三千世界覇王グローブ 第12話
俺--三千世界覇王グローブ--は、騎馬スレイプニルとの対決に臨んだ。
直前にドール怪人の軍団を倒したから、正直言って体力の限界に近い。
しかし騎馬スレイプニルへの怒りが勝って、俺はかつてない力を発揮した。
フレイム・アクア・ウインド・メタル全ての力を駆使し、俺は戦った。
「人の感情を利用するなんて絶対許さない!」
怒りが力を引き出した結果、俺は騎馬スレイプニルに勝利した。
その瞬間、驚愕した…。
俺--立浪優馬--は、世良快里に敗れ、ついに正体をさらした。
「嘘だろ?なんで優馬クンが?」
世良快里は驚いていた。
「まさか一気に適合レベル5まで達するとはな…。」
俺は負けた悔しさより、世良快里の適合レベルが上がったことと、ヤツのマヌケ顔を拝むことができた喜びで一杯だった。
もう本性を隠す必要もない。
「快里クン。俺は昔から君のこと大っ嫌いなんだ。正直言って吐き気がする。」
世良快里は今にも泣き出しそうだ。
もっと煽れば適合レベルが上がる。
俺は騎馬スレイプニルに変身し、世良快里に襲いかかった。
そのとき、恩田心が現れた。
「あなたやっぱりドス黒い本性隠してたわね。」
恩田心は敵意をむき出しにしていたが、正直戦う力を持たないアイツが何言おうがどうでもいい。
恩田心は世良快里を連れて逃げた…。
私--恩田心--は、快里クンの前で立ち尽くした。
「まさか優馬クンが敵だなんて…。」
私は快里クンに掛ける言葉が見つからないでいた…。
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