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不登校の夏休み3

夏休み。
4月に入学する前は初めての小学生の夏休みをどう過ごすのか。私の職が職だけに自由研究は思いっきりさせてあげたいなぁ、とか。学校のプールでスイミング通っている娘が少し得意げになって自信がつくかもしれないなぁ、とか。
そんなことを思っていたけれど、結果的には5月半ばから3ヶ月もの夏休みとなった。
ここまでくると「インターナショナルスクールの夏休みと同じじゃーん」も開き直ったりしてみた。

不登校児にとっての夏休みとは


学校の学童にも行けないし、今までと生活変わらないじゃないかと親目線では思っていたのだけど、どうやら娘は違ったらしい。
「いつから夏休みになるの?」と、やたらと聞いてきた。
なんでなのかわかったのは、Twitterで同じ不登校の子どもがいる方が何人かこう呟いていたからだ。
「みんなが休みの時に休んでるのは自分を攻めるが、たとえやることは変わらなくてもみんな休んでいると気が楽になる(大意)」

なるほどねー!!
かなり安定し笑顔が出てきた娘も、やはりずっと葛藤があったのだ。

夏休みに入ってからの娘は、すこぶる調子が良かった。
旦那が7月から在宅仕事に転職し、私も大学が夏休みということで在宅ワークが増えたことも功を奏したのかもしれない。
毎朝決まった時間に起きて、身支度整えて、アサガオに水をやり、塾の宿題をこなして、午後は友だちと遊んだりお稽古に行ったり。
元々、仕事に余裕のある時期だったことで前々から計画していた我が家でお泊り会も実行。ディズニーや私の仕事も兼ねた旅行にも行けた(もちろん感染症対策は万全に)。

一方で、まだまだトンネルは続いていると思うことも。

新しい学童


学校併設の学童には、娘にいろいろ仕掛けてきた子がいるために本人が拒否。7月末で退会。ただ、あまりにも社会とのつながりがないことからリハビリを兼ねて無理のないように、月4回の民間学童に行くこととなった。それと、我々家族も日中どこにも出掛けられないストレスが溜まっており、なんとか自分時間を確保したかったということもある。
保育園からの友だちも多く通っていることから、娘も乗り気だった。

が、一筋縄ではいかない。

初日から、久しぶりに見る不特定多数の同年代に圧倒され体が固まり「ママがいい…(ママと一緒がいい。ママから離れたくない)」発動。
連れて帰っても良かったのだが、意を決して自分から入っていった。しかし、お腹が気持ち悪いという娘の主張により呼び出しがかかり早退。
その後も毎回、目が痒い、お腹が痛い、そして蕁麻疹も…。学童に行くと必ず連絡がくるようになった。

また振り出しに戻るか!?と内心構えていたのだが、月4回というペースが良かったのか学童拒否は今のところ起きていない。
これはなんでだろう?
大人との信頼関係が大きいのか、保育園の友だちがいるという安心感なのか、新しく仲良くなった子ができたからなのか。

すっかり元通り、元気ハツラツ!というのは表面上で、いまだに本人が不安を抱えていること。
ストレスのかかる初めての場所に行くと体調不良が起きること。
それに対して、本人も困っていること。

9月から新しい環境になる前に、改めて認識できたのはとても良かった。

夏休みは今日でおしまい。
明日から編入した学校へ。
ということで次回からは編入編。
それとともに、学校の話だけではなく本人の困りごと、発達の凹凸についても少しずつ記録していく。


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