101歳で監督!「アンジェリカの微笑み」

2015年に106歳で亡くなったポルトガルの映画監督マノエル・ド・オリヴェイラの作品。ご長寿にびっくり!さらに101歳で現役だったなんて!・・・という興味本位で鑑賞。
 不思議な魅力に、ひたひたと浸かるような時間を過ごせた。
 ご高齢だったから当然だけれど、今どきハリウッド映画とはまるで異なる静かな空気感。舞台となるポルトガルの田舎町の風景、人々の生活の様子、歴史ある建造物などが独特の雰囲気を醸し出しているのがわたしには魅力だった。よい意味で6年前の映画とは感じられないクラシックな映画。
 カメラを趣味とする青年が死んだ名家の娘(人妻だけど・・)の遺体を撮影!彼には彼女が目を開けて微笑んだように見えた。その瞬間に恋に落ちてしまうという・・幻想的な物語。奇譚とでも言おうか。ちょっと怖くてロマンチックで・・。こういう映画も好きだ。
他にも監督の作品が気になっているので、週末のお楽しみにする♡