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本『うつヌケ』by 田中圭一さん

 私は真っ暗なトンネルを、いつ、抜け出ることができるのだろうか?

 鬱病(うつ病)。それは患者さん自身も苦しみ、医療関係者と患者の家族、友人、同僚までも巻き込む病気である。うつ病を克服してきた患者さんにしかわからない、そして、患者当人だからこそわかることがある。

 うつという暗い暗いトンネルを抜けてきた患者さん達の歩みを知りたいと思い、このマンガを手に取った。

 うつを抜けた17名の物語。職業はいろいろ、小説家、ミュージシャン、ゲームクリエイター、外資系OL、AV監督などなど。
不安を拭い去るために、スポーツしたり、とある人へ連絡したり、旅に出たり・・・

 どんな気持ちで病気と向かい合えばよいの?何をすればよくなるの?医師とはまた違った目線で共感でき、アドバイスが散りばめられている。
もっと早くこの本に出会っていたら、孤独感少なく、うつちゃんと早く仲良くなれたように思う。

 今まさに暗いうつトンネルの中で戦っている人、その人を傍で見守る人に特におすすめです。勇気づけられますよ。

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