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納豆~栄養成分と効能~

大豆から納豆を製造する過程で作られる
「ナットウキナーゼ」という栄養素は、
納豆にしか含まれていない独自の栄養素で、
納豆がネバネバしている理由の成分
納豆菌によって作られる「タンパク質分解酵素」という酵素

ナットウキナーゼ
成分には血液をサラサラに保つ
血栓の原因であるフィブリンの働きを抑えて、血栓を予防する
血栓が出来てしまった際にそれを溶かす働きのある酵素を、活性化させる効果
同じくタンパク質分解酵素である「ウロキナーゼ」や「プラスミン」という酵素を活性化させたり、生成を促す力がある

ウロキナーゼやプラスミンにも血栓を溶かす働きがあり、より血栓の予防や溶かす効果が期待できる
血栓を防ぐ効果は、エコノミー症候群の予防や、動脈硬化や心筋梗塞、脳こうそくなどの血管系の病気の予防のために役立つ


筋肉を作るために必要な栄養素「タンパク質」
納豆の原料である大豆に非常に多く含まれている
通常、タンパク質は肉や魚、乳製品など動物性の食品に多く含まれている栄養素
大豆に含まれているタンパク質は植物性で、脂質をほとんど含んでおらず、効率よくタンパク質を摂取することができる


脂質をあまり摂らずに、タンパク質が摂れる
ダイエット中の方は特に嬉しい食品
他にも、髪の毛をサラサラで健康な保つ効果
皮膚、爪の健康にも効果がある

ビタミンB2は大豆にも含まれていますが、
納豆にはその約2~4倍のビタミンB2が含まれている
発酵させ納豆にすることでビタミンの量も増える
ビタミンB2には炭水化物や脂質、タンパク質の三大栄養素がエネルギーに変わる助けになる栄養素
三大栄養素のエネルギー代謝を促進するため、ダイエットにも適している

イソフラボン(アンチエイジング)
大豆に多く含まれるフラボノイドの一種
女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをする
更年期障害や骨粗しょう症の予防効果
強い抗酸化作用
老化を防止するアンチエイジング効果
イソフラボンの強い抗酸化作用
コレステロール値の抑制や免疫力を高める効能

「レシチン」
脳の栄養素
受験生など勉強に力を入れたい方
高齢者の方などにおすすめの栄養素
アセチルコリンという記憶に関係した神経伝達物質の生成を促す作用
主に記憶力の向上に役立ったり、認知症を予防する効果があるレシチンは大豆や納豆の他にも、
豆腐や豆乳、おからなど大豆製品に含まれている

モリブデン
ミネラルの一種の栄養素の一つ
キサンチンオキシダーゼを助ける働き。
キサンチンオキシダーゼは肝臓などに存在しており、遺伝的な物
キサンチンオキシダーゼが欠乏すると腎不全などの病気を引き起こす可能性もある

モリブデン
鉄分の利用を促して貧血を予防する効果も期待される。
鉄分と一緒に摂ると、より貧血の予防になる。
肝臓にある成分なのでレバーに含まれている。
他にも枝豆など豆類に多く含まれている。
中でも納豆は他の食品よりモリブデンの含有量がずば抜けて多い。


大豆サポニン
大豆に含まれている苦み、渋みの成分
コレステロール値の上昇を抑えて、中性脂肪や血圧を低下させる働きがある。
肝機能障害の改善やがん予防、抗酸化作用による老化防止などの効果がある

細胞分裂に伴う遺伝子のコピーなど行うポリアミン
細胞の再生や増殖に必要不可欠な成分
動脈硬化の元となるLFA-1を抑える働き
動脈硬化を予防する

粒納豆とひきわり納豆
製造工程の違いで、含まれる栄養素の量も変わる
粒納豆は「大豆を水に浸し、煮て、納豆菌をかけ発酵させる」
ひきわり納豆は「大豆をひき割り、皮を取り除き、水に浸し、煮て、納豆菌をかけ発酵させる」という風に作業工程が少し多い

ひきわり納豆は、発酵させる前に大豆を細かく割り、皮を取り除いてから発酵させるので、ただ粒納豆を細かくしているだけではない

ひきわり納豆
皮が取り除かれている分、煮る過程での熱の通りが早く、発酵にかかる時間も短縮できる
粒納豆とは味や風味が少し異なっている。
ひきわり納豆は粒同士の空間が大きく、納豆のうま味をより多く感じる
皮がないので食感がなめらかで上品

粒納豆とひきわり納豆の栄養の違い
粒納豆は
「カルシウム、鉄分、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB2」
ひきわり納豆では
「カリウム、リン、ビタミンB1、ビタミンE、ビタミンK」が
それぞれの納豆より多く含まれている

特に差があるのはビタミンKで、
ビタミンKは骨の健康を保つので骨粗しょう症が心配な高齢者の方に
ひきわり納豆には皮がない分食物繊維が少なめ
皮のない分消化によく、胃腸の負担も少ない


定番で相性のいいお米と納豆を組み合わた食べ方
大豆とお米には補足効果があり、一緒に摂ることでたんぱく質の栄養価が高まる
朝食と言えばこれ!という組み合わせ

お米・納豆と組み合わる食べ方では「味噌汁」も一緒に食べたい
味噌汁は納豆のネバネバを緩和させる効果があり、ネバネバのついたお箸で味噌汁をかき混ぜるようにすると、ネバネバが緩和され食べやすくなる


納豆とキムチとオリーブオイル
キムチと納豆の組み合わせ
キムチに含まれている乳酸菌と、
納豆の成分であるナットウキナーゼを一緒に摂ることで、便秘解消に効果。
手巻き寿司感覚で、焼き海苔でお米、キムチ、かき混ぜた納豆を巻く食べ方は、手間が掛からずおすすめ。
オリーブオイルの成分である「オレイン酸」と納豆の相性も良く、血液の流れを促進させ、骨を丈夫にし、便秘解消に効果がある


実は納豆と一緒に摂るとNGな食べ方
卵白
アビジンという成分が納豆のビオチンというという成分と結合してしまい、吸収を阻害することがある

納豆は加熱調理も、栄養効果を得るためにはNG
納豆に含まれているナットウキナーゼは熱に弱く、70度以上の加熱はよくない

サイトを転載してます
https://gourmet-note.jp/posts/734

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