【映画感想】「僕だけがいない街」(2016)

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●もう一度観たい度 ★★☆☆☆

●度肝抜かれ度 ★★★★☆

●かじりつき度 ★★☆☆☆

●子役かわいい度 ★★★★★

【あらすじ】

主人公の悟(藤原竜也)は時々、事件や事故が起こる瞬間の時間を繰り返し経験する特技(?)の持ち主。事件や事故の原因を突き止めて対処するまでその「リバイバル」と名付けた現象は起こり続ける。謎の体質だね。

ある日、母親が何者かに刺殺され、犯人に間違われないように逃げ回っている最中にリバイバルが起き、なんと18年前の小学生時代に戻ってしまう。

その時代に起きた児童連続殺害事件が母の刺殺に関わっていると気づいた悟は母を助けるため、同級生を親の虐待から救い、事件を防ごうとする。

【感想】

まず観てる最中に「?」が浮かんだことがいくつか。

主人公が「リバイバル」という特殊能力を持っていること自体に「なぜ」とかは一切ないのは別にいいが、その設定に馴染む前に大事件(母刺殺で18年前にリバイバル)が起きちゃう。

母が殺されてすぐ救急車を呼び、犯人らしき人物を追ううち、自分が犯人と間違われる不安で警察から逃げてしまうんだけど、なんで逃げるのかまったく共感できない。

主人公が売れていない漫画家であること、バイトの同僚の片桐(有村架純)といい感じの雰囲気になること、が果たして必要な要素だったのか私には読み取れなかった。

連続殺人犯が先生(及川光博)だとわかっててなんで車乗っちゃうの?

開き直った先生(及川光博)に川に突き落とされた悟少年(中川翼くん)はそのあとどうなっちゃったの?(リバイバルから現代に戻るとこの継ぎ接ぎがぐちゃぐちゃじゃないですか!)


・・・と、思ってたのと違う感満載でしたが、原作やアニメと比べて圧倒的に時間が足りないことから端折られた結果、らしい。

見どころだと思ったのは18年前のシーン。子どもたちがとてもかわいくて上手い。虐待から女の子を助けるまでの流れは引き込まれるものがあったし、キュンとするシーンも。

また、藤原竜也さんは結構好きな俳優さんだけど、彼といえばあの演技、みたいなのが簡単に想像できるタイプ。今回も安定の藤原竜也。。。だけどあれあれ?今までの役のどのタイプとも違うけど自然な感じ。そう言えば今までの役だってクズ・天才・ダサい・イケメンなど、実は多彩な役をやってきてる。

藤原竜也って、どんな役でも藤原竜也色になるけど、全部が自然で全部がハマり役、もしかしてこれがホントのカメレオン?と思ってハッとした。

そう思うと断然面白くなってきて、画力ぐいっと上がった気がしたんだけど

最後お墓になっちゃったー。。。なんか主人公が死ぬタイプの作品じゃないと思ってたから、結局最後も、思ってたのと違う感・・・


それにしてもヒロインの名前「片桐あいり」って・・・・。



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