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デビューしたばかりの作家さんへ伝えたい5つのこと(老婆心)

デビューして間もない作家さんへ。
無知が故、失敗と失態を繰り返したダメダメもの書きからの老婆心全開のアドバイスです。これから書くことは、完全主観ですので、「そんなのは違う!」 というご意見があると思います。イチ書き手の戯言と流してください。


アドバイス1.告知について

さて、デビューした文士さん
おめでとうございます!
自分の書いた作品が店頭に並ぶって天にものぼる気持ちですよね。

告知OKになりましたら、できれば、
(本当にできればです)
早めの告知をオススメします。
書店さんは二週間前の発注でしたら、発売日に間に合うとか。
ですので、二週間前には告知できていて書影も載せられたら好ましいです。
記憶に残りますので。

ちなみに告知には、出版社のご許可を取ってからにしてください。
(出版社によっては早めの書影公開はやめてくださいというところもあるそう、その時は仕方ないかと)

そして宣伝は、なるべく同じ宣伝を何度も何度も繰り返すも、萌え語りをしつつ、なるべく違う宣伝をするのをオススメします。

・初めての書籍でドキドキしている。
・こういうところをがんばった。
・こういう話が好きな人には喜んでもらえるかと!
・見て、この素敵すぎる表紙!

そんな想いを込めて伝えると、響くのではないかなぁ、と思います。
(これは読者的視点での意見です)

アドバイス2.宣伝の際


SNS等で宣伝の際は、公式サイトのアドレスをLINKしておくことをオススメします。
(あくまでも「主観のオススメ」です)
たとえば、拙著の拝み屋さんの場合、

KADOKAWA公式サイトより

ページの下の方にはこのように

ネット書店の一覧もあります。
ここにはすべての情報が集結しています。
ちなみに私の場合、ネット書店を利用する際は主に楽天なので、(ポストインが多いので)こうした一覧は親切かなぁ、と思います。
公式サイトが特設ページを作ってない場合は、読書メーターのページをリンクも良いと思います。

読書メーター公式サイト

※ちなみにこれはあくまで「オススメ」というだけです。
Amazonリンクは便利ですしそのまま書店さんに見せても、分かりやすいですから、そこはご自身の判断で🤚

アドバイス3.書店まわりについて


そうしていよいよ発売日!
発売日宣伝はしっかりしましょう!
SNSを見ると、著者が書店まわりをしているのをよく見かけるわけで、「よし自分も!」と思うでしょう。

書店まわりは必ず、アポイントを取ってから。
これは必須です。

突然、来店しても担当者さんがいなかった場合、
本当にわけが分からないんですよね。
「あ……では担当に伝えておきます。わざわざありがとうございます」チーン
という気まずい状態になったります。

基本的に書店さんは忙しいので、著者来店はちょっと大変な出来事。
せめてアポイント取って、なるべく迷惑を最小限にしましょう。

では、どうするかと言いますと編集さんに、
「書店まわりをしたいです。同行が難しいようでしたら、自分一人でまわりますので、アポイント取っていただけますか?」
と相談しましょう。

反対された場合は、引き下がる。
諦めがつかない場合は、
「〇〇書店さんは、近くにある憧れの書店さんでして、どうしても伺いたいんです。自分でアポイントを取っても良いですか?」
と食い下がるのも良いかもです。
それでOKでしたら、ご自分で書店さんに電話をし、

「〇〇出版社から〇〇という作品を刊行した〇〇と申します。実は近くに住んでいまして、一度ご挨拶に伺いたいのですが、よろしいでしょうか?」
(OKの場合)
「いつ頃でしたらお手隙でしょうか?」
と確認しましょう。
(ちなみに出版社さんによっては書店まわり自体NGにしているところもあるとか)

アドバイス4.来店の際


来店の際には、事前に書いておいた小さめの色紙を持参すると良いかもです。大きいのは邪魔になりがちなので、小さいのでしたら使ってもらいやすいと思います。

「これを書いてきました。もし良かったら使ってください」

とお渡して、許されましたら本にサインを書かせていだけるかも?
(本にサインは書店さんにとってもリスクなので、そのことは念頭に置いといてくださいね)

本のサイズの紙に自分のサイン&メッセージを書いて挟んでいただくのもアリかと思います。

アドバイス5.発売後のこと

発売後、あんなに密にやりとりをしていた編集さんから、ぱったり連絡が来なくなります。
それはそうです。編集さんは基本的に20人くらい担当していたります。
自分にとっては、たった1人の担当さんですが、相手にとっては大勢の中の1人であり、担当さんは次の締め切り、発売日に向けて忙しい。
発売後は、すぐに他の作家さんへ意識がいきます。

新人さんは、
「売れてるのかどうか分からない」
と、不安になったり、捨てられた気持ちになったりする方が多いのですが
悶々とせずメールしましょう。

「〇〇を本にしてくださってありがとうございます。ところで、売れ行きはどうでしょうか?私としては続編もと意気込んでいるのですが、やはり難しいでしょうか?」
と怖くても聞いてしまいましょう。
そこで「連絡しようと思っていたんです。ぜひ、続編を!」となれば、万々歳ですし、
「実は数字が芳しくなく、続編は難しいんですよね」
とお返事がきましたら、
「そうですか。残念ですが、切り替えます。自分的に〇〇が伝わりにくかった気がするので、もう一度、新たな作品でリベンジしたいと思ってます。今度は今アツイ、こんな要素を入れたものを作りたいと思ってまして、もし良かったら、新作のプロットを作ったら見ていただけないでしょうか?
と聞いてみましょう。

ここで濁されたら諦めて、また再スタートしましょう。
新作を書いてWEB等に発表しましょう。
ですが、プロットをしっかり見てくださり、真摯に向き合ってくれる担当さんでしたら、そのご縁を大切にしてください。
また、送ったプロットの返事が遅くても編集さんはそもそも忙しいです。
いっぱいいっぱいな時も多いです。
それを念頭に置いてレーベルの発売日を少し過ぎた頃、
「プロットどうでしたか?お返事ドキドキしながら待ってました笑」
と連絡してみましょう。

作家は、個人事業主で出版社は取引先です。
下手になりすぎず、かといって絶対に上からにはならず、より良い関係を築けられたら良いですよね。

そんなこんなで、私からの主観&老婆心全開のアドバイスです。
すべては、できる範囲でそしてやっても良いと思われたら、試していただけると!
誰かのお役に立てたら幸いですし、怒られたらすぐ消します笑
ここまで読んでくださってありがとうございました。

補足

大事なことをお伝えするのを忘れていました。

必ず名刺を作ってください。
その一枚の名刺が、人の縁を繋ぎ、新たな仕事へとつながります。
(メールアドレス掲載忘れずに)

デビュー前でWEB等に作品を載せている方も名刺を作るのをオススメしています。(作品やサイトのQRコード忘れずに)

デビュー前の方は肩書きに悩まれるそうで
(ちなみに私の肩書きはずっと「もの書き」です)

・もの書き
(割と使いやすい肩書きです)
・ノベリスト
(英語だとより素敵)
・クリエイター
(なにを作ってらっしゃるんですか?
と聞かれて話ができます)
・物語を書いています
(名刺にこう書かれている方がいて
素敵だなぁ、と思いました)

なにはともあれ名刺は必須です!
デジタル時代だからこそアナログの名刺は光ります!
ぜひ、作ってくださいね
(アドバイス6つになってしまいましたね汗)



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