[長編小説]言霊戦士 エピソード7

第7話 アポロとアレス

太陽と統真は、同じ言霊戦士として共闘するようになった。

その日はローズファンタジアを倒した。

敵の鞭をさばき、懐に入りと、なかなか壮絶であった。

太陽も流奈もすっかり統真を信頼していた。

常に三人で行動することで、クラスでは、
太陽が男子だけでなく女子にも嫉妬されたり、
流奈が太陽と統真のどちらと交際するのかと(一時的に)噂されるという悪影響が出た。

もっとも三人とも特に気にしなかった。

「○月×日。現時点で月島流奈に覚醒の様子は見られません。」

統真は一人で自室にいるとき、何者かに電話で報告していた。

そのことを太陽と流奈は知る由もなかった。

流奈の覚醒とは何のことか。これは次回明らかになる…のか?

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