「Blue Velvet」by David Rynchノスタルジックな旋律と印象的な映像が脳内を占拠している~!

大好きなツイン・ピークスの続編が放送されるという情報を得て、落ち着きをなくしているわたし(笑)
 監督はあのデヴィッド・リンチ。アレハンドロ・ホドロフスキーが監督するはずだった「DUNE」をさらってしまったお方(ただしDUNEは駄作だったためホドロフスキー監督は安堵する)。ホドロフスキー監督が一目置いていたあのデヴィッド・リンチだ。

 ツインピークスに夢中になったのは近年のこと。細かい部分は忘れてしまったけれど、非日常的な雰囲気、パラレルワールドに迷い込んだかのような感覚を忘れることができない。そして印象的なショットがまるで絵画のように脳裏に浮かぶのだ。「感動の渦に巻き込んで泣かせる」とか「リアルな人間の生活をしみじみと描く」とかいう作品とはまるで別物。

 実は一昨日「ONCE ダブリンの街角で」を鑑賞して、昨日リンチ監督の「ブルー・ヴェルヴェット」を観てしまったら・・・もういけません\(◎o◎)/!(せめて一週間空けるべきだった)わたしってヤツはリンチ監督の作品がたまらなく好きなんだということを実感した。(ホドロフスキー監督にも夢中だけれど・・)

 映画のタイトルとなったブルー・ヴェルヴェットは1950年代アメリカのヒット曲。どこかで聞いた記憶がある。もう一曲この動画の冒頭で流れる曲は初めて聴く。(デヴィッド・リンチ監督は好んで50年代アメリカの雰囲気を描いたそうだ。)
 まず、この2曲が流れるシーンはわたしの心をガッツリと掴んでしまった。場末のクラブで歌う悲惨な境遇の歌姫。この気怠い雰囲気。淫靡で哀れっぽい(歌は上手過ぎず、容姿も完璧でないところがポイント)巨体のホステスが侍る怪しい秘密クラブのオーナーがライトをマイクに見立て、ラジオから流れる曲に合わせて口パクで歌う♪・・・どちらのシーンも魅力的だ。

 わたしにとって映画の音と映像はかなり大きなウェイトを占めている。ストーリーとか主題などより大きいかもしれない。ジョン・カーニー監督ももちろん大好きだけれど・・・。比べられるものじゃないね(/・ω・)/

 付けたしだけど・・。カイル・マクラクリンが若い!このブルー・ヴェルヴェットの前には「DUNE・・砂の惑星」に出演して、それ以来リンチ映画常連となった。
おおお!!!・・・早くツインピークスのカイルに会いたいものだ♡

 春からちょっと多忙になってきて、一言つぶやき薔薇日記くらいがちょうどよいのだけれど・・。デヴィッド・リンチ監督についてはテキストでまとめたかった。まあ、今日はこのくらいにしておく。