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触発。 そして、わたしは吐き出した。

みんなの詩を読んでいたら、なんだか恋したくなっちゃいそうで、それは困るんだけどなーと、困っています。

先程、ある素敵な詩に触発されて、自分の感情を抑えきれなくなってしまい、ふと、もう抑える必要はないんだと気が付きました。なので、今から発散していきます。

わたしは3年前に別れた恋人をまだ愛していて、それだけが理由ではないけれど、もう恋はしないと心に決めた恋愛大好き人間です。だから、困っている訳です^^;

彼と出逢ってから10年間、わたしが気持ちや感情を抑え続けてきた最大の理由は、彼の職業がホストだったからでした。ホストの彼女は、恋バナが出来ないのです。

彼は現役のホストでしたが、その店舗の総支配人でもありました。後から知ったことですが、その店舗では、女性に対して「彼女」「付き合っている」という言葉を一切使わないように従業員に指導していました。お客さんに誤解をさせないようにとの配慮と、女性の恋愛感情を利用するような従業員を制するためとのことでした。

そのルールを決めたのが総支配人の彼だったので、彼はわたしのことも絶対に自分の彼女だということを認めませんでした。お客さんではないけれど女性だったから。従業員には普通に話していたらしく、本当にルールだけの問題だったらしいのですが、そこはそのくらいにシビアな業界でした。恋人に彼女と呼んでもらえなかった。

固い信頼関係を築くまでの最初の一年くらいは、とにかくいちいち難しいことばかりでしたが、彼氏さんは、信頼関係の上で恋愛関係を築いていくことで、わたしから徐々に不安や猜疑心を取り除いていってくれました。

彼との交際関係の中でわたしが一番辛かったのは、彼がホストだと知れると100%「騙されてるんじゃない?」というアクションが返ってくることでした。
心配しでくれる気持ちは有り難いのですが、彼だけではなくわたしも疑われるんだと分かって、やりきれない気持ちになりました。否定や反論をしても証拠も何もないから無駄だし、ヘラヘラと笑うしかありませんでした。

わたしは騙されてなんかいない!!
あっちゃんをバカにしないでよ!!
とりあえず初めて言えました(笑)
やはり自分より彼が疑われているのが辛かったです。
あんなにいい人はいないのになぁと思っていました。

ホストという職業については今でもまるで分かりません。彼との間では無関係のことだったし、お客さんでもないから店舗のことも知らないし、どうでもいいです。
ただ、自分の彼氏さんが情熱を燃やし全てを賭けて、死ぬ気で頑張ってきた仕事を恥じるつもりはありません。

自分はともかく、わたしの彼氏さんを疑わないで欲しかった。わたしが選んだ人を嘘つき呼ばわりして欲しくなかった。彼のこと職業だけで判断しないで欲しかった。

わたしは、彼氏さんのことみんなに自慢したかったの。
恋バナもいいんだけど難しいなら仕方がない。でも、あんなにカッコよくて素敵で優しくて…自慢したかった。

全てが過去に変わった今、ようやくわたしには恋バナや彼氏自慢が許された。だけどあっちゃんはもういない。

あっちゃん、わたし、今までずっと、あっちゃんのお仕事を心から誇ることはどうしても出来なかった。だって知らないもん。でも、ずっとずっと、それが本当に悔しくて悲しくてたまらなかったんだ。あっちゃんの愛したお仕事だもん。わたし、もっと信じても良かったよね。
直接言えたら良かったけど、わたし、あっちゃんのお仕事、本当はすごいと思ってたんだ。言えなかったんだ。
傷付く人、救われる人、いろんな人たちがいたから、わたしみたいな部外者に何が言えるのか、そう思ってた。
あっちゃんのお仕事は尊いものだよ。だけど哀しいね。
誰もわたしたちのこと、祝福してくれなかったもんね。
10年間プラトニックで頑張ったのにね、内緒だけど。

なんか最後に曝露したらちょっとスッキリしたかもなー
次こそは彼氏自慢するんだから。元彼だけどいいよね。
山ほどあるから大変だけど(笑)こうして全部吐き出してしまえばもっと綺麗な心で貴方を愛していけるよね。

今日もお仕事頑張って。
ありがとう、大好き、おやすみなさい。




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