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私がオバさんになっても、それを認められない理由

私の両親は、昨日結婚45年を迎えた。どうやら、サファイヤ婚というらしい。(金婚式から連想した、商業臭がする記念日ではありますが(笑))
私は両親の結婚の翌年に生まれた長女なので、年齢的には間違いなく「オバさん」である。私だって、小さい頃はもちろん、学生時代にだって、今の私の年齢の女性のことを、何も考えずに「オバさん」だと思っていた。

でも今、そのオバさん年齢になっても、他人に「オバさん」と言われると、ウッと来てしまう。認めたくない。
それには多分、幾つか理由がある。

まずひとつは、自分に子どもがいないこと。
私は結婚していたことがあるが、子どもはいない。親になったことがない。子育てしたことがない。
だから、親の気持ちがわからないし、親として扱われたことがない。
だから、子どもや若い人と関わる時に、「親」としてではなく、「歳上のお姉さん」的な立場でしか関わることが出来ない。
だから、オバさんではなくお姉さんでありたいのではないか。

もうひとつは、きょうだいにも子どもがいないこと。
私には妹がいるが、妹にも子どもがいない。つまり、「伯母さん」と呼ばれたことがない。これも結構大きいんじゃないかなと。

そう考えると、オバさんという呼ばれ方、立場には、私にとっては子どもという存在がずいぶん大きいのかなと感じた次第。
子どもがいなければ、何歳になっても、自分のやりたいことを最優先に生きていけることが多いから、精神的に子どものままでいられる部分もあるのかも知れない。若さを保てるというか、大人になりきれないというか。

でも、親になってもオバさんになっても、オバさんと呼ぶには憚られるような女性もいる訳で。

芸能人だから特別、と言わず、中身も外見も、自分的に満足できるような暮らし方が出来たらいいなという、コロナ太りまっしぐらな自分へ、改めて言い聞かせているところ。

#私がオバさんになっても #年齢 #独身 #アラフォー #自分らしさ

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