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お米作りと人生って似てるってお話 #3

いつも食べてるお米ってどんな年間スケジュールで育つか皆さんって知ってますか?
うちは祖父母が稲作をしていたので、田んぼの状態をみて季節を感じるような環境で育ちました。

夏の田んぼは、伸び伸び育った稲で美しい緑色になり、秋の田んぼは、お米のなった稲で埋め尽くされ黄金色に輝いていました。

そんなお米作りと人生って似ているなぁと思ったので、今日はそんなお話をしようと思います。
じいちゃんからの大事な教えをあるので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!

人生にも春夏秋冬がある

人生ってすっごく良い時もあれば、なんかなにやっても上手く行かない悪い時期もあるじゃないですか。
でも見方を変えれば、「今人生においてそういう時期なんだ!」と捉えて、その時にあった行動をすれば悪い時期なんてないんじゃないかなぁと思ってます。


私が思う人生の春夏秋冬とは??


稲作:田んぼ作り〜田植え
人生に種まきをする時期。
新しいことを始めるには最適な時期で、しっかり基礎となる土台づくりに重点を置く時期。

稲作: 稲を育てるための管理
新しく始めた土台の上に、色々な要素を積み上げたり、伸び伸び成長させる時期。

稲作:待ちに待った収穫!
今まで努力が実り目標達成や夢が叶う時期。

稲作:土を休ませたり、次の春に向けた準備
自分自身を見つめ直して、人生の次のステージに向けて準備をする時期。

こんな感じかなぁと思っています。

大事な季節を飛ばそうとしてない?

突然ですが、私本当にToeicが苦手なんですよ笑
一応留学経験もあったりして、英語で話すことは嫌いじゃないどころかむしろ好きなのに、まぁ目標点数が取れない時期が何年もあって大分苦労しました。
でもなんで点数が取れないんだろう?って考えた時、基礎がちゃんと出来てないことに気付いたんですよね。(会話成立するから英語出来ると錯覚してた。)
英会話って、こちらの伝えたい!って気持ちがあれば少々文法が間違ってたって、相手も汲み取ってくれるんですがペーパーテストはそれじゃあ通用せず…(当たり前)

ちょっと前置きが長くなりましたが、
このことを季節で例えるなら、私は春の時期にきちんと土台作りをしてないのに、夏の時期にグラグラの土台の上に難易度の高い単語や、テクニカルな文法を積み、秋の季節に目標達成を夢見た訳です。
これで美味しいお米が食べれますか?(目標達成ができますか?)って話なんですよね。

春を急いで、夏どんなに頑張ったって得られる成果は知れてるんです。
かと言って、春に土台作りをきちんとしても、夏に育てる努力をしなければ、それはそれで秋に大きな収穫なんて出来ないんですよね。

勉強の話を例えに出したのですが、人生もきっと同じですよね。削って構わない工程なんてない。

お米も美味しくなるために試練がある

夏の田んぼってお水がはってる様子をイメージすると思うんですが、時々稲があるのに、田んぼがカラッカラに乾いてることがあって、私小さい頃に、おじいちゃんに聞いたんですよ。
「お水あげないとお米死んじゃうんやない?」って。
そしたら、じいちゃんは「美味しいお米になるために、わざとお水をあげてないんよ。」と教えてくれました。

つまり、どういうことかというと
土を乾燥させることで、稲は水を求めて根を地面に張り巡らせるから、強い稲に育ち美味しいお米になる!ということらしいです。

初めて聞いた時は、「???」だったので
幼いながらずっと頭の中に疑問として残っていたのですが、ある日ふと理解ができた時感動しました。

そしてじいちゃんはこんなことも教えてくれました。
人間もお米と一緒で、試練があるから強くなれる。なんでも与えられて恵まれてるだけじゃ、深みのある人間にはならん。

何も上手くいかない時期も大切な時期

ここ3年間くらい私、まるで自分が自分じゃないみたいに迷走してたんですよ。
周りの人や友達には恵まれているので毎日は楽しいですし、それなりに達成出来たこともありました。
けど、私ってこんな人間だっけ?って思うこともあったし、なんで上手くいかないんだろ?ってこともあって…自分の進むべき道がまるでわからない、そんな3年間でした。(最近抜け出しつつある。)
人って、最悪な事態に巻き込まれてる時よりも、進むべき道が分からない時が1番苦しいんじゃないかなって私思うんですよね。まさにそんな時。

それで、私占い結構好きで、四柱推命っていう統計学を元にした占い(スピリチュアルなものではない)で自分の運勢見てもらったら、まさにドンピシャ。笑
しんどいなぁーって思ってた3年間は、運勢的に冬の季節にいました。
※四柱推命による春夏秋冬は12年周期です。

私は占いを参考にするタイプなので、
占い信じないタイプの方は「なにもかも上手くいかない時」と自覚している状態って思って、読み進めてくださったら嬉しいです。

運気が冬の時期だからって、マイナスに捉えて、全て上手くいかないと諦めて、なにもしないのは違います。稲作と同じで冬には冬の過ごし方や、するべきことがあって、人生においては、自分と向き合う大切な時期だと私は思います。

田んぼも収穫が終わった後に土を休ませるように
駆け抜けた春夏秋を思い返して、振り返って
頑張ってきた自分を労う。
そうやって少し休んだら、改めて自分はどういう人間なのか、どう生きたいのか、どうありたいのか考えてみる。

そしてまた春が来た時に、更なる高みに行くため、新たな自分になるための田んぼ作りから始める。

冬の時期は、他の季節より思うように、前に進めなくて苦しいと感じることもあるかもしれないけれど、冬の季節も抜かしてはいけない大切な時期だなぁと学びました。苦しくてもがいてもいい、それも大事な経験だから。

おわりに

今日書いた話に出てきたじいちゃんは、もうこの世にはいませんが、とても厳しく、とても温かくて優しい人でした。
良いことがあった時も、苦しいことに直面してる時も、よく私はじいちゃんのことを思い出します。

大人になった今だから話したい話や相談したいことがたくさんあります。

けど、じいちゃんは小さい時から私の心にたくさん種をまいてくれていました。
ふとした瞬間に、眠っていた記憶が呼び起こされるように、じいちゃんが言ってたことはこういうことだったのか!とわかるときがあって、じいちゃんと対話してる気持ちになります。今回もそのひとつでした。

私も、誰かの心に種をまけるような、そんな人生を送りたいです🌱

最後まで読んでくれてありがとうございます。
あなたに幸あれ!


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