[長編小説]言霊戦士 エピソード16

第16話 再起のとき

太陽の前に、瞬輔が現れた。

「もう一度俺と戦え!」

そう訴えながら瞬輔はドラゴンファンタジアに変身した。

太陽は負けじとアポロに変身するも、力の差は歴然だった。

やはり流奈や統真の協力なしには勝てないと、太陽は気づいていた。

太陽は二人を奮起させるために問うた。

「流奈、統真、二人はなんのために戦ってるんだ!」

流奈と統真は悩んだ末に、答えを出した。

「罪なき人々がファンタジアに苦しめられるのを放っておけない。」

それを聞いた太陽は安心した。

これからも共に戦えると確信した。

事実、流奈と統真は恐怖を振り切り、ドラゴンファンタジアに立ち向かった。

そして倒すには至らなかったものの、一矢報いることには成功した。

三人はこれからもファンタジアと戦うと決意を固め、棚橋を安心させた。

瞬輔は三人との戦いを面白がった。

しかし沙也加は、あまり良い顔をしなかった。

沙也加はあの方に報告した。

「瞬輔を放っておくのはよくないです。」

しかしあの方は、全く意に介さなかった。

あの方の正体は、次回わかる…。のか?

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