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【ランチェスター戦略】弱くても勝つ!【信長、謙信、連合艦隊etc】

企業の戦略は合戦や軍事学から応用された。

町の喧嘩を想定しましょう。同じ力量とします。
Aグループは5人。Bグループは10人。
戦力は二対一。
Aは5対10で勝つ可能性があると思いますか?
経験則からそれぞれを二乗して比較すると正解とされる
つまり25対100

多数の相手にはまともに挑むな

という法則です。

歴史や合戦記事を書いているので それで説明

■川中島の戦い

信玄隊主力が謙信の布陣する山に奇襲。
謙信は裏をかいてもぬけの殻にして川中島の少数の信玄本体に総攻撃。
兵数で劣る上杉が数的優位を作り押し込んだ。

■戊辰戦争


寡兵でも武器でイノベーション、有利な態勢の瞬間を狙う!

■桶狭間の戦い

狭間が出た
優勝候補筆頭の今川軍は桶狭間で伸び切った縦列行進。
その先頭で籠に乗り眠る義元めがけて織田全軍が奇襲して大成功。

近くの神社での出陣式での話は面白いです。
神の託宣を聞く として信長は銅銭を投げると言い出した。
銅銭の表が上になれば勝ち、裏なら負け。
神前で信長は投げた。
表が上です! と大声で叫ぶ配下の声に全軍は沸いた。
その時に神社の裏手から吉兆を示すといわれる白鷺の群れが飛び立つのが全軍に見えた。
「大いなる吉祥である。必ず勝つ!」
と信長は大声で叫んだ。
ところで。。
じつは銅銭は二枚張り合わせたもので、絶対に表が上になるように貼りつけた。シラサギは事前に捕獲しておき、神社の裏手にいた兵士が合図に合わせて籠から出し、飛ばせた。

兵士の士気や勢いは数理モデルのランチェスター法則では抜けていますが信長はここも押さえていた。凄い。

として、

信長は寡兵による闘いはこれ一度だけ。これ以降は常に数的優位を確保してから合戦した。ちなみに、のちに上杉の寡兵に織田大軍は負けている。
川の増水や味方の仲たがいや疫病。モデルに想定されていない、組み込まれていない事態が起きています。
上杉謙信は状況判断に優れ、かつ勇敢な異様に優秀な指揮官。これは数理モデルの範囲外の要素です。

■日本海海戦

砲門は船の横についている

記事にないことを書くと、東郷艦隊は全船で速度を合わせて全体でフォーメーションを組むという戦術のイノベーションを成し遂げている。
火薬は世界最先端の下瀬火薬装備。
下瀬氏は、「ムッシューシャボン、ボンジュ―」とフランスの化学者に最新火薬の説明をされているときに、なんとか入手したいと考えた。
欲しいといったところで、くれるものでもないと考え、叫び声をあげて転倒したふりをして火薬に飛び込み衣服につけた。その衣服に付着した火薬を分析して独自に作ったとされます。なんか嘘くさい。そのエピソードはともかく火薬は本当に先端でした。

兵力×武器。

宣伝広報にしても得手不得手 立場により戦い方は様々です。
動画広告、ネットでのクリック広告、チラシ、応援者への郵送や配信。
記者との関係づくり。

インフルエンサーに裏で便宜を図る等々
物語やフレーズやコピーを作ることも大事ですね。
ネットでマーケティングするとウケるフレーズもテストできる。
試行錯誤の場が増える。


ナンバーワン戦略


ランチェスター戦略はわかりやすく言うと【カテゴリー1位戦略】
数に二乗するために一位が強い法則。
では、どれほど一位が強いかテストしますね?

【質問】
。アメリカで一番古い大学は?
自信はないでしょうがとっさのそれはたぶんあたりです。

。日本で二番目に高い山は?
私も知りません。

アメリカで一番古い大学?





それであたりです。ハーバード大学です。

ネット選挙に乗り出すべきという意見


ランチェスターの法則とは、「戦闘力=兵力の質✕量」という法則です。戦いにおいて「戦闘力」はとても重要です。「戦闘力」を数学的に、定量的にアプローチすることをはじめて論じたのがイギリスの数学者でエンジニアでもあったランチェスターです。ランチェスターの法則では、1位を強者、2位以下をすべて弱者と定義します。
戦力差を算出可能にした第一法則・第二法則

ランチェスターの法則には有名な2つの法則があります。

第一法則は弱者の戦略

第一法則は一騎打ちの法則とも呼ばれていて、一度に一人の相手と戦う一騎打ちをイメージしています。戦国時代の近距離戦をイメージすると分かりやすいでしょう。

竹槍を持った兵士が10人いる側と20人いる側では、20人いる側の戦力が10人残り、10人いる側は全滅。竹槍を持った兵士が10人いる側と銃を持った兵士が10人いる側では、銃の武器効率が高いため竹槍側が全滅。

計算式にすると、戦闘力=武器効率(質)× 兵力数(量)です。兵士の戦闘力が同じであれば、兵士の多いほうが勝つ、というものです。これは中小企業に当てはめると兵力で大手企業に勝てないことが多いため、質(兵士の戦闘力)を高めていくことが一般的にとるべき戦略といえます。

中小企業は数で負けてしまう可能性が多いため地の利を活かし、局地戦(得意分野など)に追い込み、相手の戦力を減らすことが重要です。よって中小企業では、本人のパフォーマンスが上がるのであればフレックスな勤務体系にするなど、個々の戦闘力を上げる内部施策が有効に働きます。

第二法則は強者のための法則

第二法則は集中効果の法則とも呼ばれていて、一人で複数の相手を同時攻撃する広域戦・遠距離戦をイメージしています。近代的な戦いをイメージすると分かりやすいです。

戦闘力=武器効率(質)× 兵力数の二乗(量)

同じ武器効率の銃を持った10人の軍と、5人の軍が戦った場合、戦闘力は兵力数の二乗に比例し、10の二乗−5の二乗=√75=8.66(小数点3位以下切り捨て)(武器効率は同じなので兵士数の2乗のみで計算)となり、小数点以下を切り捨てると8人生き残るということになります。

■大手の戦略

1対多の戦いにおいては、そもそも多数に対して破壊力を持つわけですから、わずかの差が非常に大きな戦果の差になります。分かりやすい例を見てみましょう。ビッグ4と呼ばれるApple、Google、facebook、Amazonの4社でも、ある程度の追撃をしますが、シェアNo1を取っていこうという戦い方はほとんどせず特定分野でのNo1を死守する戦略が基本となっています(Googleならば検索など)。よって、強者がとる戦略というのは、弱者が行って成功した戦術を真似し、それを数で圧倒し、膨大な資金によって広域に拡散(もしくは成功を買収する)させます。これは資金の有効的な投資が鍵となります。

人材の確保では、人材獲得サービスを使うことからヘッドハンティングへ。さらに人材獲得のためには企業買収など。とにかく火力(資金力)に物を言わせた攻勢と、代理店や宣伝などを利用して広域の覇権を取るような打ち手が基本です。

この法則から大企業のように兵力(資金や人員などのリソース)が優勢な場合は第二法則で戦うべきで、大企業よりも兵力が劣勢な中小企業は特定分野に特化し第一法則で局地戦を行ったほうが良いということになります。
マーケットシェア理論でシェアごとの戦術を理解する

ランチェスターの編み出した法則を応用し、市場シェアについてのある興味深い数字が算出されています。市場シェアをどれくらい取ればいいのか、という目安です。これはマーケットシェア理論と言われています。

73.9% 独占的になり地位が圧倒的な安定となる。
26.1% トップの最低条件、これを下回ると1位でも安定はない。
10.9% 市場全体に影響を及ぼせるようになり、足がかりの数値とも。
06.8% 市場への影響力を失う、撤退の目安とも。


ランチェスターの法則とは?強者に立ち向かう差別化戦略の実践方法|ferret https://ferret-plus.com/534 @ferretplusより

大軍には勝てませんよという理屈なので 局地優位を作り出す

いかがでしょうか

戦い方のバリエーションは無数

では

■最後に

桶狭間で勝った信長。
最大の恩賞を与えた家来は今川軍の動きを追い続け、あの日あの夜 今川隊は伸び切って桶狭間で休憩する と動きを伝えた家来でした。

信長は思ったことでしょう
【勝てる】

死命を制するのは情報とその正確な分析です


ありがとうございました


戦いは常に強いものが勝つ
勝つこと
それは決して偶然ではない

~二か月前まで学生だった私が当時書いてみたコピー~

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