掃除は雲ひとつない空のように

1つ、2つ、3つ……
最近の私は部屋の掃除を毎日してる。
毎日毎日ものを捨てている。
ああ、、、これも捨てなきゃな、あゝ、、、あれも捨てなきゃな、、、
捨てなきゃいけないものはたくさんあった。
部屋はどんどん広くなった。
それと同時に私の世界はどんどん狭くなってる気がした。何かを捨てなきゃ新しい世界は見えてこないとは思うけど、私は小さい世界に閉じ込められたって私が触ってきたもの一緒に過ごしてきたものが一緒にいてくれた方がいい気がした。
そんな今日は何となく顔をあげて空を見てみた。
雲ひとつない空だった。冬の色が綺麗な空だった。
広々としていてどこまでも続いてるようにも思えたが雲がないとどこか狭くも感じた。
私の部屋みたいだな。
何だかそう思った。

何かを捨てた世界は何か新しいものがやってくるのだろうか。まだまだ私は小さい世界で臆病に暮らしてるのかもしれない。
1つ、2つ、3つ……
楽しいものがやってくると信じて私はこれまで一緒に過ごしてきたものを捨てていく。

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