いきなりやけど
パートナーがいる人を好きになった事や
恋愛関係になった事、ありますか？

それって、不倫？
あかんコトなん？

かつて、ワタシはパートナーがいる人と恋愛関係になるコトは
”あかんコト”だと捉えていました

それも、ひとつの考え方(”あかん”と考えることね)

でも、最近他の事でも感じるのです
”あかん”とか”ええ””とか”正しい”とか”間違ってる”みたいな物差し
そんな単純なモンで測れない世界やなーと…

立場で”良い””悪い”って変わりませんか？

管理する側にとって良くても、される側にしてみるとどうなん？とか
子どもにとっては「いやだ〜」が親にとっては「子どものためになる」とか「良し」としていたものを突然「ダメ」と言い出すリーダーとか

集団ではルールが必要なのは、理解できる
でもその判断に、個人として納得できない事ってありませんか？

そやから「結婚してる人は恋愛したらアカン！」と暗黙の了解があっても
そうですね、ハイ、じゃ、やめます
・・・できるなら苦労せんわい…ってのが”恋”ですね

誰かを好きになる、恋に落ちる
相手にはor 自分にはパートナーがいた
それって、別のことやと思いませんか？

まず、その人を好きになった

・・・すごく特別な事
だって、そうちょくちょく好きにはならんし恋にも落ちん

まず、そこが重要なところやと思うんです

恋は”する”ものではなく”落っこちる”ものと言われます

コントロールできひんから”恋”

そして相手はどうか？
相手はその気なし…ってコトもあろうし
おんなじ気持ち♡ってコトもあろうよ

どちらにしても、その時点でやっぱり、素晴らしくない？
出会いの不思議さ
相手がどうであろうと、その人に心が動いた…そのスペシャル感

そこに「良い」とか「ワルい」とかある？？？

誰と誰が…みたいな話は「へぇー」やけど
外野がヤイヤイ言う事ちがう

当事者が悩んで相談してるならともかく
他人の関係に「良い」も「悪い」も
どう考えてどう判断するかは当事者も他人もお互いに自由

どう考えたって自由やけど、単純にこうだからダメ！みたいな
妙に感情的な発言が気になる

「子どもが、パートナーがかわいそう」
これまで書いたように恋はコントロール不能
そやけど行動に移すか移さないかは、また次の段階の話

心の自由は誰も縛れへん
パートナーだって子どもかて

じゃ、良いのか？と言われるやろうけど
何度も書くけど「良い」「わるい」のレベルでできる話ちゃう

生きてたら、どうにもならへん事がある
なんとか折り合いをつけて生きてかな仕方がない
自分でもどうにもならへん事やと思う

ワタシはパートナーがいる人の恋愛を肯定したいんじゃなくて
物事を単純に「良い」「悪い」と判断する風潮が
おかしいのんちゃうかと思ってる

「良い」「悪い」で割り切れへん事っていっぱいあるし

犯罪が「良い」に転ぶ事はないけど、犯罪に至る経緯があるやん？
それを知ったら憎しみみたいな感情も変化する事ある

善意で寄せられた寄附金がホンマに困っている人に渡らずに
おかしな使い方されてたり…

もっともっと議論されるべき事が
なんかえらいスピーディに決まってしまったりして
概ね「良い」けれど、ここはこうしましょう、とかさ
これには賛成しかねるけど、この部分はもう少し検討しませんか、とかさ

そういう時間はかかるし、面倒かもしれへんけど
「はい、多数決をとります」「これが最も公正な方法です」
みたいな意見を出し尽くさない、状況に応じた…みたいな対応を取らない

そんな在り方、今の風潮がちょっと怖いんですけど

話、飛躍したと思う？

恋愛話から何でこんな話に？と思うかもしれんけど
「良い」とか「悪い」を飛び越えるって、何でもOKという意味ではない
簡単に判断するのはちがうのんとちゃいますか？という事

「悪い」と社会全体が判断したら、それはなくなる？

人を好きになるのは「良い」も「悪い」もなく自然発生的なもの
「あかん」と思っても「好きになる」
子どもやパートナーがいても他の人を「好きになることもある」

そういう、仕方がないと言うのか・・・
「不倫は悪ではない」という意見が
ようやくどういう事なのかが、わかったような気がして
それを書いてみたいと思いました

物事って、離れたり違う方向から考えてみたり
今回考えてみて、”分解してみる”事が必要やと思った
特にこれだけ”多様性”に満ちた世界やから

自分かて理解されたいように、誰かて理解されたいやろな

それを受け入れる・受け入れない内心の自由はある
でもそういう現実がある以上、”様々な人や考えがある”という前提は
みんなが持たないと一緒に生きていかれへんのんちゃうかな

無視される、否定される、嫌われている
…そんな風に感じる時
自分は人にそれをしてへんかな？と素直に見つめてみる
そういうチャンスを与えられたんかもしれへんね