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迷える羊を導けるのは…


毎回、名セリフの登場するドラマ「転職の魔王様」。
観ている人いますか?

今日はこんなセリフをご紹介します。

「迷える羊を導けるのは、迷える羊だった人だと思わない?」


これは、石田ゆり子さんが演じる、迷える主人公の叔母で、転職エージェント「シェパードキャリア」の社長である落合洋子のセリフ。


この言葉にとても共感しました。

人は、自分が辛い状況に置かれたり、しんどい思いをしているときは、

「なんで私ばかりこんな目に遭わなきゃいけないの?」
「どうしてこんな経験しなきゃいけないの?」
「普通の人生を歩みたい…」


そんなふうに思ってしまうものです。


しかし、あなたが人生で経験することには何一つ無駄なことなんてありません。

それがたとえ、どんなにつらいことであっても…

今つらい経験をしている。
向き合って、乗り越えようとしている。
あるいは乗り越えた!

そういった経験は、誰にでもできることではありません。

そして、その経験をあなたが世の中にシェアすることで、今度は似たような苦しみを味わう誰かの心を救ったり、背中を押すことができるかもしれないのです。

迷える羊を導けるのは、迷える羊だった人。


私も、自分の人生経験を淡々とブログに書いてきたことで、多くの人に共感していただけたり、心救われたと言っていただきました。

苦しみやつらさを味わったからこそ、似たような経験をしている人たちに、寄り添い、思いやることができます。

しんどい経験が多ければ多いほど、
人生の深みは増し、視野が広がり、理解して寄り添える人たちがどんどん増えていくのです。

それはすごいことだと思いませんか?


でも、ここでひとつ注意したいのは、いくら他人に寄り添えたとしても、本当の意味で誰かを「救う」ことはできないということです。

先日、人は自分を傷つけられないというお話を書きましたが、それと同じこと。


本当は、自分の心を傷つけることができるのは自分しかいないし、自分を救うことができるのも、自分しかいないのです。

だから、誰かを「救ってあげよう」とか「導いてあげよう」と意図して行わなくて良いのです。

それは、救い救われる、導き導かれる、という共依存の関係になってしまうから…


あなたは、ただ、自分の経験をシェアするだけ。

それは例えるなら、

「こんなルートや方法もありますよ!」

というあなたなりの人生というゲームの攻略本を公開するだけ。

風の時代はシェアする時代。
そしてそれぞれが自立して生きる時代です。

受け取るか受け取らないか、行動するかどうか、はすべて相手にまかせるのです。

あなたの人生経験は、あなただけにしかない素晴らしい宝物。

その宝箱を、家のタンスの奥にしまい込んでいてはもったいない。

こんな経験なんて大したことないよ…

なんて思わずに、どんどんシェアしてくださいね。

それがきっと、いつかどこかで誰かの役に立ったり、あなたにしかできない社会貢献になるはずです!





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