[長編小説]言霊戦士 エピソード9
第9話 最後は流奈
その日太陽(=アポロ)と統真(=アレス)は、ベアーファンタジアと戦った。
あまりにも強く、アポロとアレスのコンビネーションを最大限活かしても、まるで歯が立たなかった。
そのとき、満月に照らされた新たな言霊戦士が現れた。
その者は触れた相手を内側から破壊する不思議な技を使い、ベアーファンタジアを倒した。
そして戦いを終えると、その素顔を明かした。
新たな言霊戦士の正体は、流奈であった。
「私は言霊戦士アルテミス。よろしくね太陽くん。統真くん。」
流奈は自らを「アルテミス」と名乗った。
それから程なくして統真は太陽や流奈と別れ、帰宅の路につくと、組織に報告した。
「月島流奈が覚醒しました。」
組織の狙いが何なのか、太陽や流奈とどう関わるかは、次回のお楽しみに。
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