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嫌いになる人なんていないんじゃないか…と感じるくらい「添加物不使用」な好感度だったスピッツ。

先日、スピッツが出ている音楽イベントにラッキーで滑り込むことが出来ました。
初のスピッツライブでした。

私は驚いた。
なんなんだあの好感度の高さは。

あれ?何この感覚……好き…
嫌いになる人いないんじゃない…?
ってずっと思っていた。

こういうこと書くと「いや、自分はそんな好きじゃないしそんな存在が存在するわけないだろう極端なやつだな」みたいな気持ちを巻き起こす人がいるんだろうなーっていう余計な私の頭の中の声を無視してでもこのことは書いておきたい。

予想はしていたけど歌が本当に響いちゃって。
すうっと心に染み込まれて、超眉毛下がった。
序盤、あまりの染み込みに不安になって一緒に行った隣の人を見たら同じ顔してて安心した。

とにかくボーカル草野さんの可愛らしさが凄まじかった。
スピッツライブによく行く人たちからお噂はかねがね聞いていたけれど、本当にそうだった。真実だった。

丁寧な口調で後輩バンドを讃え、自分たちも頑張るよーと少しのユーモアを加えながらも気持ちを真摯に伝え、そして歌う。
なんか、このスタンスって凄いなと思った。

ライブでもショーでも舞台でもなんでもですが、自己顕示欲を感じる瞬間てやっぱりあるじゃないですか。
少し今このMCに置いてかれている…。みたいな。
そういう瞬間が一切なかったんですよね。

それ、凄いなと思って。
歌手という、歌い手という使命を全うしまくっているというか。
歌って、ゆるーっと喋って、そして歌う。
当たり前に歌うことがメインで、他の要素が一切邪魔しない。
歌でグッときて、MCでふふふってなって、また歌でグッとくる。

不純が一切見つからない。
なんでそんなことが可能なの...。

太陽って言うよりは月とか風に近い陰りもあって、
だから余計響くみたいな。
なんでそんなことが可能なの...。

小学生の頃から、「スピッツの歌はいつも好きになる」という感覚が更新され続けている。
ここまで長くバンドが続いて、コンスタンスにライブハウスに出演して、メンバー同士ずっと仲が良いともっぱら評判で。
今あげたこれらの要素が実はどれだけ凄いことか。

なんか、色々書けば書くほど伝えたいことがうまく伝わらないんじゃないかと不安になるこの気持ちはなんだろう!
スピッツのライブに、余計なものが一切入っていない、
「添加物不使用」みたいなものを感じたからだろうか。
それなのに音楽にやっぱり独自の難解さみたいな部分があってもう。
好き...........。

私の言葉が読む人にとっての余計な添加物になっていないか不安になる!

そんな気持ちになるようなバンドでした。
スピッツ。
またライブ観に行きます。

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