チョコレートドーナツ観て泣いていた

ほんのちょっとしたきっかけで、週末にチョコレートドーナツを観た。気分はずっと「アンドレイ・ルブリョフ」なのだけれど・・・。勢いとか、ものの弾みってのは侮れない。
 白状すると、きっかけは主演?のアラン・カミングだ。家族が観ていた海外ドラマで、なんとなく気になっていたのだ。
 久しぶりに映画を観て(残念ながら劇場ではないけれど)アラン・カミングの演技に心動かされてしまった。テレビドラマではもったいない人。他の出演作品も機会があったら観てみたい。
 さて肝心の作品のことなんだけど、とにかく観終わってしばらく泣いていた。何が悲しかったって・・。差別ですよ。差別!許せないです。なぜ、こんなに純粋で愛情深い人たちや罪のない子どもが悲しい目に合うのだろうか。これは1970年代くらいの時代設定(実際の出来事を元にしているらしい)だから、今より厳しい状況だったと思う。相手役のギャレット・ディラハント(今まであまり買っていなかったけれど)が法廷で障害のある少年のために叫ぶ場面は感動的だった。しかし主張は通らず・・・。(いやしかし、完全に悪役の某お二人は、本当にひどい。今までも何回も悪い人の役で見かけた。こういう人も必要だけれど、ちょっと類型的過ぎるなぁ)
 あ、またとめどなく流れて行ってまとまらない。
 アラン・カミングの情感こもる歌は美しい💓本当に愛と悲しみが空気を震わせる感じだった。