ナガハマ ケーコ

バイクとゲームと漫画と野球が好きな性格の悪い京女です。好きな食べ物はすいか。柴犬とシャ…

ナガハマ ケーコ

バイクとゲームと漫画と野球が好きな性格の悪い京女です。好きな食べ物はすいか。柴犬とシャア大佐を愛しています。

最近の記事

バリアフリーについて考えた。

ライブ会場で一番困るのが、ぼんぼり付きの正ちゃん帽だ。 私は身長150センチ(公称)のチビなので、ずっとつま先立ちのバレリーナ状態にしてても、前の人の肩の隙間からステージを観るのがやっとなのである。 そこに正ちゃん帽をかぶった人が前の前あたりに来られると、もう絶望的。ライブ会場のぼんぼりを片っ端からハサミで切って回りたい衝動に駆られる。しないけど。 対策としては、底上げするしかない。ということで購入した超厚底ブーツ。 底の厚さ、なんと15センチ! 安っぽくて、けっこうダサい

    • 私のお葬式

      相続周りの民法改正の原稿を書いてたら、ちょこっと自分の終活が気になった。 シン・エヴァの冬月先生みたいに、パァン! と、消えて逝けたらいいけど、独居の私が今、ここで死んだら液状化したりしてマンション管理会社をはじめ、いろんな人に迷惑かけるなあ。 いや、ちょっと待て私。薄い本やら腐った漫画など、“人に見られたらものすごく恥ずかしいもの”はどうするんだ? そんなんあかんわ、死ぬに死ねん。 ほかにも、雀の涙ほどの預貯金や家具の処理、公共料金の停止届とか代行してくれる第三者が絶対

      • 女丈夫、三角きん子の半生記。

        バイクの名義変更をするために、鮫洲の東京陸運局に行かねばならないのだが、いろいろあってなかなか行けず。 というのも、ひとつに陸運局の受け付け時間がよくわからなくて予定をたてにくいのだ。 HPに「受け付け時間は、電話でお問い合わせください」とあったので電話をしてみた。 ここの電話問い合わせは、滑舌のあまりよろしくない、割烹着と三角巾が似合うであろうと私が確信するおばちゃんがしゃべるテープの声に合わせて、ナンバーを押すスタイルなのだ。 用件にあわせてナンバーを押すのだけど、そ

        • モンド菓子

          モンドセレクション、である。 私はかねてから、このセレクションに大いなる疑問を持っていた。 1961年に欧州共同体とベルギー王国経済省が始めた「食品のノーベル賞」とも称される食品コンテストだそうだが、ソラで出てくる金賞菓子は、フルタの「セコイヤチョコレート」とかブルボンの「ピッカラ」、ギンビスの「アスパラガス」や「たべっ子どうぶつ」、日清の「バターココナッツ」とか三立の「源氏パイ」とか、どうみてもマイナー感のぬぐえないラインナップ。 私はここらへんの「いまいちパッとしない

        バリアフリーについて考えた。

          ニヒルは青い。

          ヒーローは赤い。そしてニヒル(死語)は青だ。 一般に戦隊ものやアニメは、ガッチャマンとゴレンジャーを例にとると、そのほとんどが次のように構成される。黄・緑は他の色に変換されることもあるが、赤・青・桃は、ほぼ固定。 ●ヒーロー   アカレンジャー、大鷲の健    (赤) ●ヒロイン   モモレンジャー、白鳥のジュン  (桃) ●ニヒル    アオレンジャー、コンドルのジョー(青) ●でぶor癒し  キレンジャー、みみずくの竜   (黄) ●ガキor動物  ミドレンジャー、燕の

          ニヒルは青い。

          こんな車は嫌だ。

           私がバイクで追い越しをかけるとき、わかりやすいヤンキー車より慎重になるのは、エスティマ、オデッセイ、エルグランド、ステップワゴンのようなSUV。これらの車は、単に家族が多かったり、積載量の多さで選んでいる人もいるだろうが、元ヤンの可能性も見逃せない。抜かれたとたん、爆走魂に火がつき、昔取った杵柄でタイヤ鳴らして追っかけてくる危険性が高いからだ。  また、よくわからないのが、「子供が乗っています」シールを貼っている車。だから、何? 子供が乗っているからといって、いったい後続

          こんな車は嫌だ。

          とよえつ

          知人が豊川悦司が古い毛布を巻いて煉瓦のように積み上げた要塞に住んでいる夢をみたというので、豊川悦司のことをちょっと思い出した。 豊川氏とは、以前、近所のバーで隣り合わせになったことがある。カウンターの角を挟んで座っていたので、バーテンダーを介して、豊川氏らのグループと、私らのグループで会話がはずんだものだ。 私はまったく豊川氏に気がつかず、やけに座高が高い人という印象だけだった。彼らが「ロケバスがどうの」とか「カメリハがどうした」とか話していたので、豊川氏に聞いた。 わし

          商売繁盛。

          恵比寿駅の恵比寿像の前で待ち合わせをした。 この場所を指定するとき、つい「えべっさんの前で」と言って、先方を戸惑わせた私だが、関西人にとって、恵比寿様=えべっさん。 そういえば大型バイクの免許を取得しに教習所に通っていた頃、1月10日に教官から、「今日は何の日ですか?」と聞かれたことがある。迷うことなく私は「えべっさんです」と答えた。そう、元気よく。 教官はしばし、ポカンとした顔をしたが、すぐに威厳を持った表情で「110番の日です!」と声を荒げ、オートバイによる事故率の話

          高級食パン

           最近、高級食パン屋が花盛り。ふと学生時代にバイトしていたラジオ関西の近くにあったパン屋を思い出す。  昔ながらの店構えのその店は、人のよさそうな老夫婦が切り盛りし、食パンはハトロン紙に包まれて古びたショーケースに並んでいた。素朴な菓子パンやクッキーもあって、さすがエキゾチック神戸のベーカリー! さっそくクリームパンとクロワッサンを買って須磨のビーチでワクワクして食べたら・・・・。  うへえ~。すごくマズイ! クリームは凍っているし、生地はパサパサ。自分の人生の中でもトッ

          オレオレ詐欺

          以前、取材で知り合ったマダムがオレオレ詐欺の被害にあったという話を聞いた。頭脳明晰、エレガントでキリッとした雰囲気の方だったので、あんな聡明な人でも騙されるオレオレ詐欺って怖いなあと思ったもんだ。 どんな手口なのか、オレオレ詐欺の電話を一度は体験してみたいと、心待ちにしていた頃、ちょっと趣は異なるが、“俺様”から電話がかかってきた。 俺様「あー俺。かけてやったよ」 なんだか思いっきり上からの態度である。詐欺か勘違いかわからないが、ともかく待望の俺様からの電話に心躍る私。

          オレオレ詐欺

          いなかもん

          西新宿の新宿NSビル内にある企業に取材に行った。 ここに来ると東京に来たばかりのことを思い出す。 アポを取る際に、取材先に住所を聞いたところ、担当のオヤジが「住所はNSビル」と吐き捨てた。 冠に地名もつかないし、間違えたらエライことなので、それはどこにあるビルなのかと尋ねたら、「あなた東京の人じゃないね。東京の人ならNSビルといえばすぐにわかる」と言われ、おっしゃる通りのいなかもんなので、「そう、そうなのか、こりゃまた失礼」と思ったもんだった。 ビル名を言うだけで「あ、あ

          京都ひとり旅。

          私が京都出身だと言うと皆さん必ず、「いいですね~」と言ってくださる。イケズな私が、じゃ、どこがいいのか尋ねると「うっ」と言葉に詰まる人が多いのは、きっと「よく知らないけど、なんとなくいい感じ。たぶん」なイメージが先行しているのだろう。 以前、三千院に取材で行ったとき、カメラマンが忘れた機材を取りに駐車場に戻ったので、一人で庭を散策していたら、亀井静香似の男性に声をかけられた。 静香「一人旅、・・・ですか?」 わし「あ、いえ・・・」。(事の次第を説明するのもじゃまくさいし)

          京都ひとり旅。

          カッコいいは難しい。

          カッコいいって何だろう? まあ、好き嫌いの話といえばそうなのだけど、私は顔にペイントして、制服みたいに同じシャツ着て踊るサッカーファンをカッコいいとはあまり思えない。阪神ファンのメガホンやジェット風船がカッコいいかといわれれば、決してカッコよくはないし、むしろ野暮ったいのだが、それは“許せるカッコ悪さ”なのだ。自分にとって。 この境目は何かというと、恥ずかしさの沸点なのである。 たとえば、高倉健の仁侠ものは様式美すぎて照れるけど、仁義なき戦いのヤクザたちはカッコいい。文

          カッコいいは難しい。

          プラム梅川

          花粉がひどくて鼻水ずるずる。 鼻かみすぎて、ティッシュ山盛りで、お盛んな感じ。 やらねばならぬ仕事を前にして、クシャミで集中力が続かず、いろんなものが頭をかけめぐるのだが、「仁義なき戦い・広島死闘編」の大友勝利は、誰かに似ていると思っていたら、三菱銀行北畠支店にろう城した“プラム梅川”じゃないか!  あのシャッターの前の映像と、梅川が射殺されて遺体が運ばれる際に、運んでいた刑事(?)が、つまずいてズリッとこけそうになって苦笑いしていた顔など、鮮明に思い出す。って、こうい

          花粉症邂逅

          私が花粉症と診断されたのは、2005年のことだった。スギとブタクサの花粉症である事実をつきつけられ、かなり凹んだことを思い出す。 花粉先輩のヘレン姐に自由が丘のそば屋で慰労してもらった。 会話の中で、ヘレン姐の杉浦日向子の「ひなこ」の発音が吾妻ひな子に聞こえてしまい、帰り道でひな子師匠のことを思い出していたら、なぜかタイヘイ夢路を思い出した。そしたら三人奴を思い出したのはよいが、メンバーの名前が笑顔と笑美子と、もう一人の真ん中の男性の名前が思い出せず、ネットで検索したら「小