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【日々のこと】無理してまで進もうとしない

 こんにちは。だいぶ気温も落ち着いてきて、過ごしやすい季節がやってきましたね。
 世間は色々深刻な問題が起き、感染症もなかなか流行が収まらず、なんとなく薄灰色の紗が心に広がる日も多いこの頃ですが。

 私の方は気持ちの落ち込みは九月いっぱいくらいで終わりました。
 やっぱり夏バテだったのかなと。そういえば夏から夏の終わりにかけてって、いつも調子が良くないなーと思い返していました。去年は倒れましたし。
 それでこの九月、私が何をしていたかというと、色々計画は立ててたんです。ABCクッキングスクールも毎週通おうとしていまして。
 でも実際には、なにもしませんでした。九月、しんどくて、気持ちは早朝ウォーキングでもっているようなもので、仕事中も一時間に十分くらい横になっていました。そうじゃないと椅子にも座ってられないくらい体がだるくて。

 娘が小学入学と同時に一人っ子だし勉強面で小1・小3・小5の壁が心配だから、家にいるお母さんでいたいなと思いフリーランスになりました。あと私は外に出ると耳が少し悪いということもあり、人づきあいもあまりうまくないので、職場にいることに非常なストレスを感じまして。なので娘が園にいる間や通勤中や夜に勉強してスキルアップしていました。在宅仕事がまだ一般的じゃない頃で、どうして情報を得られたのか分からないんですが、ネットで在宅仕事について情報を集めていたらたまたまよいエージェントさんを見つけまして。それからはずっと完全在宅の仕事をしています。
 それがこの体調不良でも良いように働きまして、仕事はばりばりとこなしつつ、職場では横になることなんてできないですが、横になっています。逆にだから仕事がこなせるんですよね。先月、体調不良で休む、ということは幸いにしてなかったです。

 で、九月の半ばくらいですね。はたと「私、なんでこんなに色々やろうと思ってるんだろう?」「なにを焦っているんだろう?」と思いまして。
 理由は分かっているんです。勉強やクッキングスクール(これもある意味勉強ですね)でスキルをつけて、早く商売をしたいと思っているんです。
 金銭面でもっと余裕を持ちたいって考えていて。
 それで途中で自分を責めたりしていたんですよね。私今までなんで何もせず安穏と生きてきたんだろうとか。若い頃もっと頑張っておけばとか。そういうことをしてまた気持ちが暗くなったりして。ただでさえ調子が悪い時に……調子が悪い時だからですかね。自責が始まるのって。
 でも過去のことを反省したり今後の糧にするならともかく、何度も反芻しても何の意味もないですね。もうその時間は帰ってこないのだし。それに、その時仮に自分がだらけていたとしても、それは自分にとって必要な時間だったかもしれないですし。そうでなくて何の理由もなくても、もう仕方ないというか、私は隙があればなまけたりぼーっとするんだよね笑、位におさめて今を生きようかなって思い直しました。
 
 私が思ったのは、とにかく休もう!です。身体か気持ちがエマージェンシーコール出してる!ってようやく気がつくことができまして。
 じつは九月に書いた文章の中であれだけ色々記述していたのにもかかわらず、実感としてまずい、と思ったのって、あれを書いた数日後のその瞬間だったんですよね。やっと危険な状態だって気がつきまして。
 即座にスケジュール帳とスマホを取り出して、まずABCの九月の後半の予定を全てキャンセルしました。それから空いた週末を全て実家でごろごろすることに充てて。あとは自分が考える「最高の一日」を用意することにしました。自分の好きなことだけをして、とことん自分を甘やかす日ですね。あと、平日もごろごろしていました。夫に状態を話してつらい時はご飯をお惣菜やお弁当にして。

 それで九月をしのいでみて、そのころはまだ暑かったんですけれども、なんだか終わりごろには元気が出てきまして。最後の週末にABC駆け込みで予約入れて、おいしいチーズケーキ作ってきまして。
 ABCに対してもなんだか行くの辛くなっていたんですが、「仕事にするとか気構えないで、楽しんでこよう!」って言い聞かせてあえての一番簡単なメニューを選んで。とても楽しかったです。それで、なにごとも気楽に構えるってすごく重要なことなんだなって、まだうまく形にはできないんですけれども、自分を追い込みがちな自分にとって、暮らしに良いヒントを得た気がしています。
 それで経済状態についてもなのですが、発想を変えて、節約を頑張って焦らずともよい状況を作ろう、と計算を色々しました。うまくきりつめできるな、と思った時の安心感といったらなかったです。
 これに関しては来年からちょっと不安事項があるのですが……まあ、また計算し直します。

 絶不調のころ、ちょうど『my bestday note』の9月分~11月分を書く時期だったんですが、まったく書いていても楽しくなかったんです。
 このノートは、2~3年後の理想のくらしを考えて書き出して、それに至るまでに今できることをタスクにしてメモするというコンセプトなんですが、書いていることが今のことばかりなんです。あと、『~すべき』『~せねばだめ』みたいな感情で書いていて。「先のことなんて考えられない!」「今が不安なのに!」って思っていて。

 その時思ったんです。不安って、すごく視野や思考が狭くなってしまうんだなって。私はなにも見えない状態で歩いているのと同じなんです。自分の位置すら分からず、真っ暗な中でうろうろしている。
 考えてみると、私はこのノートに出会う前まで、まったくといっていいほど自分の将来とか夢とかしたいこととか、考えてこなかったんです。その日暮らしでいいやっていうどこか刹那的な感じで。結婚してもそうだったんです。夫が悪いという話じゃなくて、自分の問題ですねこれは。
 ずっと不安だったんです。その瞬間瞬間はそうとは気がついていなかったんですけれども。
 例えば自分自身のこと。内気で、人づきあいが苦手。そう悪い性格ではないと思うけれども、特別に良いわけでもない。すごいキャリアがある訳でもなく、すごい特技があるわけでもない。そんな人が何ができるんだろう?って。
 またはお給料のこと、仕事のこと、家庭の問題。
 私自身は、よい出会いを色々していると思うんです。夫の友人の方から客観的で的確なキャリアアドバイスを頂いたりもしていて。でもそれを活かせない。そんなこととてもできないよって、めっそうもないって考えて。

 今気がついたんですが、自分自身への確信のなさが一番不安を生み出す要素なのかもしれないですね。自分を信じられない。自分が変わるとは思えない。自分ができるとは考えない。
 九月の不調も、発端は夏バテだし、金銭的な問題だったのかもしれないですが、結局は自分がABCでうまく行かなかったり、副業をすぐに作れる力がなかったり、で自信を無くしていたというのもかなりあったと思います。

 それを解決したのが、毎回同じようなこと言ってあれなんですが、自分をいたわったことなんだと思います。今はゆっくりしていても大丈夫、無理に前に進もうとしなくても大丈夫って、自分自身に声掛けできたからなのかなって。それって自分を信じていることに繋がると思うんです。途中で休んでも、今は力がなくても、いつかはいいように行くだろうって、自分に言える人間が少なくとも世界に一人、自分だけはいるんだって。
 少し不思議な感じなのですが、暗闇の中でどうでもいいとうずくまっている不安な自分も存在していて、その横で一生懸命声掛けしながら伴走している自分がいるといった感じでしょうか。
 迷って立ち往生しないように、いつもたいせつに自分を見つめている存在が自分であるって、考えてみると最高ですよね。
 だって、自分のほしい言葉も、望みも自分が一番よく分かっているのですから。

 そういうわけで、十月に入り、なんだか気力が戻ってきました。
 ABCクッキングスクールのパンについては、推しの先生のレッスンには今はとてもついて行けないので、まずのんびりした感じで基礎クラスと基礎クラスのおかわりをして、自信がついたらリッシュでお世話になるか、もうマスターまで行って怖いものがないぞ!ときらきらした感じで行くか、そんな感じで過ごそうと思います。なんだか九月、すごく委縮して緊張してしまって、それも良くないと思ったので。(※再三言いますが、先生は優しい先生です。) 

 また、仕事の話は以前にお世話になったエージェントさんから連絡があって、スポット作業でもぜひまた一緒にお仕事しましょうとお声がけ頂いたので、いよいよとなったら頼りにさせて頂こうかなと。タイムリーですが、私は本当に人に恵まれていると思います。いつも感謝しています。

 そうなってくると、やっと『my bestday note』のように未来を考えることができるようになってきまして。そうしたらこちらもタイムリーなことに、新作ノートの発売が今月控えていまして。その内容がちょうど今の自分に即しているのでいいなって。楽しみにしています。

 ではでは、今日はこの辺で。。。
 朝は肌寒くなってきましたので、お体どうぞご自愛くださいね。

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