見出し画像

紅葉

紅葉を撮るときは、「色合い」と「シチュエーション」にこだわって、ただ撮っただけの写真からランクアップさせます。今回は「色合いにこだわる」ことを詳しく説明します。

きれいに発色している葉を選び、思い切ってそこにぐっと近寄ってピントを合わせて撮影します。このとき、メインの被写体に選んだ葉の色が際立つような構図にします。下の写真だと緑の部分がすこし入っていることで、赤と黄色が際立っています。

紅葉している木々全体を写したいときには、色合いのバランスを考えます。赤と黄色、黄色と緑など2色程度だとバランスが取りやすいと思います。部分的に色がかたまるより、下の写真のように黄色と緑がバランスよく配置されていると、お互いの色が邪魔になりません。

メインの被写体にぐっと近寄れていなかったり、色合いのバランスが取れていないと、下のようにまとまりのないぼんやりとした写真になってしまいます。

目の前の景色(空間)をきれいに残したいけど、どう撮ればいいかわからないというときは、ローアングルで撮影してみてください。いつもの(じぶんの)目線とはすこし違った写真にしてみてください。

紅葉は「ポートレート(人物写真)」を撮る絶好のチャンスです。ポートレートで重要な「背景」を色鮮やかにしやすいからです。被写体が着用している服の色、似あう色の葉を背景にしてください。有名な紅葉スポットでなくても、公園の隅にある木、家の近くの並木道などでも、構図を工夫すればいい写真を撮ることができます。

紅葉の見ごろが終わってしまっている場合は、落ち葉を撮影しにいきましょう!そのときは「紅葉(落ち葉)」を読んでみてください。

撮影場所の情報
兼六園(石川県金沢市)
長寿寺(滋賀県湖南市)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?