国民に愛されるヨルダンのロイヤルファミリー
来たる明日、6月1日は、アブダッラー2世国王の長男であるフセイン皇太子の結婚式が予定されている。
そのため、明日は祝日となり、今日も企業や役所の就業時間は午後1時までとなった。
5月25日のヨルダン独立記念日の時も、そこら中で国旗を掲げるなど、国全体でお祝いしている空気感があり、ヨルダンは、国民に愛されている国だと言える。
その大きな理由の一つが、ヨルダンのロイヤルファミリーそのものが、国民に愛されているからだと思う。
ヨルダンでは、前国王、現国王、皇太子の順番で、3人が並べられている写真を、空港、レストラン、商店、役所など、街の至る所で見かける。
ヨルダン国王アブダッラー2世は、国民の生の声を聞くために、老人やタクシー運転手に扮して庶民に紛れ、交流をしに、たびたび街中に現れる、、、という噂があるくらい、国民にとって精神的にも距離の近い国王だと言える。
そんな彼の長男の結婚式なのだから、国民が大きく盛り上がるのも納得できる。
結婚式の2週間前から、マダバの街中のいろいろな所で、結婚を祝う看板や垂れ幕が取り付けられていた。
看板や垂れ幕だけではなく、車をデコレーションする人や、遂にはTシャツを作って配り歩く人も登場(笑)
このTシャツ、最初は商品かと思っていたけど、実は非売品。
下段に書かれている「ドクトール ムハンマド」さんが作り、段ボールを抱えながら街中を歩き、なんと無料で配布しているらしい!
そんなことを知らなかった私は、近所の人にどこで買えるのか聞いた時に、たまたまその人がこのTシャツを持っていて、私に譲ってくれてゲットできた!
結婚式前日の今日は、活動先にこのTシャツを来て行ったところ、いろんな人に気づいてもらい、ウケて楽しかった(笑)
結婚式当日の明日は、首都アンマンの中心にあるザハランストリートを封鎖して、大規模な結婚パレードが行われるらしい。
それに伴い、各地方でも大きな広場などでイベントが行われる予定。
私もこのTシャツを着て、少し顔を出してみようかと思う。
おそらく同じようなTシャツを着た人がたくさん集まるだろうから、一体感があって楽しい感じになりそうな予感。
先日の5月25日の独立記念日の時は、お祝いというよりかは、テンションが上がった青年たち(シャバーブ)がいろいろ迷惑なことをしながら道路を練り歩いていたのが印象強かったので、今回は健全な盛り上がりだと良いなぁ(笑)
インシャアッラーですね!
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