーグリーンの次は(笑)？」
模話1「ああ、結局今日は出張仕事の昼休みにライブアットリーズのトミーの部分を主に聴いたのよ」
模話2「どうだった？」
模話1「エレカシのみやじくんじゃないけど、涙出てきそうになって(笑)」
模話2「宮本さんはストーンローゼスみてもスライみても泣いたらしいね(笑)」
模話1「とにかく、世界遺産だな。キースムーンを敬愛するラッシュのニアルピアトが叩いたらきれいすぎてあの彼のせっかちなドライブ感は出ないと思う。ピートが実は派手なアクションとは裏腹にプレイはでしゃばっていない。素晴らしいバランス感覚。そしてベーシストが二人いるとしか思えないベースの凄さ」
模話2「ドラムも二人いる感じだよね(笑)。アメイジングジャーニーからの～スパークスのあの流れはまさにロック世界遺産だね」
模話1「アメイジングジャーニーでサビの前のブレイクみたいな部分で、ドラムが歌ってる感じ？のプレイがよくこんなフィルインを思いついたなって驚く。ムーンがいなかったらすごくシンプルな曲になってたろうね。ドラマチックかつ人とはかなり違う叩き方」
模話2「歌の部分のほうが叩く曲があるって映画でもエンジニアが語ってたけど、ドラムだけどメロディーを感じる彩り豊かな演奏だよね」
模話1「あとジョンのベース。ベースが二人いて、低い音とトレブルブーストしてる音が違うように聴こえるんだよ！二人いるんじゃないかって疑うくらい(笑)。オーバーダビングで足してるかもしれないけどさ(笑)。ピートがジョンのあの混沌としたベースのサウンドをバッハのパイプオルガンとかに例えてたように思ったけど、記憶違いかもしれないけど…あの複数のベースと複数のドラムにきこえてしまうような二人の天才の組み合わせがピートに〈弾きすぎない弾かない〉プレイをさせているんじゃないかね？それゆえに、ギターの響きがますます印象的になるんだと感じる」
模話2「スパークスの1弦の単音はあの二人が居てこそぞくぞくする響きになるってことだね」
模話1「そのとおり！」
模話2「結局、トミー前半だけ？」
模話1「ゴートゥーザミラーも聴いた。泣けた(笑)。盛り上がったあと静かに終わるってのも画期的だよな」
模話2「確かにピートは軽いタッチで最大限に届いてくるコードプレイをしてるんだね～」
模話1「フー以外で他にも聴いた曲があるよ」
模話2「列挙して、以下次回に続くだね」
模話1「ペンタングルのメイドさん戻ってきて(笑)、ラッシュレッドバーチェッター、大瀧さん恋の汽車ポッポ、はっぴいえんど12月の雨の日、無風状態、与那覇徹唐船どーい、ボストンモアザンフィーリング(笑)」
模話2「宇宙の彼方へがとても好きなあなた(笑)」