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婚活で出会った変な男②カラオケで2時間ひたすらバイオリンを弾いてくれた男

変な人を引き寄せるのが得意の私。
沢山の人に出会えば、癖のある人にも数多く出会ってきました。
きっと婚活している女子達は、いい人と出会うどころか
変な人ばっかりで嫌になっている方もいるかもしれません。
けどその経験も笑い話、いい経験に変えて生きていきましょう。
このブログでは前回から数回に分けて、
私の出会った癖強めの人たちを紹介しています。

今回は
カラオケでひたすらバイオリンを弾いてくれた男
をご紹介します。

出会いから

初めて待ち合わせした、グランフロントのガレット屋さん。
予約名が私の名字で「何で私の名前知ってるの?」と自意識過剰気味に思いましたが、なんと彼、同じ名字だったのです
(私の旧姓は少し珍しくて、読み方も一緒でした)

NY生まれで有名私立大学出身らしいのに、その大学出身の人みたいなイケイケな雰囲気が全くなく(←どんな偏見)素朴で物静かで趣味はバイオリンという落ち着いた方でした。


私がリッツカールトンのシーズンのスイーツビュッフェが大好きで
毎回必ずいっていると話をしたら、
今開催しているいちごビュッフェに一緒に行ってくれることに。
なんていい人なんだーと思ってたんですが、彼ものちに考えると
少し変な人でした。

念願のいちごビュッフェ当日
あった瞬間にいきなり「手を繋いでもいいですか?」と確認された私。
「そーゆーのって中盤ぐらいに空気読んで自然に繋いでくるもんじゃないの?」と思いながら、しかも直接いきなり誠実に聞かれたら
「嫌」って言いにくいやんかと思いながら承諾した私。
多分内心嫌だったのでしょう。一度離した後は2度と繋げないように
「寒い寒い」と言いながら手袋をはめてました。
(手袋持ってきた私よくやった)
ちなみにこれ以降出会った人に、いきなりこうやって聞かれて嫌だったら
ちゃんと断れるようになりました。何事も経験。やりたくないことはしてはダメ。

そして、趣味のバイオリンの話を合わせようと
以前「のだめカンタービレ」にハマっていた時に得た浅いミーハーの知識と
ありったけのクラシックの知識と好きな曲の話をしました。
そして、「バイオリンききたーい」とリクエストしたのは間違いなく私です。でもそれがその後、あんな苦痛な時間になるなんて想像していませんでした。

バイオリンを披露

バイオリンを披露しに、向かった先は、どこにでもある
カラオケ、ジョイサウンド。
彼曰く「何とかモード」(全然覚えてない)にしてもらったら
音楽を全部止めてもらえて、楽器演奏をできる空間になるらしいのですが
彼、全然店員さんとコミュニケーションがとれないんです。
全然言い出せないし、発言できないし、質問もできない。

そして普通の部屋に通され、普通のカラオケの光景で固まっている彼。
結局見かねた私が、部屋から
「ここ何とかモード(ちゃんとした名称がありました)ってできますか?」って電話を。
そしたら無音に。初、何とかモード空間経験。

そこからバイオリン演奏会スタート。
得意な曲と私の大好きな「カノン」と情熱大陸の曲を弾いてくれました。
最初はすごーいと感動していた私。でもすぐに曲は終了してしまいます。
「利用時間、2時間」とだけ最初に店員さんに伝えていた彼。
てっきり私、2時間もって、勝手にめちゃくちゃ上手で色々弾けるんだと勘違いしてましたが、そんなに弾ける曲はないらしく、同じ曲をひたすら2時間リピートしながら弾いてくれました。
私も途中から、盛り上げるのに必死。何とか時間を持たせようと色々質問したり、弾き方を教えてもらったり、知ってる曲をリクエストしてみたり。
でも2時間って割と長めです。
普通に歌っていたらあっという間かもしれませんが、
バイオリン縛りだと全然間が持ちません。

彼もそんなに上手ではなく、演奏途中で癖なのか時々白目を剥きながら
一生懸命弾いてくれていたので、私も頑張りました。
すごく楽しそうにしましたよ。
2時間後、彼は満足そうでした。よかった。

どっと疲れた2時間でした。
でもリクエストしたのは私です。私の責任です。
そして疲れたのは、私が無理して合わせた結果です。自己責任です。

彼とはその日を境に連絡を経ちました。

嫌なことはしない

私はついつい相手にいい気分になってもらいたくて
盛り上げて、楽しそうにする癖がありました。

相手が見てほしいところを見抜いて、そこに
相手が満足する言葉を投げかけるのが得意でした。

けど、婚活を経験していくうちに
楽しくもないのに楽しいふりをして
食べたくもないのに食べて
相手を満足するだけさせて、自分はドッと疲れて
結局相手を嫌になって、私何やってるんだろうって気がついたんですね。

だから相手の気分を良くするために努力するんじゃなくて
相手を傷つけないようにだけ気をつけて
自分が気分がよくいれることを最優先にするようになりました。

いっぱい食べる人が好き。美味しそうに食べる人が好き。人が食べるのを見ているのが好き。
と、いう方は多いと思います。

誰かが食べ物で幸せそうにしていたら、癒されるのもわかります。

でもたまに見るのが好きだからって、
大量のご飯を注文して、人に食べさせようとする人がいますが
私はそういう人と食事に行くのが嫌いです。

前の彼もそうでしたが、そうやって人にご飯を食べさせることで
自分を満たしているのに、それを受け取れ切れない人がいたら
「せっかく注文したのに」とか「もったいない」とか
相手を責めたり気分を悪くなったりするので
本当に迷惑だと感じていました。

だからそういう人とは最初から食事に行かないし
気分を悪くすることも、どうしたらいいかもわかっていながら
嫌なことはやらなくなりました。

自分の嫌や不快がわかるのも、全然違う人と関わったからこそで
自分のことがわかってくると、嫌なことは最初から選択しないようになってきます。
全てにおいて無駄なことはないのだなと今なら思います。



読んでいただいてありがとうございます。
明日は「陰謀論のススメ男」を紹介したいと思います。


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