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【対話企画】幸せに生きるには。エピソード3

「幸せになるには」をテーマにした対話の模様をお伝えしてきました。今回も興味深い話が続きます。
まだ、前のエピソードを読んでない人はそちらからご覧ください。


メンバー紹介

Maho
今回の企画者。本を読むこと、文章を書くことが大好き。難しげな単語を使うので、2人から歩く国語辞典といじられていたような覚えがある。(2年前にしてすでに朧げ…)
以下私の独断と偏見で書いたメンバー紹介です。

カンナ
ポジティブ思考の元気っ子。クラスでは委員長キャラらしい。確かに、しっかりもの。

ユウ
普段は落ち着いているように見える。リラックスしてるとお茶目。おばあちゃんっぽい包容力がある。

それでは本編へどうぞ!


違い


<Maho>
個人個人の考え方の違いがあるから会話してて発見があるな。

<ユウ>
違いって言うと、属性的な違い、生まれたとことか性別とかは変わらんわけやん、日本人とかアメリカ人ていうのは絶対変わらんわけやん。
考えの違いっていうのはライトな例を出すと犬派と猫派とか。
考えの違いは歩みよることとで(解決できる)、属性的なちがいは違うものだと割り切って、無視するしか(ない)。
属性的な違いってどう受け入れてくのかって。あれじゃない。

<Maho>
だけど、雑なことを言うけど、皮剥いたら、血と肉でできてるのは同じで、人間な訳よ。
生まれたところがなんであろうと、おんなじ人間だよねって言うのが、差別をなくすとか、多様性を受け入れるとかそう言うことなんだと思う。
自分は差別をするかもしれないけど、気づいていこう。て言うスタンスで生きてるなかで。でも、差別したいかっていうと、したくないじゃんか。(だから)線引きをしていた自分に(気づいて)驚いた面もあるわけよ。
私の考えとしては、属性はそりゃあるけど、それってやっぱ自分が引いた線引きであって。あるいは誰かにひかれた線引きだから。
受け入れていくしかないって言うのも違うんじゃないかって思うんだよね。

<ユウ>
なるほど

<Maho>
結局どこかで見たときに、括れる同じ枠はあるはずなんだよ。例えば、地球に生きてるとか、それだけで同じとみなすこともできると思うんだよ。
誰もが、幸せな世界って。線引きのない世界が理想とされるけど、それを受け入れるまでの過程で、自己防衛としての線引きが働くじゃんか。それを働かないようにしよう。っていうのは難しいこと。
(線引きをしたことに)気づいて取り払おうと試みて、相手を知って。って言う動きが線引きのない世界に向けた動きだと思う。

差別のない社会

<Maho>
社会全体でその線引きを取り払おうとした時にどうしたらいいんだろうね。

<カンナ>
なんか、相手を知らないから、差別とか区別をしちゃうから。もっとお互い歩み寄って相手を知っていけば凄い、いい関係も築けるかもしれないし。
たとえば、白人がいたとして、おんなじ音楽が好きだとか、おんなじアーティストが好きだ(って知ることで)この線は無くなって、一緒の塊になるわけで、知らないから、区別(差別)しちゃうんだなって。

<Maho>
確かにそうだね。なんだってそうだよね。
そういう意味で言うと私達の卒業した中学て凄いと思う。だってさあ、凄いいろんな人がいるじゃんか。

<カンナ>
いるねえw

<Maho>
配慮の言葉が見つからないからとりあえず雑に言うけど、見るからに日本人じゃなさそうな人がいたり、見るからに、病気の人がいたりさ、よくわからん言動をする人とか。
よくわからん。って理解のない塊じゃんか。その人のことを知らない中で一緒に生活していける環境があったじゃんか。

<カンナ>
自分よく思うのが。幼稚園、小学校、中学高校とどんどん分類されてくわけやんか、例えば、中学校から高校に上がるときにまず学力で分類される、高校から大学に上がるときに好きなことで別れていく。社会人になると収入で分類されていって。どんどんどんどん、樹形図みたいに。
分類されてく中で、自分と違うことをしている人を知ることって、中学校から高校に上がっただけで難しくなるやんか。それで、どんどん他人のことを知らなくなる。なんで分類しちゃうんだろうって。

<Maho>
本当にそうだな。あまりにも当たり前であんま気づいてなかった。
その辺の人をいっぺんに一つの場所に集めて、一人一人にフォローすることが無理だからこそ、共通項のある人を括っていってフォローしていく体制ができたんだと思うけど、そこのデメリット「違う人を知らないこと」をカバーするチャンスは必要かもしれないね。

<カンナ>
なんか自分最近ボランティアを初めて、平日に学校とかにいけてない人に勉強を教えるボランティアをやってて。自分でも知らないうちに分類しちゃってたんだけど、自分は学校に行ってる、彼らは行ってないって。
他人を知ることは大事だなって。行ってない子が自分には自由に見えたから。凄いなと思ったんだけど。
自分からそう言う機会を作ることで、知らなかったことを知れる。自分にとっても新しい刺激があって、知らないことを知れるというか。そういうのから心とかも豊かになると思ったし、知らないことを知るって言うのからも幸せになるんじゃないかな。

<Maho>
あとは、私が(無意識の差別について)よく思うのは、
(発達障害について知る=発達障害であるその人がわかる。ではなくその人を知るためにその人の一要素である発達障害について「も」学ぶべき。と言う話。)
知るのが大切だし、括ることでフォローに繋がるかもしれないけど、括らないと学びにくいってこともあると思うけど、括ることで(相手のことを)知る機会を失うこともあるだろうなって思うんだよね。

<カンナ>
さっき言ってた、発達障害の人の話だけど、あなたっていう丸の中に発達障害があるんじゃんか。発達障害の中にあなたがいるんじゃなくて。そういうことだよね。

<Maho>
そういうこと。

エピソード3はここまで。次回はまとめの回。
次回もどうぞお楽しみください。


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