[長編小説]言霊戦士 エピソード6

第6話 謎の新戦士

統真に、太陽や流奈に対する敵意はなかった。

そのことを示すために、統真は自らがアレスになった経緯を話した。

統真もまた、太陽と同じようにある日突然ファンタジアブックを手に入れていた。

そしてファンタジアの出現を察知した。

統真がアレスとして最初に戦ったのはジャガーファンタジアで、かなりのスピード自慢であったが、その動きを見切ってすぐに撃ち落としたという。

太陽も統真も、何故ファンタジアブックを手に入れたのかハッキリしないという点が共通していた。

そしてその意味は、戦うことでのみ見出だすことが出来ると直感している点も同じであった。

「よろしくね統真。俺のことは太陽でいいよ。」

太陽は統真を受け入れた。

「こちらこそよろしくね。太陽。」

統真はそう返した。

太陽と統真の今後の関係は、次回のお楽しみに。

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