三千世界覇王グローブ 第15話
俺--世良快里--は、心をなだめてから話を聞いた。
心は立浪優馬の企みを、蛇騎バジリスクから聞いたという。
そのバジリスクはというと、スレイプニルやフレスベルグと戦っていた。
そして両者を連れて姿を消した…。
「ごめん心、俺もっと自分を大事にするよ。」
俺の言葉を心は受け入れた。
「約束だよ!快里クンがいなくなるなんてアタシ絶対嫌だから!」
俺と心は指切りを交わした。
俺は内心で、きっといつか約束を破るときが来ると感じていた…。
俺--騎馬スレイプニル--は、フレスベルグと共にバジリスクからの叱責を受けていた。
「仲間割れ及び感情エネルギー独占は重大なルール違反ですよ。」
フレスベルグは憤慨した。
「先に仕掛けたのはスレイプニルよ。」
俺は開き直った。
「どうせいつかお前ら全員倒すつもりだったからな。」
するとバジリスクが告げた。
「どうやらアナタたちには私の手の内を明かした方が良さそうですね。」
俺はバジリスクの語る「手の内」に興味を示した…。
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