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スタディーツアーの前と後

株式会社Canvasさんは医療専門職の資格取得後の方を対象としたリカレント(学びなおし)プログラム「スタディツアー」を開催されています。
今回そのスタディツアーの新しいカタチとして「家族参加型」の
ファミリースタディツアーが開催され、参加してきました

今回は今私が頑張りたいと思っている活動について、ファミリースタディツアーの経験をとおして感じたことをまとめようと思います。
本当はもっと早く書きたかったけど、、、、師走。

いいしょわ倶楽部

  いいしょわ倶楽部とは地域の子育て世代夫婦に向けたワークショップの開催を主活動としている作業療法士のグループです
育児期のご夫婦の「作業バランス」に着目し、自分らしく・夫婦らしく・家族らしい生活を送るためにどうあるのがより良いかをご夫婦で話し合っていただく機会の提供を行っています
2023年活動を開始し、2回の対面ワークショップと1回のオンラインワークショップを開催しました

いいしょわ倶楽部初イベント。大分県男女共同参画フェスタ内にて企画出展したもの。


実際開催をしてご夫婦とお話をするととても満足して帰っていただけるし、この内容はとても意味のあるものだと本当に思っています
ただやはり集客というところがいま一番の課題となっていて、どんなにいい内容であっても必要な人に届かなければ意味がない。作業療法をしらない人にどうやってアプローチしていくか。
今回のツアーですこしでもヒントがないかと思いながら参加していました。

なぜ育児期夫婦にアプローチするのか

理由として挙げられるのが、私が苦しかったから

私には子どもが3人います
就職してから(学生の頃からかも)1人目、2人目を育てている間までの私は正直あまり真剣に仕事(作業療法)をしていませんでした
もちろんサボるなんてしないし、仕事は好きでしていました。そこそこに仕事をして、子育てして、夜や休日はゆっくりのんびり過ごす…そんな普通の毎日
それが年齢を重ねてきたのもあってか急に将来の不安が押し寄せ、何かしなければならないと情報収集をし、そこからわずか1,2年。
私の人生は大きく変わりました。寝ても覚めても作業療法が近くにある生活
多くの素敵な作業療法士の方々と繋がれる毎日
私の中で作業療法という仕事が一気に濃く彩り始めました
しかしそうなると難しくなるのがそれまでしていた習慣を変えるストレス。
それは家族がいる以上、私以外の周囲の人の習慣も崩すものでした
加えて三男は夜泣きのプロ。2歳半の今も一日何度も目を覚まします
なんだかうまくいかない日々。だけどなんでこなにイライラするかもわからない日々。何をどうすればよいのか。
そんな時、研修会でまなんだ作業バランスのことが頭に浮かびました
自分を客観的にとらえることで、現状解決とまではいかないけれど自分自身が何でもやもやしているのかは見えてきました。

これ、私だけじゃないよね

本当にこの気持ちだけでした
世の中の子育て中の人は多かれ少なかれ習慣の変化から作業を選択しているはず!(無意識的にも)
やらなけれならない作業や、することが求められる作業に追いやられている
したい作業も大切にしてもらいたい
そして夫婦になったからにはお互いにそれを大切にしあってほしい!!!
そういう思いが心の中にわいてきました
しかし1人ではどうしてよいかも分からず心のなかで留めておいた数ヶ月後、ひょんなことから専門学校時代の同級生と再会
そこでやりたい思いが一致していいしょわ倶楽部がスタートしました

だいぶ話が長くなった気がします笑

いいしょわ倶楽部は誰のため?

ここでようやく話の本筋にもどります
じゃあいいしょわ倶楽部の活動はいったいだれのためなのか
なぜワークショップを開くのか
今回のスタディツァーに参加して、ここがブレがちなことに気が付きました

・作業療法/作業について知ってほしい
・作業バランスを整えて健康で幸福な生活を送ってほしい

この一心で活動を行ってきましたが、これだと主人公は私達
いいしょわ倶楽部になりますよね
でもこの活動の主人公は地域の育児期ご夫婦のはず

育児期のご夫婦が主人公になったときに考えないといけない現状や介入することで得られる成果は少し違ってくるのでは…?
今までの私の考えはプロダクトアウトなものであり本当に届けたい相手の
ニーズ(困りごと)とはもしかしたらズレているんではないか…?
そもそも私は私自身の困りごとをその他大勢も同じように困っているはずと決めつけてはいなかったか…?
もっと地域に住んでいる育児期のご夫婦の声を聴く必要がある
そして困りごとに対し今の私だからこそできる支援の方法を考えたい

当たり前のことですが痛感しました
来年はもう少し地域の子育て世代の集まる場に足を運んでみることから始めようと思います

まだまだ始まったばかり
一つの形にとらわれず活動を行っていければと思います
そしてこの思いをメンバーにも伝えないとですね!

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