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10代の頃の私に送る手紙



10代の頃のあなたへ。


思春期には、友人関係で悩んでいたね。

「どうして女子はみんなグループでかたまって行動するんだろう?」
「どうしてグループ同士を行き来したら気まずいんだろう?」
「みんな何が楽しくて群れてるんだろう?」

クラスメイトと感覚が合わなくて、孤独を感じて学校を休みがちになったあなたへ。

どうか自分を責めないで。
あなたは自分の心を守るためにその行動をとっただけ。

それは素晴らしいことなんだよ。
自分を守る行動をとってくれてありがとう。

中学では、先輩との関係性でも苦労したね。
小学校のころは仲良しだったのに、なぜ中学に入った途端、先輩・後輩になって厳しく接してこられるのか、理解できなかったよね。
部活の先輩たちのやり方にも納得いかなくて、イヤな思いもたくさんしたね。

だけど、そんな経験をしたおかげで、

「自分たちが3年生になったら、後輩たちと仲良く楽しく部活をやろう!」

と同級生部員たちで一致団結できたよね。

結果的に、後輩たちにはすごく慕われて、大会でも良い結果を残すことになるんだよ。
大人になった今でも、あなたは慕ってくれる後輩ちゃんと仲良くしているよ。
自分を仲間を信じて進んでね。


プチ不登校になった15歳のあなたは、本当は推薦で行こうと思っていた私立の高校を受けられなくて、今落ち込んでいるかもしれないね。

でもそのおかげで、その後、公立の進学校に進むことになって、そこで心をゆるせる友人たちとのステキな出会いが待っているんだよ。

そして、あなたの一生を左右すると言っても過言ではない、将来の旦那さんになる人との運命の出会いも訪れる。

それってすごいことじゃない?
頑張って受験して、合格してくれてありがとう。


大学受験でも、センター試験で思うような結果を出せなくて、第一志望の国立の大学には行けなかったね。

でも、あなたが選んだ私立の大学に行くことで、またしてもそこで素晴らしい出会いが訪れることになるよ。

フランス留学というすごい体験もできるし、大学で出会った友人や教授の助言のおかげで、あなたはCAになるという夢も軽やかに叶えることができちゃうんだよ。

すごいよね!

失敗したと思うような経験も、最悪だと思うような出来事も…

すべてはあなたにとって最高の未来へとつながるひとつの通過点でしかないということ。

だからどうか、自分を責めたりしないで。

たとえ思うような結果が出なくても、最高の未来に導かれていると信じて。

今ここから気持ち新たに、あなた自身を信じて、一歩一歩進んでいってね。

40歳の Maicoより



受験シーズンもそろそろ落ちつく頃でしょうか。
お子さまのサポートをされてきた親御さん方も、頑張ったご本人も、本当にお疲れさまです。

受験で、思うような結果にならなかった人もいるかもしれません。

でもわたしが今40歳になって思うのは、どんな失敗・挫折の経験も、そこを通過してみたら、すべては最善の出来事として起こっていたのだなということです。

あのとき、こちら側の分かれ道を進むことになったから、夫とも出会えたし、友人や恩師にも恵まれて、CAになる夢も叶えることができたんだな…

そんな風にあなたにもきっと、すべてに感謝できるときが必ずやってくるのです。

すべては最高の未来へとつづく道標(みちしるべ)。

だからもし、思うような結果が出せなくて落ちこんでいる子がいたら、声を大にして伝えたい。

大丈夫。
失敗したからってそこで終わりじゃない。
暗い未来になると決まったわけじゃない。
決してあなたが望む未来を歩めないわけじゃない。

今後の人生で、あなたにとって最高の未来へとつづく方向がひとつ示されただけのこと。

だからどうか、自分を責めたりしないで。
最高の未来に導かれているのだと信じて。
今ここから、あなたの望む未来を一歩一歩進んでいってくださいね。







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