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簡単に導入できて、打つ側でも見る側でも多くの人が楽しめる麻雀の新ルールを提案するための…

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簡単に導入できて、打つ側でも見る側でも多くの人が楽しめる麻雀の新ルールを提案するためのnote。 各麻雀競技団体のルール等についても検討していきます。

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提案したい麻雀の新しいルール

モンド杯ルールを下敷きにしつつ、以下のとおり変更: 裏ドラなし(リーチ一発は採用) カンドラあり(カン裏なし) ドラ表示牌を2枚開いて対局開始(この画像の③と④を開く) 王牌は16枚残し(8トン)とし、カンは4つまで可能 これだけです。赤牌などのボーナス牌を取り除けば既存の自動卓でもすぐ試せます。 細かい話はともかくも、このルールを見て「おっ」と思った方は一度やってみてください。プレイ感想くれたら嬉しいです。 最終的には(無理なこととは理解しつつ)麻雀最強戦やモンド

    • なぜ対局時間は長くなるのか

      今回は私が提案する麻雀の新ルールに直接は関係ないが、付随する話題です。 結構前から麻雀プロ団体である最高位戦A1リーグの放送対局が自動配牌になっています。本来最高位戦はサイコロを振って配牌を取る方式なのですが、かねてより対局時間の長さが問題視されており、短縮するために自動配牌が採用されたようです。 長いと打ち手も観戦者も疲れてしまいますからね。 たまに放送を見ますが、それほど対局時間は短くなっていないように思います。‥‥というか、そうなるだろうなと思っていました。対局時間

      • 麻雀の「ランダム性」と「流れ」

        今回は私の提案する新ルールとは関係ない話です。 天鳳や雀魂などのネット麻雀はよく「ちゃんと牌が混ざってない」「偏ってる」とか言われます。 運営側の不正があるなしは証明しようがないのでとりあえず置いておくとして。 では自動卓とネット麻雀の牌の混ざり方は同じなのか? もっと言うと、自動卓が作り出すランダム性と、コンピュータプログラム的に作り出したランダム性は同じなのか?という話です。 (Maru-Janではこの違いに着目して自動卓の再現を目指しているので例外になります) プ

        • 麻雀に(影響が小さい)偶然性を増やそう

          今回は私が提案する麻雀の新ルールに直接は関係ないが、根底にある話題です。 リーチ一発と裏ドラの採用/不採用が象徴するように、麻雀においてはかねてより「偶然性の排除」が叫ばれてきました。 というのは、麻雀を将棋や囲碁などと同じぐらいメジャーで権威あるものにしたいという思潮が昔からあり、そのためにはギャンブル感のあるルールを排除すべきと考えられていました。 しかし一発裏を排除したところで何にもなりません。それはなぜか? 「配牌」と「ツモ」という圧倒的偶然性が絶対に残ってしまう

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        提案したい麻雀の新しいルール

          リーチ一発とカンドラの採用

          前回に続き、私が提案する麻雀の新ルールについて。 今回はリーチ一発とカンドラを採用する理由について説明します。 リーチ一発一発はよく裏ドラとセットにされて採用/不採用が決められます。モンド杯や最高位戦ではどちらも採用、麻雀連盟ではどちらも不採用です。 よく考えると不思議なことです。裏ドラは前回書いたようにとんでもなく強力で、ひとたびリーチが入れば局が終わるまで打ち筋を大きく変えさせるパワーがあります。 対して一発の性質は、 効力は1巡だけ 1翻のみ 鳴いて消すことが

          リーチ一発とカンドラの採用

          なぜドラ表示牌を2枚開くか(3) ~ 裏ドラについて

          前回に続き、私が提案する麻雀の新ルールについて。 今回は「なぜドラ表示牌を2枚開くか」に関係する話題のうち、裏ドラについて説明します。 ゲームの活性化のためにドラを増やそうということで、前回は赤牌でドラを増やすやり方の問題点を指摘しました。ではもうひとつの手段である裏ドラはどうなのか? 裏ドラの性質は、 局が終わるまでずっと効力が続く 最大で4翻の上乗せになる 何がドラになるかわからない です。これは非常に強力で、あまりに強力すぎてゲームバランスを大きく揺るがすと

          なぜドラ表示牌を2枚開くか(3) ~ 裏ドラについて

          なぜドラ表示牌を2枚開くか(2) ~ 赤牌について

          前回に続き、私が提案する麻雀の新ルールについて。 今回は「なぜドラ表示牌を2枚開くか」に関係する話題のうち、赤牌について説明します。 前回は、ゲームを活性化するためには、採用役は増やせないのでドラを増やすほかないという結論になりました。 では赤5を3枚(マンピンソーを各1枚)導入しているMリーグはどうでしょうか。Mリーグは人気がありますし、うまくいっているように見えます。しかし問題点があります。 それは何かというと、赤5があるゆえに打ち筋が必然的にタンヤオに偏ってしまうこ

          なぜドラ表示牌を2枚開くか(2) ~ 赤牌について

          なぜドラ表示牌を2枚開くか(1) ~ 採用役について

          前回に続き、私が提案する麻雀の新ルールについて。 今回は「なぜドラ表示牌を2枚開くか」に関係する話題のうち、採用役について説明します。 巷の雀荘では赤牌などのボーナス牌が入っていることが当たり前になっており、その流れを受けてMリーグでも赤牌が採用され、ドラ扱いになっています。 一方、麻雀競技団体(プロ団体)ではそれぞれルールはあれど赤牌はないのが普通です。 そのようなプロ団体の競技ルールで打ってみるとわかりますが、打点を作るのが非常に難しく、ある程度点差がついてしまうと逆

          なぜドラ表示牌を2枚開くか(1) ~ 採用役について

          王牌は16枚残し の効用

          前回に続き、私が提案する麻雀の新ルールについて。 今回は「王牌は16枚残し」について説明します。 ドラ表示牌を2枚開きつつカンは4つまでOKなので、シンプルにカンドラのぶん王牌を伸ばすと16枚(8トン)にせざるを得ない‥‥というだけなのですが、これには意外な効用があります。 王牌14枚(7トン)という現在広く使われているやり方だと、鳴きが全くなかった場合に東家と南家のツモが1回ずつ多いという問題があります。これは公平ではありませんよね。 王牌16枚にすると14枚に比べツ

          王牌は16枚残し の効用

          なぜモンド杯ルールを下敷きにするか

          私が提案する麻雀の新ルールはモンド杯のルールを一部改変したものです。 広く使ってもらうためには、できるだけ有名なルールから外れないものがいいだろうと考えました。 Mリーグや各競技団体のルールも検討してみた結果モンド杯ルールを選んだわけですが、その決め手となったのはウマ・オカです。 モンド杯では、ウマとオカを合計すると 1位:+40 2位:+10 3位:-10 4位:-20 となります。各順位での差は 1位から2位:30ポイント 2位から3位:20ポイント

          なぜモンド杯ルールを下敷きにするか