中国に経済安全保障上の弱みを握られる米国
米国で中国製医薬品の需要が急増している。抗がん剤といった命に直結する薬を未承認のまま緊急輸入する事例が相次ぐ。
医薬品だけでなく、車載電池など電気自動車の材料も輸入が急増している。
連邦議会は中国に経済安全保障上の弱みを握られると警戒し、対策を検討し始めた。
対策の一つとして連邦議会は、同盟国に限り医薬品の輸入関税を引き下げる法案を提出。
日欧の製品を安価な中国産に価格面で対抗しやくする。
米国の輸入額全体に占める中国の割合は今年に入り急減しているものの、医薬品とEV分野の供給網は当面、中国への弱みとなる。
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