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雑誌に漫画を描く上で大変だったこと、学んだこと📗💡

こちらの記事では、さらに漫画を描く上で大変だと感じたこと、学んだことを
全て書ききれないと思いますが、せっかくなので思い浮かんだことなど書ければと思います💡^^

上の前後編記事の続きですが、後編に入れるつもりが長くなりすぎたため、このテーマは単独で記事にしてみました(^_^;)

第一線でやっていた先生や、ベテランの先生方に比べたらかなり少ない経験かと思いますが…💦自分なりの思い出を書ければと思います🙇‍♀️🍀

項目3の途中までは無料で読めます♪


1.時間、体力との戦いについて


まず漫画は好きなので、沢山絵を描けることなど、基本的には苦じゃないと感じる、楽しい部分も多かったです✨
子供の頃ノート漫画を友達と描いていた時があり、その時のことを友達から「数枚描くのも大変なのに、まいちゃんは何十枚もぶっ続けで描いてて驚いていた」と言ってくれたことがあって、
自分ではあまり意識してなかったので、好きだからきっと苦じゃなかったんだろうなあと…
早く見たい、描きたいに追われて疲れとか考えてなかったのかなあと(°_°)

ただそんな好きな世界でもやはり一筋縄ではなく(笑)雑誌に描く時は色々なハードルがあって、
〆切や時間制限との戦いがあって、わりと長く続く集中力があっても、それでも集中力が切れるような量とかペースでやらないといけなかったり…時間がないと一気にハードな仕事で、

あと徹夜も年々つらくなったし…(笑)いや若い時から結構耐えれずもう寝てたんですが(TT)💣

背景とか、体の線とかも、量多いなあと、手が嫌がる時があったり(笑)
どのお仕事でも、どんな好きな作業も連日長時間続けたらうんざり、みたいなことはあると思いますが💦

ペン入れは少し刺激やスリルがあって、漫画家っぽい作業だし😳(笑)絵がはっきり形づいたり浮かび上がる作業でわりと好きだけど、
線を探す集中力がいるし、修正を使いすぎると絵が崩れるし(アナログはとくに)なるべく間違えたくない、と集中力はかなり使うので、時間ない、体力ない時にはきつかったですね(; ´-`)

あとは時間ない時に話を考えたり、原稿を描いてたしんどい時があったせいか、今でもなるべく机に座りたくない病はあります(笑)
やらなきゃみたいな感覚が思い出されるのか、、

だから布団で寝転んで書いたり、低いテーブルに座って描く方が気楽で好きです🍀
テーブルに座るならいいんかい😳という謎もあるけど…(笑)

座り仕事は、体に悪いとかも言われるから、15分に一回立ってストレッチするといいとか教わったり、年々座りすぎに気をつけるようになった気もします💡
あとこれは最近ですが、骨盤が歪んだり痛みだすと腰がカバーしだしてそれが腰痛の元になる…とも聞いたので、骨盤や股関節のストレッチしたら、たしかに腰痛も和らいできた気がします😳🍀


2.話作りやネームについて


基本的には話がスッと浮かばないことが多くて、よく発表できていたなと思いますが(°_°)
話を考えるのが、スルッと出る時は稀なので、いつも頭ごっちゃごちゃになって考えていました。疲れからか口内炎がよくできてたなあ(笑)

狙いと、軸やテーマがはまった時はわりと早くネームができていたかな?
描いた作品だと、「彼のレンズ」「蒼い指輪」「リトル・ヒロイン」「雨の日のプレゼント」「ホワイト・ホット・キス」「美しきかな、青春」というお話たちはそんなにネームに困ってない印象です。他は難産だったかな…(・・;)(笑)

特にホワイト〜、雨の日の〜は、さらに投稿作で同じエピソードを描いていた下地があったので、過去作をアレンジして使えるのはありがたかったです( ; ; )✨

スッと出来ずにやっとOKでるネームは、担当さんに違う、何か足りない、と叩かれて叩かれて(アドバイスという意味で)時間ない、やばい、となった極限状態でやっと出来たものが多かった気がします。
日にちがあればまだ良いけど、日にちがない時にネームがボツとかになると、どーすんべ😨と青ざめてたなあ…なぜか時間ない時に限り「なんとかなるだろう」という余裕があり、(現実逃避だったのかな)からの撃沈…現実…みたいな(T . T)

そして急にやばいって、超集中する日が1、2日あるんですよね(笑)フル回転になる、、最初からそれが発動出来ないのが人間の不思議ですが(T-T)

担当さんのいう意味も汲んで、話もよくなるようにと考えて、
直しを言われた時にいやいやできないよ…と錯乱したり絶望しても、寝て起きたり、少し時間が経つと、あれ、こうしたらどうだろうと新しい案が浮かび上がるのが不思議でした😳💡

ネームも出来上がった時の至福は本当凄くて、できない絶望も凄いけど(笑)ネームとは天国と地獄を味あわせてくれるものだなと(T-T)

担当さんの批評は恥ずかしいし、セリフなぞられると「ああ…」となるし(笑)
注射がこわい感覚と似ていますが、ただ時間がやばい時はもう手術されているような状態で、恥とかそれどころじゃない感じでした(笑)瀕死な状態というか、内臓まで見られてるようなというか、助けてください😨🤯という(笑)

ネームも喜ばれると嬉しいけど、外した時の申し訳なさと恥ずかしさもあったり、
でも担当さんは、描けない時でも「一枚でもみたい」「3文字でも見たい」とか、「もっと担当を利用してくれ」と、熱く優しい言葉もかけてくれる方々がいてありがたかったですね( ; ; )本当お世話になったなあと感謝しています🙇‍♀️✨


3.さらに時間がない修羅場の時の話


そして〆切後は放心というか、しばらくだらけて、掲載も間があくと数ヶ月だらけてましたね…ゲームしたり(笑)
大体次の締め切り近くなるとスイッチが入ってきて、覚醒みたいな、やるしかないんだよという火事場の馬鹿力でなんとかなってきたけど、

ただ燃え尽き期に入ってきてからは、明らかに感覚がおかしくて、あれスイッチが入らない、と、
今までのやばいゾーンを超えても入らなくて、その時は〆切の1〜2週間前くらい?に、担当さんが夜近所のファミレスにきてくれて、ボツネームの情報を元に、話繋ぎ合わせたり、ほぼ一から話一緒に考えてくれたこともありました…(TT)💣

おかげでネームはなんとかできたけど、大事な部分のモノローグが全然出てこなくて、ちょうど家に遊びに来てくれてた漫画家のお友達がそれを考えてくれたこともあり💣🙇‍♀️

担当さんから見ても、友達から見ても、こいつは今やばい、抜け殻だと察してくれたのか、一生懸命考えてくれて、、もう頭上がらないですT_T 本当助けられたなあと、、🙏✨

せめてもの救いは、ネームにしてる中で中盤に少しだけ自分なりの感情ポイントやモノローグがハッと浮かんで描けて、自分のアイディアも少しは参加できたのは良かったかなあ…😢

時間を守るという点などは私は本当劣等生で、綱渡りなことが多くて、トーン貼りきれず白いなあって作品も何作もあったし😢
その後年齢の若い作家さんたちに会った時に、〆切に優等生な方が多くてびっくりしたりもしました😳 私が見てきた先輩も、結構〆切ギリギリやばい、みたいな方を見てきていたので💣それが常識?なのかなと思ってたら、あれ、時代が変わったのかなと(笑)凄いなあと思ったなあと…💡

ちなみに、私がとくに日数がやばかった作品だと1日に20ページ人物ペン入れした時と、
2日間で32ページ人物ペン入れたのが、自分には大変だったなあという思い出です(・・;)
言ってしまえば、「ティーンズ〜」「不自然〜」なんですが💣(笑)

自分にとってはペン入れ1日5〜6枚でも多い、よくやれた、優秀な方だったので(笑)
全てのこだわりを捨てて、手のクセだけで描くしかないという感じで…

自分のせいだけど、絵が荒れているという落ち込みはありT_T 画面超白いよ…とか、
たまたま落とさなかったけど、全然どこかで落としてもおかしくなかったなあと思います🙇‍♀️

他の仕事してみても思いますが、長い時間集中力を使うという点では、なかなかハードなお仕事だったんだなあと…
自分のペースで好きな時間に描けるのは良い点だけど、締め切り間際の数日はハードで、

昔は体力もあったのか、そこまでつらくない部分もあったけど、年々集中力を長時間維持するのはつらかったり、
腰、肩、目とか身体に負担が出たり(笑)

あと、昔はあまりペン入れは適当というか、できないのもあり、そこまで力入れてなかったり、気楽に描いてたけど、
クオリティを少しでも上げたいと思えば、集中力もさらに使うので、緊張したり、反動で疲労や消耗がすごかったり…

何十年もやってる先生は、超超人?て感じだと思って、本当に本当にすごいと思います(TT)✨

結構燃え尽き後に、デイドリームという作品も出させて頂き、最後によく出せたなあと思いましたが、
ネームできたのはそこまでギリギリじゃなくて時間に余裕はあったのに、原稿がきつくてびっくりしたなあ(°_°)

昔ならできてたペースだったのですが、絵が難しくて💦
ちょうど他の先生のお手伝いにいったり、いろんな上手すぎる生の絵や原稿を見ていたせいか…、
あとその頃好きな漫画をみたり吸収してたけど、まだ消化できてなかったのか自分の絵もまだ描き慣れない絵だったのもあり、

目だけ肥えてきて、手が追いつかないというか💦絵に時間がかかって、ペン入れの線も迷うし、しんどかった思い出です😢(笑)
でも体の線の描き方とかは個人的に好きな作品にはなっていたりします^_^;

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