貴方の創作を否定しない代わりに、地雷を避ける権利をください。

私は創作物が好きです。
読むのも書くのも好きで、
貴方の情熱の一端を見せていただくのが好きです。

ですが、私には苦手なものがあります。
それをたまたま貴方が創作した。

そしてそれを見てしまった場合、
私は貴方をブロックしなければなりません。

貴方の創作活動を否定したい訳ではないのです。

一度きりの人生で見つけた趣味なのですから、
どうぞ思う存分、楽しんでください。

ただ、初めて貴方を認識した作品が、
私にとっての苦手を含んだ作品である場合。

私が考え得る全てを使って、なかったことにします。

貴方をブロックして、
足りなかったミュートワードを追加して、
可能な限り記憶から消して。

でも、暫くの間、見てしまった事に対する
「苛立ち」は消えません。
「悲しみ」も消えません。

私には私の守りたい世界があります。
貴方には貴方の表現したい世界があります。

どちらが悪とか、正義とか、
そういう話をしたいのではありません。

しいて言うなら、どちらも尊重されるもので
あってほしいとは、思っています。

「つくるな」とは、間違っても言いません。
他人に迷惑をかけない限り、表現は自由です。

「検索避けをしろ」なんて、言わないでください。
もう既にしたあとなのです。

思い付く限りの関連ワードを入れて、
それでも表示される内容を吟味し、
追加でワードをいれたとて、
不思議と表示されるのです。

まるで、
食わず嫌いせずに食べろ、と言われているみたい。

見てほしいという欲だけが独り歩きしていませんか?

見て貰えるなら誰でもいいと思っていませんか?

私は、まだ見ぬ貴方の作品が、
どんなものかを知りません。

まだ見ぬ貴方の創作を、
誰かの地雷を踏んだことで、
終わらせないでください。

どうか、どうかお願いです。

他でもない貴方が産み出した作品を、
求める人に届くよう、
心の底から愛してあげてください。

私は、貴方の創作を否定しません。

例え、

私の胃の腑がねじれて、

吐き気を覚えて、

涙が零れて、

悔しくてたまらなくて、

喚き嘆き暴れだしたくなって、

やるせなさと惨めさにまみれて、

私の大事にしてきたものを破壊されたような、

そんな最悪な気持ちになっても、

否定しません。

否定しないかわりに、

地雷を避ける権利をください。

最後まで読んでいただきありがとうございました! 小説ではないライティング力はまだまだ修行中の身ですが、少しでも楽しんでいただけたら本望です。 感想やご意見などございましたらお気軽にコメントをご利用ください。今後の執筆時に参考にさせていただきます。