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深夜の事件簿【wands 5】

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

睡眠不足気味のMahouです。
昨夜そろそろ休もうか?と思いながらストレッチをしていると
何やら話し声が聞こえます。

集合住宅ですから、どうしても数人集まる移動の会話は、夜も深くなればなるほど響きます。
ストレッチをしながらも気にはしていましたが、布団に入るまで話し声が終わらないので、(文句を言うつもりではないけれど。念のため)窓から覗いてみました。

すると!!!
何と?目の前のアパートの2階に消防隊の方でしょうか?警察の方でしょうか?
どうみても『救助』をするためにハシゴを使って、ベランダに入ろうとしている瞬間でした。

そう、ずっと『話し声』だと思っていたのは、何やら緊急救助の掛け声だったようです。

部屋の電気を消し、窓から(もちろん)覗きます。
ええ、覗きますとも、そこから深夜の1時間視聴開始。

耳の良いMahouには無線の声も(部屋の中にいても)聞こえます。
どうやら、Mahouの自宅の前のアパート2階の方から、救助要請の電話が入った様子。
にも関わらず、玄関が開かないため、ベランダの窓からの潜入を試みているようです。

人間ウォッチングが発動します!

こちらの住人の方は、カップルと認識しています。
しかし、Mahouのぱっと見、女性と、女性っぽい男性?
もしくは男性っぽい女性。Mahouの見解では後者。
よく喧嘩してました。

当初は、部屋の窓も開放的で、どうやら自宅で仕事をしているらしく
パソコンやらモニターやらが見えていました。
と、何故ここまでくわしか?というと、
そのお宅のベランダに、ゴミ袋がどんどん、どんどん積み上がっていくのです。

ベランダのゴミ袋がかなりの量溜まったあたりで
部屋の模様替えをしたらしく、窓が全く開かなくなりました。
故にゴミ袋はそのままの状態。。。。

そんな場所に、消防士さんはベランダからの潜入を試みようと、
ハシゴで2階に上がるのですが、ベランダに降りられない。
まずは、そのゴミ袋をどかさないと、窓からの救助ができない。

そこで、ゴミ袋をどかします。
次に網戸を外します。が、これまたうまく外れない。
深夜の静かな街に『ガンガン』網戸を外すのにどうしても出てしまう騒音が響き渡ります。

何とか網戸を外しますが、もちろん窓は鍵がかかっているようで、あきません。
ドラマのように窓を破るのか?とテンション高めに、眠い目がランランとするMahouですが、どうやらやり方があるらしく、まずは窓ガラスの冊子を上下に揺すります。

おそらく、振動を与えることで鍵が徐々に外れるのを期待している行動なのでしょうか?
さらに『ガンガン』と響き渡り騒音。耳の良いMahouは絶対に眠れません。

【wands 5 てんやわんやの大騒ぎ】

警察もやってきます。
しかし、大家さんや不動産屋さんと連絡がつかない時間(深夜12時)
勝手に窓も壊してはいけないのかもしれません。
確かに現地の住所を伝えた、救助要請はあったようですが、本当にその住人が電話をしたかどうか?までは定かではないのかもしれません。

気がつけば深夜1時。そろそろMahouも就寝しなければ、明日の体調に響いてしまいます。こんなにうるさくては、眠れる自信はありません。

結局窓は開けることができませんでしたが、何か動きがあったようです。
何故なら、ずっと凝視していた現場の住宅の「内側」から、救助隊が使用しているライトの強い光が見えたのです。
おそらく、玄関から室内へ入った模様です。

Mahouは思います。
もし、ガセネタでなければ、この後救急車なり、救助隊の声がけが(タンカとかでも)聞こえるであろう、と。
とはいえ、5分待っても現場の救助員の忙しない姿は見受けられません。
もしかしたら、ようやく室内に入ったものの、誰もいなかったのではないでしょうか?

もしや事件か?Mahouの脳内大暴走。

と言うところまで来て、頭の中で「ピーッ!!」と意識維持装置限界の音が聞こえました。限界です。不甲斐にも戦線離脱。
布団に入って、1秒爆睡になりました。

次の日、大家さんがいたので聞いてみましたが、まだ大家さんにも情報は入ってきていない様子。分かり次第報告いたします。

現場からは以上です。(何の報告だよ!)

タロットMahou

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