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Alejandro Jodorowsky インタビュー覚書「人生は喜劇と悲劇のダンス・・・」

 サンタサングレの特典映像、2003年(多分)のインタビューが面白すぎ。ザル頭からこぼれ落ちないうちに覚書。ただし、今のわたしの記憶に不正確に残っている範囲で・・・(笑)

 まずその前に・・・Wikipediaによると

 アレハンドロ・ホドロフスキー
☆1929年、2月17日(88歳!!!)チリ、トコピジャで生まれる
☆職業 映画監督、漫画家、セラピスト、タロット研究家

 うお~~っ!職業がすごい!著書が日本語で出版されていたら読んでみたいと思う。

 さて、インタビューでのホドロフスキー監督はすごく饒舌だった。
 断片的なメモ

☆人生は、喜劇と悲劇のタンゴだ。みんな踊る踊る・・・

☆わたしの作品は道徳と関係ない。正常は嫌いだ。

☆映画はイマジネーションだ。アーティストの多様性が生かされるべき。

☆ハリウッドは殺し屋だね。商業的で芸術を殺している。

☆人間は複数の人格に支配されている。善とか悪とかじゃないんだ。ハリウッドはすべて善と悪だね。

☆俳優の中には監督をクソだと思っている人種がいる。ピーター・オトゥールは挨拶すらしようとしない。そんな奴に演技指導なんてできない。大嫌いさ。ああ・・今でも嫌いだよ。

☆大衆受けしない脚本だと資金を出してもらえないし、配給会社も見つからない。だから取り敢えず話が決まってから、脚本を変えればいいんだよ(笑)

☆脚本を勝手に変えていないか見張りが付いていたこともあった。

☆○○(名前を聞き逃した)はひどい奴だ、おかげで30年間、作品で1ドルももらえなかった。

☆(DUNE制作が座礁したことを受けて)デヴィッド・リンチの作品(ホドロフスキー監督の原作を元に彼が監督した「DUNE砂の惑星」)を観に行って、嬉しくなった。ひどかったからね。人の不幸を喜んだわけだよ(笑)


 かなり正直なお方なので、驚くとともに好感度アップ♡人間的でいいな。観た範囲でしか分からないけど、作品に監督の考え方が濃く反映されていると思って納得した。

 ふと思い出したけど、「サンタサングレ」のラストシーン・・・。あれはないよね。すごく違和感が残る。やっぱりお金ないと生活していけないから、ああいう筋書きが必要だったんだね。
 苦労されましたね~~ホドロフスキー監督( ノД`)シクシク…

さて、週末までに時間を工面して「エル・トポ」と「ホーリーマウンテン」観る!