今年の2月に公開されたばかりの『終電』。

新しい作品は、レビューも少ないから
手を出しにくいという方もいるかもしれません。

しかもこの作品は、
サムネもキャラ情報もシンプルで
事前に分かっていることが少なめ…。

私はその方がワクワクしますが…
慎重派のアナタに感想をお届けします！

【基本情報】

人数：4人（男1女1どちらでも2）
時間：150分
金額：2000円
制作：天氷川
GM：なし
形態：ココフォリア（BOOTH）
密談：有

⚠キャラロストの可能性：有

【あらすじ】

気が付くと電車の中にいた。
乗客は誰もいない。
電車は走行中にもかかわらず、
奇妙なことに物音一つ聞こえない。
突如として響く女性の悲鳴。
隣の車両からだ。
扉を開け放ち見たものは、
座り込む女性と真っ赤に染まった死体だった。

――――謎と記憶とあなたを乗せて、
終着点へと電車は走る。

【キャラクター】

キャラクター選択時に
公開されている情報はこれだけ。
どんな性格なのかなどは
HOを見てからのお楽しみです！

【感想】

初心者向けの綺麗なシナリオ

ココフォリア上で遊べるゲームの
コンテストに出品されたこちらの作品。　

昨年実装された、ココフォリア上で
PDFを確認できるシステムを使用して
HOの確認から解説まで
全てココフォリアで完結します。

HOの確認もココフォリア上なのは
盤面と同時に見られないのが不便と感じる人と
タブの行き来がなくて便利だと感じる人がいて
好みが分かれそう。

HOデータが別に同梱されているので
進行役には手間をかけるけど
そちらを配布して好きな方でプレイさせたら
みんなが遊びやすいかなと思いました。

フェーズの管理は盤面上部の電車アイコンで行い
（現フェーズが白く表示される）
フェーズが移ると説明がポップアップ＆上部に　固定表示されます。
これはわかりやすい！

デザインもシンプルかつおしゃれで
よかったと思います。

逆にわかりにくかった点としては
記載スペースが少ないため
ルールの説明などの文章に改行がない点。
大事なことは赤字で書いてあるけど
あまり有効的に使われていない印象。

HOも改行はほとんどないけれど
こちらは小説感覚で楽しく読めました。

おそらくその差は以下かなーと思います。
・時間的余裕と心の余裕
・集中できる環境（マイクオフや外音が無い等）
・ぱっと見ごちゃごちゃしていない
・惹かれるストーリー


HOの文がキャラクターの言葉で
書かれているのも良かった！
読み合わせはないけれど、
口調はわかるからRPに活かせます。

ストーリーに関しては
それぞれのプレイング次第で
流れが大きく変わりそうですが
綺麗で優しい物語でした。

【最後に】

コンテスト用のシナリオですが
コンテストが終わった今
ココフォリア完結にこだわる必要は
ないのかなと思いました。

今現在のシステムでは、
Discordを併用したほうが
遊びやすいと感じました。

●おすすめできる人
・読み合わせより、議論が好き
・謎解きが好き
・綺麗なストーリーが好き

●おすすめできない人
・ガッツリ推理したい
・読み合わせがしたい

↓プレイしたい方はコチラ↓

今回は作者の天氷川様に観戦頂き、
制作の裏話や他の卓の物語について伺えて
感想戦まで楽しく過ごさせていただきました！
お忙しいところありがとうございました！